廃炉費用 いつの間に高くつく<なんと、21兆5千億円!13年暮れまで11兆円の見積もりがか?>
2017年 02月 05日
まず社説は、「福島第一の天文学的事故処理費用、「過去に原発の恩恵を受けてきたから」と、結局は国民に広くツケ回し。過去に支払い済みの料金を値上げして、差額を徴収するなんて。そんなの、ありか。
東京電力福島第一原発の事故処理費。21兆5千億円。東京都の予算の3倍以上、とんでもない数字である。2013年暮れまで11兆円と見積もられていたが、2倍近くに増えた。
溶け落ちた核燃料(デブリ)の取出しだけでプラス6兆円という。
なにしろ放射能の壁の中、人が直接触れられない、近づくことも不可能な別世界。
とてつもなく困難な作業ということである。」と切り出した。
つづけて社説は、「東電は今月、2号機直下にロボットを投入し、溶け落ちた燃料の在りかを探る。
事故から6年になろうとする今も、“敵の”居場所さえ、はっきりとつかめていない。長い時間と巨額の費用をかけて、牛歩を続けていくしかない。
この先いくらかかるかわからない、天井知らずということだ。
その費用は、が払うのか。
東電がまかなうならば、電気代、政府が肩代わりするなら税金―。結局、消費者、国民に、ツケが回されるということだ。
賠償費用も約8兆円。経済産業省の考えるツケ回しの手法は、あまりにも理不尽だ。
託送料金。なわち、電力の自由化後も既存大手の独占状態にある送電線の利用料を引き上げて、原発の電気を買わない新電力の利用者からも、「過去分」として、広く、浅く、取り立てようというのである。
「新電力の利用者も、過去に原発の恩恵にあずかったからー」と、よく分からない理由をつけて、東電救済にひた走る。しかもそれが、われわれの知らないところで決められる。」と指摘した。
最後に社説は、「政府は非難指示を徐々に解除し、賠償を順次打ち切る方針だ。
被害者の救済には原因企業の存続が不可欠といいながら、事故原因の究明、被害の実態把握はそこそこに、補償費の抑制をひたすら急ぐーー。水俣事件とそっくりだ。
安産対策に限りはない。欧米や台湾で原発の新設が行き詰まるのは、福島に学んだからだ。“安全代”の急騰が、東芝という巨大企業の屋台骨さえ、揺るがしているではないか。
もちろん、被害者の補償を含め、事故の後始末には十分な予算をつぎ込むべきである。
しかし、だからこそ、「原発の電気は安い」などとは言わせない。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「東京電力福島第一原発の事故処理費。21兆5千億円。東京都の予算の3倍以上、とんでもない数字である。2013年暮れまでは11兆円と見積もられていたが、2倍近くに増えた。」とのこと、
「その費用は誰が払うのか。東電ならば電気代、政府が肩代わりするなら税金―――。 結局、消費者、国民にツケが回る」ということ、
「被害者の救済には原因企業の存続が不可欠と言いながら、事故原因の究明、被害の実態把握はそこそこに、補償費の抑制をひたすら急ぐ~。水俣事件とそっくりだ。」とのこと、等々を知ることがでっきた。
予測不能な過酷事故、予測できない損害賠償額、等々、原発は人間の管理能力を超える存在のようだ。
ジョルダーノ 「アンドレア・シェニエ」Umberto Giordano " Andrea Chénier " 19世紀に入り、現実をそのまま表現する写実主義の流れが西洋の美術や文学で現れます。絵画ではクールベ、文学ではフランスのフローベール、バルザック、イギリスのディケンズが写実主義の芸術を展開します。オペラの世界でもこの影響を受け、それまでの神話や英雄伝などの歴史物を題材としたロマン主義と異なり、同時代の人間の日常生活を写実的に捉える「ヴェリズモ・オペラ」という新しい性格のオペラが19世紀末に制...... more