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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

平和な心

 10月31日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「アジアとヨーロッパを懸け橋のようにつなぐトルコ。一時期「欧州連合(EU)加盟」を目指していると聞いたとき、妙にさびしくなったのを覚えている。日本や中国と同じアジアの国であるという「仲間意識」があったからかもしれない。中東一の親日国家として知られ、日本のメディアによく取り上げられている。私の好きなケバブを露店や車で売る人たちの大半が、トルコ人ということもあってか、明るくて親切、国が穏やかで平和という印象が、ぼんやりながらも頭にあった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「だがここ数カ月、シリアの難民問題から発して、ショックなニュースが相次いだ。シリア紛争で飛び火したのは難民問題だけではないらしい。国内での民族問題は、この10日にアンカラで起きた自爆テロから少なからずうかがうことができる。
 家や財産を捨てて、紛争から命からがらに逃げる難民、彼らが望んでいるのはただ一つ、平和な国で暮らしたいということなのだろう。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「平和な日本で今、さまざまな民族・国籍の人が平和に暮らしている。だがそんな平和な、ある日の朝、トルコ大使館の前で乱闘事件が起きた。
 国や民族、政治、宗教・・・・。原因が複雑すぎて私のようなものにわかるわけもなかろう。それでも考えずにはいられない。
 平和とは場所より以前に、心で持つべきではないか、と。」として締めくくった。
 よんで、過日、イスタンブール独り歩きをしたことを思い出した。中で、一番の思い出は、ボスポラス大橋を歩いて「ヨーロッパ側からアジア側」へ渡ろうと、ホテルから2時間ほど地図を頼りに、海岸沿いの道路から50メートルもある山道をふみわけ、ようやく橋の端にたどり着き、渡ろうとしたら、番小屋から若いポリスだ飛び出してきて、制止された。よく聞けば、歩いては渡れないとのことだった。
 あとで、ホテルに帰って、現地ガイドに聞いたら、かっては歩いてボスポラス大橋は渡れたのだが、橋の上から海に飛び込み自殺する人がでて、それ以来、歩行禁止になったとのこと。日本でガイドブックをできる限り読んでいったが、そんなことはどこでも書いてなかったのに。
 また、トルコ人は、電車に乗っても席をすすめてくれたり、親切であったことも思い出した。
by sasakitosio | 2015-11-03 07:16 | 東京新聞を読んで | Trackback