憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

10月9日付東京新聞社説に、衆院選のことが載った。今日は、この社説を学習することにした。

 まず社説は、「衆院選があす公示されます。

 従来にも増して混沌とした中での選挙ですが、政治に「良識」を取り戻すため、論戦に耳を傾け、主張を吟味しなければ。

 振り返れば、一か月前の九月上旬、今のような政治状況を、誰が想定できたでしょう。

 東京都知事の小池百合子代表率いる「希望の党」があわただしく結成され、前原誠司新代表を選んだばかりの民進党は分裂し、多くは希望の党に合流。

 それ以外は枝野幸男元官房長官率いる「立憲民主党」と無所属にわかれました。

 本格的な野党再編の始まりです。」と切り出した。

 続けて社説は、「引き金を引いたのは、安倍晋三首相の衆院解散でした。

 解散理由に、消費税増税分の使徒変更の是非を国民に問うとともに、北朝鮮対応に向けた政権基盤の強化を挙げました。

 自ら「国難突破解散」と名付けます。

 とはいえ、野党側の憲法53条に基づく臨時国会招集要求を三カ月以上放置し、招集した途端、審議を全く行わない冒頭解散です。

 憲法の趣旨に反し、とても良識ある判断とは言えません。

 衆院は「常在戦場」とはいえ唐突感が拭えません。国難というなら首相がすべきは解散ではなく、国会審議ではなかったか。

 野党側の選挙準備不足を突いた「抜き打ち解散」であり、学校法人「森友」「加計」両学園の問題を巡る追求を避けるためと指摘されても仕方ありません。

 衆院解散は、国民の代表たる議員を行政が失職させる行為です。

 憲法に定めがある内閣不信任の場合以外では、政府提出の予算案や重要法案が否決されたり、国論を二分する問題が生じた場合に限るべきではないか。

 良識ある政治に戻すには、解散権の乱用は厳に慎むべきです。選挙戦を通じて、議論を深めたらいかがでしょうか。」と指摘した。

 さらに社説は、「衆院選は国政のかじ取りを託す政権選択選挙です。政権側は首相の解散判断に加え、安全保障関連法の成立強行など強引な国会・政権運営を続け、9条など憲法改正に踏み込もうとする「安倍政治」そのものの是非が問われます。

 選挙戦の構図は、政策に若干の違いがあるものの、おおむね「自民党・公明党」「希望の党・日本維新の会」「立憲民主党・共産党・社民党」の三極に分かれます。

 私たち有権者は、各党の公約集を読み比べたり、政党・候補者の訴えに耳を傾けて、大切な票を投じなければなりません。少し面倒でも未来への私たちの責任です。

 例えば、消費税です。

 自公両党は2019年10月に予定されている10%への引き上げを前提に使徒変更や軽減税率の実施を訴える一方、野党側は増税凍結や中止を求めます。増税は景気を冷やし、前提の行政改革や歳出削減も進んでいない、などの理由からです。

 消費税は低所得者の実質的な税負担が重くなる逆進性も指摘されます。

 増税が妥当なのか。

税の在り方はは議会制民主主義の成り立ちの根幹にかかわります。

 決めるのは有権者の責任であり、権利です。

 原発については、重要な基幹電源と位置づける自民党以外の各党は、原発ゼロや既存原発を徐々になくす脱原発を公約しています。

 一度事故が起きれば、人々から故郷を奪い、その処理に多大な国民負担を強いる原発に依存し続けることが正しいのか。自民党政権が続く限り、原発がなくならない現実を直視して、投票行動を決める必要があります。

 気がかりなのは、希望の党が首相指名候補を明示していない事です。小池氏は首相指名の前提となる衆院選への自らの立候補を否定し、「選挙の結果を踏まえて考えたい」と述べています。 

 安倍氏以外の自民党議員の首相擁立を想定しているのかもしれません。

 しかし、政権選択と位置付け、安倍政権打倒を目指す以上、首相指名候補を掲げて有権者に審判を仰ぐのが常道ではないか。

 結成間もないとはいえ、政党としての責任を放棄してはならない。」と指摘した。

 最後に社説は、「突然の解散による政治の混乱は首相に責任があるとはいえ、5年近くの「安倍政治」に有権者が審判を下す機会でもあります。

「国難」と喧伝する政権側の思惑や、眼前のあわただしい展開に惑わされることなく、各党・候補者の公約や政治姿勢を見極めたい。

 各党の政策集は多岐にわたります。

 どの政党・候補者に投票するか、悩ましいところですが、すべての政策に同意する必要はありません。

 重視する政策を「じぶん争点」に設定し、自分の考え方に近い投票先を決めればいいのです。

 あすから投票日までの間は、未来を決める準備期間と考えれば、混沌の中にも光が見えてきます。有権者一人一人の深慮の積み重ねが、政治に良識を取り戻す大きな力になると信じています。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「衆院解散は、国民の代表たる議員を行政が失職させる行為です。憲法に定めがある内閣不信任の場合以外では、政府提出の予算案や重要法案が否決されたり、国論を二分する問題が生じる場合に限るべきではないか。」との指摘、

