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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

中部電力の越境  業界秩序から決別せよ

 8月17日付東京新聞社説に、「中部電力の越境  業界秩序から決別せよ 」という、かなり過激な見出しで、中部電力が首都圏での電力小売りに参入することが記事になった。
 社説によれば、「、、地域独占体制を崩すために、企業や工場向けの電力販売は2000年に自由化され、電力会社は自社の営業区域を越えて売ることができる。しかし、これまでの実績は、、、、たったの一件だった。その一角だった中部電が、ようやく越境に踏み切った。」とのこと。又社説は、「改革の背中を押したのは、大手電力の相次ぐ値上げに国民の不満が高まっていることや、家庭や小規模店舗向けを含めた電力販売の全面自由化が16年に迫ってきたことだ。さらに、東京都の猪瀬知事が中部電力に越境での電力供給を促した経緯もある。今回、都は都立施設の48か所の電力契約を東電から中部電グループや「特定規模電気事業者」と呼ばれる新電力に切り替えることで電気代を年間2億円削減できるとみている。」としている。
 社説は、最後に、「まずは政府が、先の通常国会で政局の混乱から廃案になった電力システム改革法案の早期成立を図り、改革の環境を整えることが大事だ。大手電力から送電部門を切り離す発送電分離を20年までに確実に実施する。それなしには、新電力の不利は解消されず、改革の効果も期待できないのである。」と断言した。
 社説の言うとおりだとおもいます。また、社説の言うような「環境」の現実化は、参院選の自民圧勝で、進まない口実はなくなったのではないでしょうか?そうすれば、脱原発後の電力供給の「絵図」が書きやすくなるのではないでしょうか?
by sasakitosio | 2013-08-19 18:54 | 東京新聞を読んで | Trackback