喫緊の課題 <東京都中央卸売市場の11月7日移転問題、こまった舛添前知事の置き土産?>
2016年 07月 21日
筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「11月7日に豊洲への移転が決まっている東京都中央卸売市場。
都のHPには「市場関係業界と協議を重ね、平成24年11月には、豊洲市場の施設計画について合意しました」
「土壌汚染対策工事については、平成26年11月の技術会議において、すべての対策の完了を確認し」
「都としては、豊洲市場用地の安全性が確認できたものと認識しています」などと書いてあるけど、本当なのか。」と切り出した。
つづけて筆者は、「最大の問題は移転先が東京ガスのガス製造工場跡地だったことによる土壌汚染問題だ。
発がん性物質であるベンゼンの汚染調査が不十分なこと。
安全性が確かめられていない海水濾過装置の設置が許可されたこと。
他にも、店舗の狭さと床の強度、交通アクセス、移転予算の膨張など、問題は山積みで、はた目にも11月移転は絶対無理と思わざるをえない。」と指摘した。
最後に筆者は、「 2月22日には当時の舛添要一知事あてに公開質問状が出され、4月には仲卸業者の8割以上が11月移転延期を望んでいるアンケート結果が出た。が、都は方針を変える気がないらしい。
なんといっても、ことは食の安全性に直結し、日本の食文化にも関係している。これは私たちの食卓の問題だ。新知事の就任は11月移転を見直す最後のチャンス。候補者は築地に足を運ぶべし。そして、どなたが知事になっても早急に「ひとまず延期」の指示を出してほしい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「最大の問題は移転先が東京ガスのガス製造工場跡地だったことによる土壌汚染問題だ」とのこと、
「2月22日には当時の舛添要一知事あてに公開質問状が出され、4月には仲卸業者の8割以上が11月移転の延期を望んでいるアンケート結果も出た」とのこと、等を知ることができた。
舛添要一知事の置き土産が、もう一つあったということか。筆者の言う通り、問題山積なら「ひとまず延期」が結果的にはいいかもしれないと、思った。