 「突然の解散による政治の混乱は首相に責任があるとはいえ、5年近くの「安倍政治」に有権者が審判を下す機会でもあります」との指摘、等々はその通りだと思った。

 投票始めてから、55年が経過して、政党にも候補者にも失望し続けてきた。だから、棄権する人の気持ちがわかるようになった。

 ただ、自分的には投票には必ず行っている。今まで一度も棄権したことはない。その場になっても投票先が決まらない時は失望・不同意の意思表示として「白票」を投じるようにしている。

 投票したい候補者がいないなら、自分で立候補すればいいのだが、それまでの勇気がないのが自分ながら情けない。


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# by sasakitosio | 2017-10-11 06:33 | 東京新聞を読んで | Trackback

10月9日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「一日投開票の東京都武蔵野市長選は、リベラル系の元都議・松下玲子さんが当選。武蔵野市初の女性市長が誕生した。

 夏の都議選は民進党公認で立候補し、都民ファーストの会の候補に敗れた松下さん。

 市民団体が立候補を要請し、リベラル系の市議や多くの市民が集まる、総がかりの選挙だった。

 終わってみれば、自民系男性候補者をダブルスコアで破っての快勝。

 しかし、選挙期間中に衆院が解散。政局の影響が懸念された。結果が不安なら動くしかない。連日可能な限り街宣や電話かけに詰めた。」と切り出した。

 続いて筆者は、「松下さんは律儀な人で、街頭演説で使う台は昔勤めたいたサッポロビールのケース。

 「お世話になった民進党を離党して・・」と出馬のあいさつをする礼節を、国会の人たちも見習ってほしい。

 選挙は水物。とは言え、筋を通してきた人がひどい目に遭ってほしくない。ひとりひとりが自分の大事なものを大事にするための闘いは、まさに魂の選挙であった」と指摘した。

 最後に、「一方で、勝利に終わった選挙戦だったからこそ、気持ちを切り替えねばとも思う。

 選挙キャンペーンには依存性があり、トランプ大統領が好例であろう。

 市長は支持者だけの市長ではなく、自分に投票しなかった人にもよき市長でなければならない。

 分断を排する寛容の心を意識しながら、支援を続けたい。」として締めくくった。

 読んで、筆者の感動が伝わってきた。

 「1日の投開票の東京都武蔵野市長選は、リベラル系の元都議・松下玲子さんが当選」とのこと、

「夏の都議選は民進党公認で立候補し、都民ファーストの会の候補に敗れた松下さん」とのこと、

 「終わってみれば、自民系男性候補者をダブルスコアで破っての快勝」とのこと、等々を知ることが出来た。

 また、「選挙は水物。とはいえ、スジを等してきた人がひどい目に遭ってほしくない。ひとりひとりが自分の大事なものを大事にするための闘いは、まさに魂の選挙であった」とのことをしって、それが結果、勝利に終わったことは、何よりのことであった、と思う。

 どんなに候補者が素晴らしく、かってなく応援者が必至であっても、その時々の選挙環境で、選挙結果が良いとは必ずしも限らないから。

 

 

 

 

 


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# by sasakitosio | 2017-10-10 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback

9月13日付朝日新聞社説に、森友学園問題が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「学校法人・森友学園の前理事長、籠池泰典と妻諄子の両被告が、大阪府、大阪市の補助金を詐取した詐欺罪などで、大阪地検特捜部に起訴された。

 国の補助金を含めた詐取総額は1億7千万円にのぼる。補助金不正の捜査はこれで終結した。

 だが、特捜部は、学園に国有地を大幅値引きして売った財務省職員の背任容疑については、捜査を続けるという。

 繰り返すが、問題の核心は、国有地がなぜ8億円余りの値引きされたかだ。この点が解明されなければ、国民の納得は得られまい。捜査を見守りたい。」と切り出した。

 続けて社説は、「この問題で新たな音声データの存在も明らかになった。

 財務省近畿財務局の職員が、学園側の希望する金額に近づけるやめ「努力している」と伝えていたことを示す内容だ。

 朝日新聞の取材によると、昨年5月、財務局の職員2人が学園の幼稚園を訪問し、「来月には金額を提示する」と説明。前理事長夫妻は、すでに国に伝えていた新たなごみに加え、「ダイオキシンが出た」と述べ、「0円に近い形で払い下げを」などと迫っている。

