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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

個人として

 5月6日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、鎌田慧氏だ。今日はこの記事に学ぶことにする。
 筆者は、「「戦争をさせない1000人委員会」は全国各地に1000人委員会を千箇所つくろうとする運動である。
 米国の戦争に参戦する「集団的自衛権」行使を閣議で認めてしまおうとする安倍政権に、危機意識をもった人たちが、作家の大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さんなどを発起人として立ち上げた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「まるで夜盗のように憲法の裏口から隙をついて入り込み、戦争放棄の9条を踏みつぶそうとするのは、集団的自殺行為といえる。憲法は「国の交戦権」を認めていない。
 それなのに尻馬に乗って他国を攻撃するなど、第二次世界大戦の犠牲者に対する冒涜である。」と怒っている。
 さらに筆者は、「敗戦の年の8月、「国民学校」1年生だったわたしは、夏休み明けからはじまった戦後の平和と民主教育とともに歩んできた。憲法によって身体の骨格をつくられた。憲法前文は私の精神であり、その否定は私の否定である。同じ思いの人たちは多いと思う。
 10代で労働組合の結成に参加したのも、学生の時に60年安保闘争に参加したのも、物書きになったのも、原発反対運動をしているのも、日本国憲法の平和と名誉に生きようとしたからである。」と、告白した。
 最後に筆者は、「この理想に公然と泥を塗って恥じない政治家たちによって、現われたのは怒りである。戦争に結びつく、政府のあらゆる策動に対して、「個人として」(憲法13条)」行動する。」と締めくくった。
 筆者の意見に共鳴する。地域にできる1000人員会へは枯れ木も山の賑わい程度に、参加したいと思っている。
by sasakitosio | 2014-05-15 18:08 | 東京新聞を読んで | Trackback