車いすの進化 <東京オリンピックでは、さらなる進化でメダル獲得につながるといいなあーー!!>
2016年 10月 01日
まず筆者は、「今月18日に閉幕したリオデジャネイロパラリンピックは、選手個人の残存機能を最大限生かした美技とともに、補助具の進化にも目を見張った。」と切り出した。
つづけて筆者は。「競技用車椅子の国内メーカーとしては、オーエックスエンジェニアリング(以下、OX社と略)がよく知れれている。今大会でも、車椅子に乗る選手が多数活躍した。
OX社の創業者は、オートバイショップを経営し、レーサーやジャーナリストとして活躍していた故石井重行氏。1984年、試験走行中の事故で脊髄を損傷し、車椅子生活となった。
気に入った車椅子に出会えず、オートバイで培った技術を駆使して自作。やがて起業し、競技用車椅子を手掛け、実績を重ねた。3年前逝去。現在は息子さんが経営者である。
私が看護学生時代、実習病院で重行氏を偶然見かけた。長いスロープ、その急なカーブを、彼は素早く美しく、走り抜けていた。何よりも驚いたのは、彼がその操作を楽しんでいるように見えたこと。アスリートの車椅子に「OX」の文字を見るたび、この時の様子が思い出される。」と切り出した。
最後に筆者は、「パラリンピックでは、車椅子、義足など補助具の性能の差が結果を分ける傾向が問題になりつつある。当然の指摘と思う一方で、競う中でこそ発展する技術もあるのではないか。その成果が広く共有されるようにと願っている」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「競技用車椅子の国内メーカーとして、オーエックスエンジェニアリング(以下OX社と略)がよく知られている」とのこと、
「OX社の創業者は、オートバイショップを経営し、レーサーやジャーナリストとして活躍していた故石井重行氏。」とのこと、等等を知ることができた。
いい仕事をしていた人がいたものだと、感心した。
また、「パラリンピックでは、車椅子、義足など補助具の性能の差が結果を分ける傾向が問題になりつつある」とのこと。ならば、日本メーカーの技術発展・進化が、東京パラリンピックでの日本選手の活躍の強力な後押しになってほしい、と思った。