 財務局職員は汚染土の除去費の立て替え分としてすでに国が学園に約1憶3200万円を払っており、「それを下回る金額ではない」と理解を求め、10年の分割払いも提案し、「ご負担も減る」と説明した。

 翌月、土地は1億3400万円で、分割払いでの売却が決まった。国有財産の処分が、相手の要望に沿って決まったとすれば驚くほかない。

 国有地は一括売却が原則だ。

 「新たなごみ」だ出たというなら地中を掘削して調べ直せばいい。国の立て替え分は売り値とは別の話だ。

 このやりとりの前にも、財務局が「いくらなら買えるのか」と学園側にたずね、学園側が「1億6千万円まで」と答えたという関係者証言もある。

 音声データは特捜部も入手している。価格決定までの国の内部のやりとりについて、捜査を尽くしてほしい。」と指摘した。

 最後に社説は、「焦点は、学園の小学校の名誉校長に安倍首相の妻の昭恵氏が就任していたこととの関係だ。

 国会も事実関係の確認に乗り出すべきだ。

 財務省理財局長だった佐川宜壽・国税庁長官は3月、国会で「(価格を)提示したこともないし、先方からいくらで買いたいという希望があったこともない」と述べた。分割払いも学園の「要望」と答弁している。

 明らかに矛盾する交渉経緯が浮上している以上、臨時国会で真相を明らかにする必要がある。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「特捜部は学園に国有地を大幅に値引きして売った財務省職員らの背任容疑については、捜査を続けるという」とのこと、

 「朝日新聞の取材によると、昨年5月、財務局の職員2人が学園の幼稚園を訪問し、「来月に金額を提示する」と説明。前理事長夫妻は、すでに国に伝えていた新たなごみに加え、「ダイオキシンが出た」と述べ、「0円位近い形で払い下げを」などと迫っている。」とのこと、

 「財務省の職員は汚染土の除去費の立て替え分としてすでに国が学園に約1億3200万円を払っており、「それを下回る金額はない」と理解を求め、10年の分割払いも提案し、「ご負担も減る」と説明した」とのこと、

 「翌月、土地は1億3400万円で、分割払いでの売却が決まった」とのこと、

 「このやりとりの前にも、財務局が「いくらなら買えるのか」と学園側にたずね、学園側が「1億6千万円まで」と答えたという関係者の証言もある。音声データは特捜部も入手している。」とのこと、等等のことを教えてくれる。

 また、「財務省理財局長だった佐川宣寿・国税庁長官は3月、国会で「(価格を提示したこともないし、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない)と述べた。分割払いも、学園の「要望」と答弁している」とのこと。この社説で、佐川宣寿・国税庁長官は辞職してもいいのではないか、と思った。

 国会が解散してしまったが、この問題は「高級官僚の国民への信頼」がかかっている。

 だから、国会が解散され議員が変わろうと、安倍総理が退陣しようと、うやむしていい問題ではない。

 社説が出た時期は、解散前であったが、解散後の新しい国会で、いの一番に真相を究明にあたってほしい、と思った。

  


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# by sasakitosio | 2017-10-09 21:18 | 朝日新聞を読んで | Trackback

10月6付朝日新聞15面に、「異論のすすめ」という欄がある。 筆者は、京都大学名誉教授・佐伯啓思氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「安倍首相が衆議院を解散したその日に、民進党議員の「希望の党」への合流が決定した。民進党の無残な崩壊である。唖然とするほかないのだが、こうなると、民進党もいささか哀れを誘う。

 他方で、この間、メデイアをほとんど意のままに動かして話題を独占してきた小池百合子氏の、いってみれば無責任な興行師のような荒業には驚くべきものがあろう。

 本紙を中心としたいくつかのメデイアは、安倍首相の解散に対して、政権の生き残りだとか大義がないとかと批判していたが、反安倍連合の行方は、もはや大儀どころではない。議員の生き残りと権力闘争をむきだしにした感がある。

 小池氏は、繰り返し「改革」を唱える。

 「改革する保守」ともいう。

 「保守」には漸進的な改革も含まれるが、「リセット」となると「革命」に近くなる。しかも、「改革」といっても、一体、何を改革するのかはよくわからない。

 少し振り返ってみよう。

 「改革」は、1993年に小沢一郎氏が自民党を飛び出して、新生党をつくった時から始まる。

 敵は自民党と官僚であった。

 自民の一極支配、官僚中心型政治の終焉を訴え、政治改革、行政改革、を唱えた。

 日本に民主主義を根付かせる、というのである。

 そのために、二大政党による政策選択、小選挙区制、官僚指導から政治主導へ、といった構想が打ち出された。

 続いて2001年に誕生した小泉純一郎首相は、徹底した「構造改革」を唱えた。彼は自民党に在りながら、自民党をぶっ壊すといい、「抵抗勢力」対抗し、メデイアを動員し国民の支持を調達するという「劇場型政治」を行った。

