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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

日本が復活するための手引

 2月7日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「君子豹変す」とは、こういうことをいうのだろうか?
 米国で「日本たたき」の急先鋒と考えらてきた米経済戦略研究所長クライト・プレストウィッツ氏の新著「Japan Restored(日本復興)」を読んでこの表現を連想した。
 この本は昨年11月に米国で出版されるとワシントン・ポスト紙などで取り上げられたので早速電子版で読んでみたのだが、「日本たたき」氏が「日本称賛」氏に豹変したかのようだったからだ。
 この本の記述は西暦2050年の日本の様子から始まる。この時の日本の総人口は1億5千万人、経済成長率は4.5%で国内総生産(GDP)は中国を抜き米国にも追いついて世界一になりつつある。
 医療技術は世界をリードし、ITやロボット、航空機産業でも多を寄せ付けず、21世紀は「日本の世紀」になっているとプレストウィッツ氏は予言している。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「そのきっかけになったのが今年16年で、アベノミクスも行き詰まり経済が低迷する中で、ソニーが韓国のサムスン電子に吸収合併される。
 外交的にも近隣諸国との関係がぎくしゃくして、尖閣諸島問題をめぐって中国と武力衝突の危機が訪れるが、米国は軍事費削減から日本駐在の米軍も引き揚げてしまう。
 内外に行き詰まった状況を打開するために「国家活性化委員会」が組織される。
 興味あるのが、この特別委がまず取り組んだのが婦人問題で、婦人の社会参加と育児奨励を推し進めた結果、医師の75%、CEO(最高経営責任者)の35%を女性が占め、その一方で出生率は2.3に増え少子高齢化を脱却しているとする。
 次に特別委が取り組んだのが英語の普及というのも意外だったが、英語教育の改善と企業の英語環境の整備で日本人のほとんどがバイリンガル(二言語話者)になり、経済だけでなく政治的にも国際化に大きく寄与するとしている。
 そのほか特別委は、産業政策やエネルギー政策などにも新しい発想をに基づく提言を行い、これが功を奏して日本の経済、産業が世界をリードするというのだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「プレストウィッツ氏といえば、日本を官僚とビジネスが手を組んだ独占的経済システムの異質な国であるという考えを持ち、レーガン政権の商務省審議官として日米貿易交渉で日本側を悩ませたことで知られている。
 そのプレストウィッツ氏のこの「豹変」ぶりだが、よく読むと同氏は必ずしも日本を称賛しているわけでは無く、今の日本が抱える解決すべき問題を指摘したものともいえる。
 その解決策について、プレストウィッツ氏の指摘がすべて正しいとはいえないが、日本の近未来を考察する上で一読に値するもののように思える。」として締めくくった。
 読んで、面白く、為になり、刺激的だった。
 米経済戦略研究所所長クライト・プレストウィッツ氏の近著「Japan Restored(日本復興)」を初めて知った。
 その中で、「①今年16年で、アベノミクスも行き詰まり経済が低迷する中でソニーが韓国のサムソン電子に吸収合併される。②外交的にも近隣諸国との関係がぎくしゃくして、尖閣諸島をめぐって中国と武力衝突の危機が訪れるが、米国は軍事費削減から日本近在の米軍もひきあげてしまう。」という記述があるとのこと。すごくリアルな感じがした。
 又その本の中に、「内外に行き詰まった状況を打開するために「国家活性化特別委員会が組織され、この特別委員会が取り組んだ①婦人参加と育児奨励を進めた結果「医師の75%、CEO(最高経営責任者)の35%を女性が占め、その一方で出生率は2.3に増え少子高齢化を脱却した」。次に特別委が取り組んだのは②英語教育の普及で、「英語教育の改善と企業の英語環境の整備で日本人おほとんどがバイリンガル(二言語話者)になり、経済だけでなく政治的にも国際的にもお菊寄与する」。そのほか特別委は③産業政策やエネルギー政策などにも新しい発想に基づく提言を行い、「これが功を奏して日本の経済、産業が世界をリードする」とのことが書いてあるとのこと。
 これは、実行可能な政策ばかりのような気がしている。
 たが、この本の記述にある西暦2050年の日本様子「①日本の総人口は1億5千万人、経済成長率4.5%で国内生産(GDP)は中国を抜き米国にも追いついて世界一になりつつある。②医療技術で世界をリードし、ITやロボット、航空機産業でも他を寄せ付けず、③21世紀は「日本の世紀」になっている」と書いてあるとのこと。よんで、大変気持ちがやかった。  
 が、そのためには、この先30数年、西暦2050までは「日本国民と日本国家」が「平和憲法を世界へ未来へ」との精神を持ち続け、「日本の国力」を「平和な地球実現」に使い切れるどうかに、かかっているような気がしてならないが?
by sasakitosio | 2016-02-08 17:54 | 東京新聞を読んで | Trackback