大統領の涙
2016年 01月 12日
今日はこの筆者に、学ぶことにした。
まず筆者は、「新年早々、アメリカのオバマ大統領が涙を流す様子がテレビに映し出された。銃規制の必要性を訴える演説中で、2012年12月にコネチカット州ニュータウンの小学校で発生した児童20人が犠牲となった銃乱射事件に触れて感極まったそうだ。」と切り出した。
つづけて筆者は、「思えば去年の今ごろ、フランスの風刺週刊誌「シャルリエブド」がテロに襲撃され、銃声と叫び声の入り混じったそのニュースを、目頭を押さえながら見ていた。だが、それは「始まり」に過ぎなかった。
それからというもの、
「ISによる日本人人質事件」
「チェニジア・国立バルドー博物館襲撃」
「トルコ・アンカラ自爆テロ」
「ロシア機墜落」
「パリ同時多発テロ」
「米カリフォルニア州銃乱射」などなど、まさに銃とテロにおびやかされる中で一年間が終わったのだった。
アメリカではネットでも注文できるようになったこともあってか、銃を購入する人が増える傾向にあるという。銃の数が多ければ、被害者もその比例で増えるのではと心配してしまう。素人の単純すぎる考えかもしれないが・・・・。」と指摘した。
最後に筆者は、「とにかく、大統領権限を行使して実施する限定的な措置として発表された今回の「銃規制強化」。
残る一年ほどの任期中に、何らかの効果を上げられるように、オバマ大統領に期待したい。」として締めくくった。
読んで、民主主義、人間、アメリカ、ってなんだろうと、あらためて考えさせられた。
開拓という名の「侵略」、自衛という「暴力」によって建国され、その後の二回の世界大戦でもほとんど無傷で勝利者となり、いわば失敗・敗戦なしに成功物語を謳歌してきた「アメリカ社会」、銃はその象徴のようなものではないか、と思った。
しかし、ケネデイ大統領が暗殺されたのも銃であった。その後今日まで、規制が出来ていない状態だが、オバマ大統領が決意した今日、ぜひ実現してほしい、と思った。