 その後、反自民勢力は、民主党へと結集し、民主党政権が誕生する。

 民主党が訴えたマニュフェスト選挙は、二大政党政治や政策選択選挙などの「改革」の中心であり、「民主主義の実現を目指すものであった。

 続いて出現したのが、橋下徹氏の率いる大阪維新の会とその後の日本維新の会である。

 ここでもまた、橋下氏は、大阪市議会や市役所の既得権を敵と名指し、ひたすら「改革」を唱えた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「25年、つまり四半世紀にもわたって、日本の政治はひたすら「改革」によって動いてきたのである。 しかも、メデイアがそれを後押しした。

 で、それは何をもたらしたのだろうか。

 二大政党による政策選択も小選挙区制もほぼ失敗であった。

 マニュフェストも失敗した。

 官僚指導政治はずいぶんと批判されたが、実際には官僚機構が機能しなければ政治は機能しない、という当然の帰結に至っただけである。

 小泉氏の郵政民営化もうまくいっていない。

 経済構造改革は、景気回復どころか、むしろデフレ経済をもたらした。

さらに言えば、「国民の意思」を実現するという民主主義は、もっぱら「劇場型政治」と「ポピュラーリズム(人気主義)」へと帰着した。

 「改革」はほとんど失敗してきたというほかない。
 日本社会の将来へ向けた「希望」をもたらしたとはとても思えない。

 しかも、「改革」を唱えた人の多くは、もともと自民党の有力政治家であった。小泉氏を除いて、彼ら自民党を飛び出して、反自民を掲げたのである。これが改革の実態である。

 言い換えれば、自民党や官僚に対する権力闘争こそがその関心の中心だったようにも思われる。

 なぜなら、反自民の側は、決して自らの国家像や日本社会の将来像などという大きなビジョンなどに関心を持たなかったからである。

 しかも、「構造改革」を始め、自民党の側も「改革」を断行したのである。

 そして、いま、また小池氏の登場である。

 「改革」という演目の「劇場」が開かれた。

 そしてなつかしい面々もちらっとゲスト出演している。小沢氏から小泉元首相まで顔を並べている。一時は小池氏が都知事をやめた場合の後任に橋下氏の可能性まで報じられた。

 もともと自民党に所属していた小池氏は、憲法や安全保障についての考えは自民党や安倍政権と大差はない。これでは、本当の意味で政権選択の二大政党など生まれるはずはない。「国民の支持」なるものを人質にした権力闘争のように見えてしまうのだ。

 端的に言えば、安倍首相を引きづり降ろし、やがては、自らが政権を取るという野望をここに見てしまうのはうがちすぎだろうか。」と指摘した。

 最後に筆者は、「今回の選挙は、実は、大きな政策上の選択のはずであった。いや、日本の方向を左右する大きな論点があったはずだ。
 安倍政権は、ともかくも一つの方向を打ち出していた。

 国際社会のなかで日本のプレゼンスと高める。そのためにグローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にし、日本経済の国際競争力を強化する。

 また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正に向けて準備する。

 これが安倍政権の基本方針である。

 それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。

 そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、という極めて重要な問題がある。

 野党はそれから逃げている。

 それを避けて、「改革」の出し物で「劇場」をつくって国民を動員すればよい、などと言うのでは、政治は茶番になるだけである。」として締めくくった。

 読んで大変勉強になった。

 改革の歴史は「1993年に小沢一郎氏が自民党を飛び出して、新生党をつくって」から始まる、

つづいて、「2001年に誕生した小泉純一郎所掌は、徹底した「構造改革」を唱えた」、

その後、「民主党が訴えたマニフェスト選挙は、二大政党政治や政策背隠宅選挙などの「改革」の中心であり、「民主主義の実現」を目指すものであった」、

 続いて出現したのが「橋下徹の率いる大阪維新の会とその後継の日本維新の会である。ここでもまた、橋下氏は、大阪市議会や市役所の既得権を敵として名指し、ひたすら「改革」を唱えた」、等々と、筆者は教えてくれる。

