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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

概算要求の膨脹  古い自民党に逆戻りか

 8月31日付東京新聞社説に、「概算要求の膨脹 古い自民党に逆戻りか 」の見出しで、2014年度予算に対する各省庁の概算要求に関する記事が載った。
 社説は、「2014年度予算に対する各省庁の概算要求は、一般会計の要求額が、過去最大の99兆円台に膨張した。、、、、国民に財政再建が必要だと増税を突きつけながら、同時に大盤振る舞いの予算を組もうというのは到底理解することができない。ここまで財政を悪化させた張本人は、長期にわたり政権にいた自民党ではなかったか。」と厳しく指摘した。
 そして、社説は「大胆な金融緩和と機動的な財政出動というポリシーミックス(金融・財政の組み合わせ)で景気浮揚を図るアベノミクスは常識的な経済政策であり、一時的な公共事業の拡大はやむを得ない面もある。」と理解を示しながら、「だとしても、度を越したバラマキや、費用対効果の低い事業など「なんでもあり」の余裕はないのである。。財政規律を失ったと市場に判断されれば、金利高騰というアベノミクスが最もおそれる事態に陥りかねない。」と警告を発している。
 また同日付の「こちら特報部」の記事によれば、「国と地方の赤字を2013年度の34兆円から、15年度に17兆円に減らし、20年度までに黒字化する中期財政計画の達成には歳出削減が不可欠となる」とのこと。
 社説の指摘の通りだと思います。ただ、財政再建も、福島原発も、原因者に解決をゆだねなければならない、ことに、もともと無理があり、今の日本の不幸があるのではないでしょうか?ローマ帝国の衰亡を例にだすまでもなく、体制的危機は、その体制が「被支配者」から、見放され、支配者が自信を喪失・政権離脱するまで、ゆっくり待つしか、平和的解決はないのではないでしょうか?
by sasakitosio | 2013-09-04 07:46 | 東京新聞を読んで | Trackback