地下鉄爆破 <ロシアで!年末年始サンクトぺテルブルグ一人歩きの旅、地下鉄2号線でモスクワ駅下車、爆破駅も通過!テロに合わずに良かった!不思議と正月はテロがない!!??>
2017年 04月 08日
4月7日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「今月3日、ロシア第二の都市サンクトペテルブルグの地下鉄車内で爆発が起きた。
ロシア捜査委員会は4日、中央アジア・キルギス出身のロシア国籍保持者、アクバルジョン・ジャリコフ容疑者(22)による自爆テロとの見方を示した。
このテロの死者は5日現在、13人に達している。
ロシアでは、来年3月の大統領選をにらんで既に政治の季節が始まっている。
今回のサンクトペテルブルグでのテロ事件は、プーチン大統領に大きな打撃を与える。」と切り出した。
続けて筆者は、「なぜなら、ロシアの経済状態がよくないにもかかわらず、多数の国民がプーチン大統領を支持しているのは、1990年代のチェチェン紛争に代表されるテロと混乱が生きていないからだ。
今後テロが続くようなことになると、プーチン大統領の権力基盤に大きな打撃を与える。だから、当局は必死になってテロ組織を摘発し、テロリストを超法規的に殲滅する。当然、その過程で行き過ぎた捜査が行われ、人権侵害が起きる。
さらに当局は反体制勢力への圧力を強めるであろう。その結果、プーチン政権と欧米諸国の関係は一層悪化する。」と指摘した。
最後に筆者は、「安倍晋三首相は、今月27日にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する予定だが、今回は北方領土問題とともにテロ対策での実効性のある協力を会談の主要テーマにすべきだ。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
昨年の年末から今年の正月にかけての、日本の休日に、サンクトペテルブルグを訪ねた。
ここ数年外国の都市一人旅をしているが、今年は、エルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿を見にサンクトペテルブルグを歩いた。
ホテル近くの地下鉄2号線の駅からモスクワ駅まで地下鉄で行き、蜂起広場からネフスキー大通りを歩いて、途中カザン聖堂に入り、血の上の救世教会を見、日本総領事の前で日本の国旗を見ながら歩き、エルミタージュ美術館に入り、マーラヤネヴァ川沿いのマカロス海岸通りを歩き、ホテルへ。
その地下鉄でモスクワまでの途中に、自爆テロのあった駅があった。驚いた。
「ロシアでは、来年3月の大統領選をにらんで既に政治の季節が始まっている」とのこと、
「今後テロが続くようなことになると、プーチン大統領の権力基盤に大きな打撃をあたえる」とのこと、等等を教えてもらった。
世界から、戦争やテロなど人殺しを何とか根絶できないものなのだろうか?
なかなか根絶できないのは、世界中の為政者は、戦争やテロはなくならない方が政権基盤の安定に必要と思っているのだろうか?

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