被災した刑務所
2016年 05月 02日
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「熊本地震の直後、南米エクアドルでマグニチュード7.8の大地震が発生した。
死者は数百人、負傷者は1万人以上に上るという中で、ある刑務所は、壁に穴が開き、受刑者百人が逃走した。エクアドル政府は軍や警察を被災地に送り、救援活動をしながら、治安維持にも力を注いでいる。
にもかかわらず、被害が大きいだけに、ドサクサに紛れて強盗やレイプが頻発しているらしい。」と教えてくれる。
つづけて筆者は、「日本でも、「熊本地震を受け、熊本市内にある刑務所が被災者を受け入れている」というニュースがあった。
地震でひびが入るなどの被害が一部の施設に出たが、「同刑務所は自家発電設備や井戸を備えており、電気や水を確保でき」、また「備蓄用食料を使って」被災者に食事を提供するなどして最大で約250人が訪れた。
災害に見舞われた際、混乱の中、理性に欠けた行動に巻き込まれて命を落としてしまうことが、ほかの国に比べ、日本は格段に少ない。
「救助が来るまでじっと待つ」という日本人お姿や、ある学校のように運動場に椅子を並べて、遭難したことを外に知らせたいと言ったエピソードに、私はいつも感動してしまう。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「天災が多い日本。被害規模はいつも小さく抑えられ、救援活動もスムーズに行われる。
一つは、秩序を守るという素晴らしい国民性にあるのだろう。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
熊本地震の直後、南米のエクアドルでマグニチュード7.8の地震が発生した。死者数百人、負傷者1万人以上にのぼる中で、ある刑務所は、壁に穴が開き、受刑者約百人が逃走した」とのこと、
「日本でも「熊本地震を受け、熊本市内にある熊本刑務所が被災者を受け入れている」というニュースがあった」とのこと、等を知った。
天災に見舞われたとき、日本以外の国々で、それが暴動につながった例を見るにつけ、考えさせられる。
ある時、礼文島を視察したことがある。その時聞いた話が、ヒントになった。
「礼文島には泥棒はいない。島だから、次の船が着くまでは逃げられないから、捕まりやすいので。」との話しだった。そして、被災の時も、助けの船がくるまで、島民で助け合わなければならない。
日本は島国、そこに数千年生き続けてきた歴史が、文化となったのではないか、と考えている。
日本人の「お互い様」という知恵と文化は、地球が狭くなった今日、広めれば、世界平和のために大変役に立つ「思想」でなかろうか、と思っている。
人類の危機を、地球の危機を、助けに来てくれる「他星人」は、今のところ誰もいないのだから。