 しかも、メデイアがそれを後押しした。それがもたらしたものは「二大政党による政策選択も小選挙区制もほぼ失敗であった。マニュフェストも失敗した。官僚指導政治はずいぶんと批判されたが、実際には官僚機構が機能しなければ政治は機能しない、という当然の帰結に至っただけである。小泉氏の郵政民営化もうまくいっていない。経済構造改革は、景気回復どころか、むしろデフレ経済をもたらした。

さらに言えば、「国民の意思」を実現するという民主主義は、もっぱら「劇場型政治」と「ポピュラーリズム(人気主義)」へと帰着した。「改革」はほとんど失敗してきたというほかない」と、筆者は厳しく指摘した。

 この指摘は、確かに当たっているような気がした。

 そのうえで、失敗の原因は、どこにあるのか、誰にあるのか、改革を後押ししたメデイアには、メデイアの責任も含めて、徹底的に追及し、報道してほしい、と思った。 

 また筆者は、「安倍政権はともかくもひとつの方向を打ち出していた。①国際社会の中で日本のプレゼンスを高める。そのために、グローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にして、日本経済の競争力を強化する。②また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正へ向けて準備する。これが安倍政権の基本方針である」との指摘、

 「それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、という極めて重要な問題がある。野党はそれから逃げている」との指摘、

 これらの指摘は野党にとっては極めて貴重な叱咤激励であった、と思った。

 そして、野党は逃げているのではなくて、知恵が枯渇したのか、それともそもそも知恵がなかったのかもしれない、と思った。


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# by sasakitosio | 2017-10-09 20:33 | 朝日新聞を読んで | Trackback

10月8日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「曲折の末に立憲民主党が結成され、リベラル派市民の受け皿ができたという議論が聞かれる。

 不勉強な若手学者やマスコミがリベラルを左翼と呼んだり、リベラルの支持基盤は細っているといったりしている。

 リベラルとは何か、混乱があるので、整理しておきたい」と切り出した。

 続けた筆者は、「実は日本政治においてリベラルは太い流れの一つである。とくに戦前、軍部を恐れず戦争と独裁に反対した石橋湛山がリベラルの源流とされている。

 安倍政権の下で共謀罪など政府権力を強める立法が進められ、戦争に踏み込まんばかりの勇ましい言説が飛び交う今、この意味でのリベラルは大いに必要とされている。また、この理念を支持する国民も多い。

 この言葉が生まれたヨーロッパでは、個人の自由、特に経済的自由を尊重する意味でつかわれたが、20世紀アメリカでは民主党の進歩はがあらゆる人間に人間らしく自由に生きる権利を保障する観点から、人種や性別による差別を許さないルールを確立し、貧困層に対しても生きる権利を保障するために政府が積極的に政策を展開するという意味で、リベラルの意味を転換した。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「立憲民主党が追求するリベラルは、日本における伝統的なリベラルに、社会的な平等や公正を志向するアメリカのリベラルを加味したものだ。今の日本に必要な選択肢である。」として締めくくった。 
  読んで大変勉強になった。

 「軍部を恐れず戦争と独裁に反対した石橋湛山がリベラルの源流とされている」との指摘、

 「この言葉が生まれたヨーロッパでは、個人の自由、特に経済的自由を尊重する意味でつかわれた」との指摘、

 「20世紀アメリカでは民主党の進歩派が、あらゆる人間に人間らしく自由に生きる権利を保障するという観点から、人種や性別による差別を許さないルールを確立し、貧困層にたいしても生きる権利を保障するために政府が積極的に政策を展開するという意味で、リベラルの意味を転換した」と指摘、

 「立憲民主党が追求するリベラルは、日本における伝統的なリベラルに、社会的な平等や公正を志向するアメリカのリベラルを加味したものだ」と指摘、等々を知ることが出来た。

 またいまさらながら、石橋湛山の軍部を恐れず戦争と独裁に反対した「石橋湛山」のリベラル、ヨーロッパでの個人の自由、とくに経済的自由を尊重するという意味で使われた「リベラル」、アメリカでの貧困層に対しても生きる権利を保障するという意味での「リベラル」があり、個人的にはかなり混乱していたことが、改めて分かった。

 そして広い意味では、社民党もリベラル政党なのかもしれない、と思った。

 ただ、日本は世界に冠たる「平和憲法」「不戦憲法」「戦力不保持憲法」を持っている。

 むしろ戦後の日本においては、「ヨーロッパやアメリカのリベラル」は全ての政党の共通項で、政党の識別の意味は平和憲法を護り発展させるかどうかではないか、と思った。


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# by sasakitosio | 2017-10-09 18:07 | 東京新聞を読んで | Trackback

