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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

終わりの始まり

 1月31日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「28日、甘利明氏が金銭疑惑の責任を取って経済再生担当大臣を辞任した。大臣室で現金を受領したこと自体、政治家にあるまじき行為であり、当然のことである。27日には、安倍晋三首相が甘利氏の続投を表明していた。事態の深刻さとメディアや野党の追及を甘く見ていたのだろう。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この一件について、高村正彦氏をはじめ、はめられたとか、わなにはまったとか言って甘利氏を擁護した政治家も、認識能力の欠如と倫理観のゆがみをさらけ出したようなものである。権力者のまわりに私利私欲を追及する悪人が群がってくるのは今に始まったことではない。相手の素性を確かめずに現金を受け取るなど、政治家の基本動作もわかっていないというしかない。
 今年の正月、安倍首相は参院選で憲法改正を問うと意気軒昂だった。しかし、権力が絶頂に達した瞬間に没落が始まるというのは、歴史の法則である。
 傲慢、理不尽な安倍政治がいつまでも続くはずがない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「甘利氏の首と引き換えで安倍政権の延命を許してはならない。選挙の直前に高齢者に3万円の現金をばらまく、経団連からの献金の見返りに法人税を軽減する、いずれも法には触れないが安倍政治の腐敗体質の現れである。野党は国会論戦の中で安倍政権の政策の不公平を追及しなければならない。」として締めくくった。
 読んで、筆者の怒りやいら立ちが伝わってきた。
 「はめられたとか、わなにはまったとか言って甘利氏を擁護した政治家も、認識能力の欠如と倫理観の歪みをさらけ出したようなものである」との筆者の指摘、
 「権力が絶頂に達した瞬間に没落が始まるというのは、歴史の法則である。傲慢、理不尽な安倍政治がいつまでも続くはずがない」との筆者の指摘、等々の指摘はまったく同感だ。それにしても、新聞等の内閣支持率がなかなか下がらないのは、何故だろう?
 そこのところを、有識者の皆さんに是非解明してほしいと、切に思っている。
by sasakitosio | 2016-02-01 18:00 | 東京新聞を読んで | Trackback