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by sasakitosio

「世界一貧しい」前大統領・ムヒカ氏 <心は世界一豊かのようだ!>

 4月7日付東京新聞朝刊1面トップに、安保法「大きな過ち」の大見出しで、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領(80)の初来日の記事が載った。
 今日はこの記事の中で、近藤晶氏の記事を学習することにした。
 ☆ ホセ・ムヒカ氏。
< 1935年、ウルグアイの首都モンテビデオ郊外の貧しい家庭に生まれた。10代から政治活動を始め、60年代初期に当時の独裁政権に対抗するゲリラ組織に参加。
投獄は4回。72年の最後の投獄は13年間に及んだ。
94年下院議員に選出。農牧・水産相を経て、2010年大統領に就任。
 13.14年にノーベル平和賞にノミネートされた。15年、任期満了で大統領を退任した。 >
 まず記事は、「ムヒカ前大統領が世界で一番貧しい大統領」と呼ばれるようになったきっかけは、大統領在任中の2012年にブラジルで開催された「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」で行った演説だ。
 「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に多くを必要とし、もっともっとと欲しがることです」
「乗り越えなければならないのは私たちの文明のモデルであり、見直すべきは私たちの生き方なのです」。
 ムカヒ氏は居並ぶ各国首脳を前に、大量消費社会やグローバリズムを批判し、世界の注目を集めた。
 演説は、日本の子供向けの絵本にまとめられた。
 「質素な生活は自分のやりたいことをする時間が増える。それが自由だ」。
 6日、報道陣の前に姿を見せたムヒカ氏は青いシャツにデニム、こげ茶のブルゾン姿。ノーネクタイは大統領任期中も含め貫徹している。公邸にはすまず、報酬の9割は慈善団体に寄付、現在も首都郊外の自宅で畑を耕しながら上院議員の妻と二人で暮らす。」と切り出した。
 戦争やテロ、貧困や格差、気候変動や環境汚染など世界が抱える様々な問題に関して、説くように持論を語ったムヒカ氏。
「もはや一国で解決できる問題ではないが、世界全体での合意は存在しない。世界的な政治的決断が求められているにもかかわらず、私たちはそれを下せずにいる」
 何かを追い続けることに束縛され、本当に幸せとはなにかを見失っていないか。
 ムヒカ氏は問いかける。
 「世界は多くの富を抱え、技術も進歩した。しかし、資本主義は盲目で、だれもそれを止めることは出来ない。 それが資本主義の「美しき悲劇」だ。
 私たちは幸せに生きているのだろうか」」として締めくくった。
 読んで、感心させられた。
 まず、4回も投獄され。72年の最後の投獄は約13年間におよんだ」とのこと。
 何より、ムヒカ氏の丈夫な肉体と強靭な精神に感心した。
 大統領在任中、2012年の「国連持続可能な開発会議(リオ+20)での演説「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に多くを必要とし、もっともっと欲しがることです」「乗り越えなければならないのは私たちの文明のモデルであり、見直すべきは私たちの生き方なのです」、は素晴らしいと思った。
 日本の首脳に、ムヒカ氏の爪の垢でも煎じて飲ませたい、と思った。
 世界に誇る「平和憲法」と「戦争しない70年余の歴史」を持つ日本から、人類滅亡につながる核戦争の危険を一つでも無くするような提案が出来ないものだろうか?
 
 
by sasakitosio | 2016-04-08 19:55 | 東京新聞を読んで | Trackback