10月3日付東京新聞社説に、民進党と希望の党の「合流」のことが載った。

 今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「かって政権を担った政党の末路としては、あまりにも寂しい。分裂が確定的になった民進党。野党4党の共闘に背を向け、多くは希望の党に合流するが、有権者にとって最善の選択とは言い難い。

 民進党の前原誠司代表は衆院が解散された9月28日の両院議員総会で,同党は衆院選に候補者を擁立せず、立候補予定者は小池百合子東京都知事が代表を務める「希望の党」に公認申請することを提案し、了承された。

 事実上の合流という異例の対応だ。

 前原氏は「政権交代を実現する、もう一度大きなプラットホーム(基盤)をわれわれ自身が作るということだ」と強調した。

 その狙いは理解できなくはないが、見通しは甘かったようだ。」と切り出した。

 続けて社説は、「小池氏は民進党出身者を、憲法改正や安全保障政策を巡る姿勢で選別する方針を示し、排除される側のリベラル系らが反発。

 枝野幸男元官房長官らは新党「立憲民主党」結成を表明する一方、野田佳彦前首相、岡田克也元外相らは無所属で立候補となる。

 民進党を支持する連合が、希望の党を支持せず、候補者の個別支援に留めるのは当然だろう。

 自公政権に対抗する勢力は、日本維新の会と連携する希望の党と旧民進党リベラル系、共産、社民両党の勢力との分断される。政権交代を実現する大きな基盤になるとは、とても言い難い。前原氏の決断は適切だったのか。

 自民党に対抗する勢力が分裂することの最大の弊害は、民意と議席数との乖離である。

 共同通信社が行った最新の全国電話世論調査で、安倍首相の下での憲法改正に賛成する人は34%、反対53%に上る。

 しかし、今度の衆院選ではどの党が、安倍首相の下での改憲に反対する人たちの受け皿となるのか。

 これまでは民進党という大きな勢力があったが、合流先の希望の党は「改憲政党」を標榜する。

 今の選挙情勢では、改憲反対派が過半数を得るのは難しく、民意との隔たりはますます大きくなる。」と指摘した。

 最後に社説は、「希望の党は、政権交代を目指しているが、自民党と理念・政策がどう違うのかわかりづらい。そもそも小池氏や若狭勝前衆院議員は自民党所属だった。

 希望の党は自民党の補完勢力とは言わないまでも、リベラル勢力を切り捨てた「保守二大政党制」への動きが、有権者にとって本当にいいことなのか。

 私たち自身が慎重に判断する必要があろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「自公政権に対抗する勢力は、日本維新の会と連携する希望の党と旧民進党系リベラル系、共産、社民両党の勢力とに分断される。」との指摘、

 「自民党に対抗する勢力が分裂することの最大の弊害は、民意と議席数との乖離である」との指摘、

 「今の選挙情勢では、改憲反対派が過半数を得るのは難しく、民意との隔たりはますます大きくなる」との指摘、等々はよく理解できた。

 ただ、民進党の分裂劇とその結果を見る限り、かっての民進党全体が改憲勢力と見なすことが事実誤認であったことが、はっきりした。

 そのことは、改憲派にとって、将来に失望する数が一つ減ったという「効用」があったことだけは確かのようだ。


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# by sasakitosio | 2017-10-09 17:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

10月7日付東京新聞5面社説横に、「風来語」という欄がある。筆者は、主筆・小出宣昭氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「選挙の月。かっての英国首相チャーチルの名言から始めよう。

 新聞記者から、政治家にとって最も大切な資質は何ですかと問われていわく。

 「まず、何と言っても明日、来週、来月、来年に何が起こるかを予言する能力であり、さらに後日なぜそうならなかったを説明する能力でしょうな」」と切り出した。

 続けて筆者は、「自らの身に降りかかった森友、加計学園の疑惑にについて「国民の皆様に真摯に説明いたします」と語った首相は、説明の場である臨時国会の冒頭にいきなり解散、総選挙に打って出た。

 「なぜそうならなかったか」の説明が消費税や北朝鮮の危機という「国難突破」で私たちが納得できると思うのだろう。

 急な選挙で虚を突かれた野党、民進党のドタバタは、語るに落ちる。きのうまで安保法制は憲法違反、日本を戦争に陥れると叫んでいたこの党は、希望の党のブームに膝を屈し、安保法制支持の踏み絵を踏んだ。

 これほどの方向転換を「名を捨てて実を取る」という説明で、これまた私たちが納得できると思っているのだろうか。

 この合流を「選挙目当ての野合だ」と批判する公明党でも1996年の総選挙で当時の民社、新生、日本新党などと「野合」して新進党に看板を変えて前歴がある。」と指摘した。

