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by sasakitosio

お金の量 初の400兆円超 <米国並み「異常な状況」!!どこに?だれが?どうやって?>

 6月22日付東京新聞朝刊7面に、「お金の量 初の400兆円超」の横見出しが、目に飛び込んだ。今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「日銀は21日、大規模な金融緩和によって世の中に供給しているお金の総額が20日時点で400兆4700に達し、初めて400兆円を突破したと発表した。
 毎年約80兆円のベースで増やし続けており、約4倍の国内生産(GDP)がある米国の供給総額約3.8兆ドル(約400兆円)と肩を並べる「異常な状況」(明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミスト)となった。」 と切り出した。
 つづけて記事は、「現状では銀行の融資は伸び悩み、資金は必ずしも企業に回っていない。景気を後押しする効果が不透明な一方、将来的に円が国際的な信認を失うような事態に陥った場合、過剰なマネーが引き金となって円安や物価上昇が急激に進むリスクを懸念する見方も出ている。
 日銀が供給している資金の量は「マネタリーベース」と呼ばれる。このうち金融機関が日銀の当座預金に預けている残高は300兆7000億円。残る99兆7700億円は紙幣や貨幣として世の中に出回っている。
 日銀の黒田東彦総裁の就任に伴い、2%の物価上昇目標の実現を目指して2013年4月に大規模な金融緩和をはじめ、14年10月からは年間の資金供給量を約80兆円に引き上げた。
 16年2月にマイナス金利政策も導入し、国債や住宅ローンの金利が過去最低に低下。一方で市場混乱などの副作用も目立ってきた。と指摘した。
 最後に記事は、「最近では日銀が指標とする消費者物価指数の前年割れが続き5月の国内銀行の貸出残高は前年比2.2%増にとどまるなど、個人消費や設備投資は力強さを欠いているのが実情だ。
 小玉氏は「GDPで考えれば、米国を上回る金融緩和に取り組んでいるものの、金利が下がる余地が小さく、緩和規模に見合った効果を上げにくくなっている」と指摘した。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「日銀が供給している資金の量 は「マネタリーベース」と呼ばれる。このうち金融機関が日銀に当座預金に預けている残高は300兆7000億円。残る99兆7700億円は紙幣や貨幣として世の中をまわっている。」とのこと、
 「14年10月からは年間の資金供給量を約80兆円に引き上げた。
 16年2月からはマイナス金利政策を導入し、国債や住宅ローンの金利が過去最低に低下。」したとのこと、等々を知ることができた。
 政府の借金と合せて考えると、庶民の暮らしはどうなるのだろう。
 戦後のハイパーインフレや預金封鎖や新円切り替えなどの、荒療治が待っているのだろうか?
 ただ、生産手段が破壊された「戦後」と違って、ハイパーインフレは起きないような気がするが?
 とすると、想定外で未知の世界がまっているのだろうか?
by sasakitosio | 2016-06-24 17:33 | 東京新聞を読んで | Trackback