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by sasakitosio

ナーランダで思ったこと。

ブッタガヤ、インド 日記(8)
 
 ナーランダで思った事。
 31日、午前、霊鷲山の山頂、祭壇の前に座り、敬虔な祈りをささげて下山。そのあと、温泉を一回り、して竹林精舎を見て、ナーランダへ。ナーランダは、日本を出るときから、お目当ての場所だ。中国の西安を訪れ、三蔵法師がインドから持ち帰った経巻約600巻といわれる、その本物が保管されていたという「大雁塔」をくまなく見て、普恩寺の宝物店で訪ねても、不明であった。その思い出から、三蔵法師が数年学んだという、ナーランダ大学の跡をぜひとも、歩き回ってみたかった。ガイドの話では、縦横3キロ×9キロの広さがあったとのこと。学生10000人、教授1500が最盛期にはせいかつしていたとのこと。今発掘されているのは、その一部とのこと。残念!講堂跡、宿坊、墓などをみた。とくに宿坊は、三蔵法師と同じような修行僧が、寝泊まりしていたところであるから、壁を念入りにさわりながら、思いを1500年前に馳せてきた。
ここにあった図書館がイスラムに破壊されたとのことは、まことに惜しいことをしたものだ。三蔵法師が持ち帰った「仏教」、それを学んだ、最澄、空海他の先人が中国で学んだ「仏教」が、日本で研究発展され、我が家で母が唱えていた「無量寿経」。その母の「仏心」に育てられて、「自分」があると思うと、ブッタガヤを訪れ、ナーランダの遺跡を歩く、不思議な縁というしかない。まずは、育ててくれた「両親、兄姉妹」に、そして一人旅を気持ち良く出してくれる「妻子」に、感謝した。
by sasakitosio | 2014-01-15 18:04 | インド一人旅 | Trackback