 最後に筆者は、「議会を表す英語のパーラメントは、フランス語のパレル(語る,しゃべる)が語源である。

 議会は言葉の殿堂であり、それを目指す選挙は、その言葉が信頼でき、納得できるかの戦でもある。

 聖徳太子の17条憲法にこんな言葉がある。

 「人みな心あり。彼、是とすれば、我は非とす。我、是とすれば彼は非とす。我、必ずしも聖ならず。彼、必ずしも愚にあらず。共にこれ凡夫なるのみ」(10条)

 言い争うもの同士、みな神様でなく、欠点だらけの人間なのだという「謙虚さ」の重みを教えてくれる。筋違いだらけの言葉が飛び交う選挙戦では、せめて各党の謙虚さを見つめるべきか。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「新聞記者から、政治家にとってもっとも大切な資質は何ですかと問われて(チャーチル)曰く「まず何と言っても明日、来週、来月、来年に何が起こるかを予言する能力であり、さらに後日、なぜそうなったかを説明する能力でしょうな」」とのこと、

 「聖徳太子の17条憲法に「人みな心あり。彼、是とすれば、我は非とす。我、是とすれば彼は非とす。我、必ずしも聖ならず。彼、必ずしも愚に非ず。共にこれ凡夫なるのみ」(10条)」とのこと、等々を知った。

 そして、チャーチルの言葉も、聖徳太子の17条憲法も今に通じることは、彼らをほめるべきか、それとも人間の進化の遅きを嘆くべきか?

 筆者指摘のように、安倍総理の「国難突破」や民進党・前原誠司氏の「名を捨てて実を取る」の言葉で、現状と変化を私には納得できない。

 「筋違いだらけの言葉が飛び交う選挙戦では、せめて各党の謙虚さを見つめるべきか」との筆者の指摘は、投票先選びの唯一最大のポイントになるかもしれない、と思った。

 


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# by sasakitosio | 2017-10-09 07:51 | 東京新聞を読んで | Trackback

10月7日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「乗ってくかい?予約した車が来ない?よくあることさ。ダブリンの終末は交通の便が悪いから、タクシーは引く手あまたなんだ。

 空港へ?

 君ラッキーだよ。僕も客を下ろしたそころさ。

 観光かい?

 どうだい、ここの印象は。

 そりゃ大都会だから、十人中一人ぐらい悪者もいるだろうが。 

 え、一人も会っていないって?

 そりゃよかった。いい国だよ。

 気さくで、愉快で、ゆったりしているだろ?それが一番。キリキリしたってしょうがない。この国ではこういうんだ。

 「タクシーにはプレッシャー(空気圧)が必要だが、人には必要ない」ってね。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そういえば、日本のカロウシって本当かい?ひどい話だなあ。僕は運転手の生活には大満足だよ。実は親父が富豪なんだ。たたき上げだがね。でも事業を継ぎたくなくて家を出た。

 驚きかい?

 うちは8人兄弟でね、面倒なのさ。

 幸せに必要なものはそんなにない。

 兄貴は何台も高級車を乗り回すが、ぼくは一台で十分。20年来の恋人と共働き、かわいい子供が二人、最高だよ。

 結婚?世間体? 子供に不利?そんなの昔の話さ。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「さあ着いた。パスポートも切符も持ったかい。お釣を。いやおつりは受け取ってくれ。空港の自販機で水を買うのに小銭は必要だろう。チップの心配は無用だ。

 じゃ、気を付けて、忘れるなよ、プレッシャーはタイヤ専用だ。」として締めくくった。

 読んで面白かった。

 ダブリンのタクシー運転手のすべてが、またアイルランド人のすべてが、プレシャー感じない生活を送っているはずがないと思うが、「タイヤにプレッシャー(空気圧)は必要だが、ひとには必要ない」はいい言葉だ、と思った。 
 今の日本に、すぐに輸入したい言葉だ、と思った。

 

 


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# by sasakitosio | 2017-10-08 07:25 | 東京新聞を読んで | Trackback

10月6日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「民進党に所属していた候補者が、希望の党、立憲民主党、無所属の三つに分かれて衆院議員選挙(総選挙)に立候補することになった。

 野党候補が乱立するので自民党に有利との見方があるが、事態はそう単純ではない。

 希望の党が保守色を鮮明にしたため、有権者の奪い合いが自民党等の間で起きる。

 希望の党は、小選挙区で公明党との対決を避けていることも情勢を複雑にする要因だ。

 立憲民主党は、左派と言われるが、候補者の顔ぶれ、主張を見ると中道右派から中道左派までのリベラル派と中道派により構成されている。

 これにより、中道・リベラル系の有権者に受け皿ができた。結果としてみるならば、民進党のまま選挙に突き進むよりも、この形態で、はるかに多くの議席を獲得できることになる。

