病的肥満 <肥満は一日にしてならず!!内臓が特別に丈夫なんですえ!!>
2016年 08月 23日
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「 10年以上前の話になるが、知人の医師が減量手術を得意とする病院に転職した。
減量手術とは、病的肥満を対象とした手術のこと。
胃を切って小さくし、食べる量を減らす形が一例である。
たまたま会った際「あんなに波打つような肥満の患者がたくさんいるとは」と仰天していた。
「典型的なのは引きこもりで、最小限の移動は車。ドライブスルーでハンバーガーを10個単位で買って帰る人」。そう話していたのを思い出す。」と切り出した。
つづけて筆者は、「精神科では、内服や精神状態が影響して、まれに病的肥満に陥る人がいる。合併症から命が脅かされる場合もある。
例えば、睡眠時無呼吸症候群。首回りの脂肪が首を圧迫して呼吸がしづらくなる。ここで心臓の機能が低下すれば、息苦しくて動けなくなる。
これが悪循環を招く。
動けず、無為に過ごせば、なお食に執着する。
今は宅配便で何でも注文できる時代。食べ物の調達は簡単だ。これを止める手立てはない。いよいよ心不全になったら救急車で病院へ行くしかない。」と指摘した。
最後に筆者は、「ここまで来れば減量手術も検討されるが、節制が期待できない状況ではなかなか難しい。
肥満とその合併症を総合的に見られる医師は少なく、病的肥満はただでさえ行き場がない。そこに精神科疾患が加わると、なお難しい。
いよいよ悪くなる前に、継続的な治療ができるとよいのだが。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「減量手術とは、病的肥満を対象とした手術のこと。胃を切って小さくし、食べる量を減らす形が一例である」、と言うことを初めて知った。
また、肥満に「病的」とそうでない「肥満」があるらしいが、その区分はどうなっているのか、知りたくなった。
ただ、年寄りが、お迎えが近くなると、食欲がなくなるとの話しをよく聞く。食欲は長生きのバロメーターだと思っていたが、何事も過ぎてはいけないらしい。