1億総背番号制度
2015年 05月 28日
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「年に何回か、息子を名乗った男から、電話がかかっていくる。「お前、ずいぶん声がちがうね」。
テキもさるもの。「昨日から風をひいてね、病院に行こうと思っている。」と答える。
息子より若い声である。会社のカネを使い込んだ、とかの古典的な手法だ。たいがい、「明日会社の人から電話があるから」と言って切れる。
翌日、別人から電話が来るが、ちっとも驚かないので、脈がないと判断するようだ。同じような電話がもう何回来たかわからない。どこからか家族の情報が漏れている。」と切り出した。
つづけて筆者は、「「マイナンバー」は、まだ実施されていないのに、すでに個人情報はタダ漏れだ、38年前、私は原発とコンピューター社会の情報管理支配を防露する「ガラスの檻の中で」を出版した。
それ以前から、自民党の中山太郎議員は著書「一億総背番号」で「プライバシー“侵害”の恐れがあるから反対する」という意見は、「ハイジャックがはやるから飛行機を廃止しろ」というのと同じで社会の進歩に逆行する」と脅かしてきた。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「自民党40年超にわたる国民支配の執念である。マイナンバーとは、誕生から食肉店のショーウインドウまで、牛肉の背番号制の別名、人間の魂にまで手を突っ込もうとする悪法である。個人にメリットは何もない。
「おれおれあんちゃん」の口車よりもはるかにたちが悪い。」と締めくくった。
読んで勉強になった。
まず、「マイナンバーとは、誕生から食肉店のショーウインドウまで、牛肉の背番号制(トレーサビリテイ)の別名」と聞いて、びっくりした。
中山太郎議員の「プライバシーの”侵害“の恐れがあるから反対する」という意見は、「ハイジャックがはやるから飛行機を廃止しろ」というのと同じで社会の進歩に逆行する」との脅かしは、ひどい話だと思った。
「国民総背番号制」が社会の進歩という「認識」、と批判者の意見に耳を傾ける「謙虚」さが全くないことに、あきれた。
安倍総理がよく似ているような気がした。自民党というのは、自由気ままは有っても、民主主義(特に人権の平等)の自覚のない人たちの集まりなのだろうか?