 自民党が50議席以上失うことになれば、党内から首相の責任論が出てくる。

 前原誠司・民進党代表の「安倍政治を終わらせる」という目標は選挙後の自民党内の権力闘争という形で達成されるかもしれない。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「民主党の真価は、沖縄問題で示されると思う。沖縄県民の大多数が反対し、翁長知事を支持する政党のみならず公明党沖縄県本部も辺野古新基地の建設に反対している。最低でも辺野古新基地凍結を公約にすれば、立憲民主党の憲法順守の姿勢が可視化される。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「希望の党が保守色を鮮明にしたため、有権者の奪い合いが自民党との間で起きる」とのこと、

 「立憲民主党は、左派と言われているが、候補者の顔ぶれ、主張を見ると中道右派から中道左派までのリベラル派と中道派により構成されている」とのこと、等々を知ることが出来た。

 そうして、また、民進党から大量の候補者と資金が希望の党に流れたが、同時に選挙での選択で一番大切な「信念・思想」のなさが露呈してしまった「民進党離脱候補者」に勝利の女神はほほえむのだろうか? 

 10月7日付東京新聞社説横に「時事川柳」がある。中の数句に感心したので採りあげる

 選挙での笑顔は嘘のうわぐすり(前橋市・茅原三夫)

 政界は三日見ぬ間の紅葉かな(松戸市・黒田千鶴)

 立ちゃ希望座りゃ知事椅子鉄砲百合(杉並区・船越公道)

 ファーストが セカンド寄りで 右まもる(足立区・秋葉千秋)

 皆、うまいもんだねえー!!

 


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# by sasakitosio | 2017-10-07 07:59 | 東京新聞を読んで | Trackback

 10月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。 筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週の英国労働党大会で、コービン党首は1980年代以降のネオリベ(新自由主義)を清算すると宣言した。

 民営化や規制緩和や緊縮財政を逆転するというのだ。6月の選挙で保守党を議会過半数から追い落し、労働党は政権奪取にあと一歩まで津かづいた。

 大学教育の無償化や水道・鉄道などの再国有化や法人税の引き上げや家賃規制などへの国民の支持率は高い。

 古臭い旧左翼路線どころか、世論の大変化と中道の新定義を反映する。コービン氏は非正規雇用で苦しむ若い世代から、ロックスター並みの熱狂的な指示を受けている。」と教えてくれる。

 続けて筆者は「他方、独社民党政権は10数年前の雇用政策で、長期失業者に厳格な失業給付や木正規雇用を強要して失業率を劇的に改善した。

 福祉国家の病巣にネオリベの劇薬を注入したわけだが、格差拡大や雇用の不安定化に不満が高まっている。

 先頃の選挙では、メルケル首相率いる大連立が極右政党の伸長で崩れた。

 同様の変化は北欧でも見られる。ネオリベと妥協してきた欧州の中道政権は左右の解体に直面している。」と指摘した。

 最後に筆者は、「日本はどうか。安倍政権は大きな政府とネオリベを結びつけたが、長期の目標に遠く及ばず格差も拡大。対案を出すべき民進党の解体は中道や中流の幻想の崩壊そのものだ。国民は新しい選択を迫られている。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「先週の英国労働党大会で、コービン党首は、1980年代以降のネオリベ(新自由主義)を清算すると宣言した。

 民営化や規制緩和や緊縮財政を逆転するというのだ。」との指摘

 「大学教育の無償化や、水道・鉄道などの再国有化や法人税の引き上げや家賃既成などへの国民男支持率は高い。古臭い旧左翼理論どころか、世論の大変化と中道の新定義を反映する。」との指摘、

 「他方、ドイツの社民党政権は十数年前の雇用政策で、長期失業者に厳格な失業給付や非正規雇用を強要して失業率を劇的に改善した。

 福祉国家の病巣にネオリぺの劇薬を注入したわかだが、格差拡大や雇用の不安定化に不満が高まっている。」と指摘、

 「日本はどうか。安倍政権は大きな政府とネオリベを結びつけたが、成長の目標に遠く及ばず格差も拡大。対案を出すべき民進党の解体は中道や中流の幻想の崩壊そのものだ」との指摘、

 等々はよく理解できた。

 英国のコービン労働党党首がネオリぺ(新自由主義)の清算すると「宣言」したが、日本では民進党が解体した今日、立憲民主党や民主社会党に期待するしかないか、と思った。


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# by sasakitosio | 2017-10-06 20:26 | 東京新聞を読んで | Trackback