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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

現代の仏教は道徳を忘れている。道徳を失った宗教は滅びざるを得ない。

朝日新聞7月19日。反時代的密語(梅原猛)を見て驚いた。最近仏教書がよく売れ、仏教復活の空気が出てきたという。が、現代の仏教は道徳を忘れているから、仏教の復活は不可能とのこと。どのような宗教でも、その内面に厳しく規定された道徳をもっている。道徳を持っているがゆえに宗教はつい最近まで繁栄を続けることが出来たのである。と明言。
行基は、身をもって布施の徳を実践する菩薩行を行い、最澄や法然や道元は堅く十善戒を守り、六波羅蜜の徳を深く身につけた聖者であった、とのこと。
今、日本の道徳は衰え、このままでは日本は精神的に再び亡国への道を行かざるを得ないと嘆き、仏教者は仏教がすぐれた教えであることを語る前に、まず自らの生活において十善戒を守り、六波羅蜜の徳を実践しているかを心に深く問うべきではないかと私は思うと、結んでおられる。
 今日、やたら評論家がふえているが、今の日本に評論家はいらない、実践家だけが必要と、わたくしは思っています。それと同時にあらゆる組織で{決断}をした人は必ず「結果責任」をとらなければいけないとも思っています。宗教家の実践とはなんだろうかと考えていたところです。この梅原先生の論文で、少なくとも、仏教者の実践は、読経や写経や説法だけではなく、六波羅蜜の徳の実践であることを教えていただいた。感謝。     キリスト教やイスラム教の、徳の実践はなんだろうか。
Tracked from つらつら日暮らし at 2005-07-21 07:21
タイトル : 反・原理仏教論
以前、【大乗仏教に関して述べたログ】を公開しましたが、本ログもそれと軌を一にするものです。 つまり、拙僧は多様な社会に即して多様に進化してきた現在の仏教の現状(=葬式仏教含む)に基本的に賛意を表しております。理由は、以前のログでも若干開陳しておりますし、本ログでも末尾に申し上げます。ところが、大乗仏教などの後代の仏教に対し、釈尊の教えは斯様(例えば十二支縁起や、解脱=輪廻からの解脱とのみ捉える解脱論など)であるから、現在の大乗仏教や、禅宗のあり方は仏教ではないというあり方をする方が多くおられます。拙...... more
by sasakitosio | 2005-07-20 19:00 | 朝日新聞を読んで | Trackback(1)