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by sasakitosio

鈴木宗男事件<宗男御殿報道!!あれから14年もたったのか!!筆者の怒りはよくわかるなあ~!>

 9月16日付東京新聞朝刊27面委に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日は、の筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2日、ロシア極東のウラジオストクで行われた日露首脳会談に関して、新聞、テレビ、週刊誌の記者から、何件も照会があったが、3人に対応した後、電話を取らないことにした。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「過去の経緯について勉強せず、手軽に筆者からブリーフィング(説明)を受けようとしているからだ。
 1951年のサンフランシスコ平和条約2条c項で日本が千島列島を放棄したこと、56年の日ソ共同宣言第9項では、平和条約締結後の日本への「返還」はなくて「引き渡し」(返還ならば、日本の領土を返すことになるが、引き渡しならばロシアの領土を善意で贈与するという説明が可能になる)などの基礎的な事柄について、きちんと勉強することが専門家に質問をする大前提だ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「それと同時に自分が所属するメディアが2002年「鈴木宗男バッシング」で北方領土についてどのような報道をしたかもおさらいしておくべきだ。
 安倍政権が行っている北方領土交渉は、当時、鈴木氏が取っていたスタンスのコピーだ。
 それならば、なぜ鈴木氏や筆者が国賊であるとたたかれ、逮捕されなくてはならなかったのか。
 筆者には納得できない。
 もっとも鈴木氏は「14年たって領土交渉のスタンスがまともになったのでよかったじゃないか」と本心から喜んでいる。
 こういうところに鈴木宗男氏の魅力がある。」として締めくくった。
 読んで筆者の怒りがよく分かった。勉強になった。
 そして、「1951年のサンフランシスコ平和条約2条c項で日本が千島列島を放棄」し、「56年の日ソ共同宣言第9項では、平和条約締結後の日本への「返還」ではなく「引き渡し」、」、「安倍政権が行っている北方領土交渉は、当時、鈴木氏が取っていたスタンスのコピーだ」、等々を知ることができ、これからの日露交渉の先が見えてきたような気がした。
 
 
by sasakitosio | 2016-09-17 06:59 | 東京新聞を読んで | Trackback