憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

12月3日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大学教授・山口二郎氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週久しぶりに沖縄に行って学者や新聞記者の友人から沖縄の現状について話を聞いた。

 中でも衝撃を受けてのは、集団的自衛権行使の体制は沖縄で着々と準備されているということだった。」と切り出した。

 続けて筆者は、「10月31日の朝日新聞に、自衛隊が海兵隊のような部隊を創設という記事が載った。このことの重要性を沖縄の人々から教えられたわけである。

 米海兵隊は、万一戦端が開かれた場合、沖縄が中国や朝鮮半島から近すぎるという理由で、グアムなどに撤退する計画を立てている。

 米軍が引き上げた後の空白を埋めるために、自衛隊に海兵隊のような部隊、水陸機動団を設置し、米軍基地に駐屯させる。

 辺野古の新基地も自衛隊が使うことになるのではないかと地元の人々は予想している。

 水陸機動団は有事の際の離島奪還を行う水陸両用作戦の実施部隊である。

 日本の領土を守る、あるいは奪還するための部隊だから自衛のための組織と一応いえるだろうが、装備や訓練では米軍と一体化しており、集団的自衛権行使の実際の担い手になる。

 琉球大学の島袋純教授は、水陸機動団が米軍の指揮で動き、日本の憲法を越えた行動をとる危険性があると指摘する。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「安保法制は違憲だと議論する段階は過ぎ、立憲主義が沖縄から崩壊する危機を防ぐため、実体的な防衛政策の議論をしなければならない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「米海兵隊は、万一戦端が開かれた場合、沖縄が中国や朝鮮半島から近すぎるという理由で、グアムなどに撤退する計画を立てている」とのこと、

 「米軍が引いた後の空白を埋めるために、自衛隊に海兵隊のような部隊、水陸機動団を設置し、米軍基地に駐屯させる」とのこと、

 「水陸機動団は有事の際の離島奪還を行う水陸両用作戦の実戦部隊である」とのこと、

 「日本の領土を守る、、あるいは奪還するための組織と一応言えるだろうが、装備や訓練では米軍と一体化しており、集団的自衛権行使の実際の担い手となる」とのこと、 等々を知ることができた。

 危険だといって、米海兵隊はグアムに引っ越しできても、日本国民は日本列島から引っ越しはできない。北朝鮮や中国と本気で事を構える気なら、核武装をしなければとの声が高まるのは必然だ。

 それでは、人類滅亡の時刻を早めるだけだ。

 戦争しない、戦争はしてはいけない、ために軍拡以外にするべき方策を実践する国家をつくるしかないが。
 はたまた国家の存在が戦争の根源だとすれば、国家をなくし世界連邦を目指すしかないが?? 


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# by sasakitosio | 2017-12-05 06:59 | 東京新聞を読んで | Trackback

 12月2日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「エジプトのノーベル賞作家、マフフーズ原作の「マダック横丁」は、男たちが太鼓の拍子に合わせて、目を閉じて首を左右に大きく振りながら神の名を唱えるスーフィー[神秘主義]の儀式「ズィクル」の場面で始まる。

 参加者はカフェの給仕や床屋、元官僚などさまざまで、近所の住民がほぼ勢ぞろいした形だ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「先月24日にエジプトのシナイ半島で起きたテロ事件では、人口2千人強の小さな村で、子どもを含む3百人が犠牲になった。神秘主義信奉者が多く集まるモスクが標的となったため、暴力的な宗教解釈を掲げる過激派が彼らを邪教と見なしていることが、内外のメデイアで強調されるのは当然だろう。

 しかし、もともと神秘主義はエジプト民衆の信仰に広く深く根付いている。一般市民と区別される少数派として存在するわけではないのだ。

 例えば4年前に「ムスリム同胞団」が座り込みをしたカイロのラービア広場は、著名な女性神秘主義者の名を冠している。

 庶民の文化や慣習は神秘主義の要素を多く含んでおり、この国のイスラム信仰を織物に例えるなら、神秘主義を切り離すことは、縦糸を抜いてしまうに等しい。」と指摘した。

 最後に筆者は、「神秘主義者を排斥し殺害するなどという思想こそが、エジプトにおいては異質なのだ。テロリストはスーフィーだけでなく、すべてのエジプト人に銃口を向けたのである。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「先月24日にエジプトのシナイ半島で起きたテロ事件では、人口2千人強の小さな村で、子どもを含む3百人強が犠牲になった。」とのこと、

 「神秘主義者が多く集まるモスクが標的となったため、暴力的な宗教解釈を掲げる過激派が彼らを邪教と見なしていることが、内外のメデイアで強調された」とのこと、

 「もともと神秘主義はエジプト民衆の信仰に広く深く根付いている」とのこと、

 「神秘主義者を排斥し殺害するなどと言う思想こそが、エジプトにおいては異質なのだ」とのこと、等々を知ることが出来た。

 ただ、テロのたびに、なぜ人は他人を殺すのだろうか、との疑問がわく。人殺しは絶対悪だ。とくに、人を救うべく「宗教」が根にある戦争は、全く理解できない。

 また、エジプトのカイロを歩き回ったことがあるが、「神秘主義はエジプト民衆の信仰に広く深く根付いている」との筆者の指摘で、違和感を全く感じなかったことの意味が少しわかったような気がした。


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# by sasakitosio | 2017-12-04 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback

 本日12月3日(日)10時から、お江戸日本橋亭で「修羅場塾第66回目の公演会」がある。

 26回目から参加し、一回だけよんどころない事情で欠席したが、毎回ネタを変えて参加している。

 ネタを変える理由は、話の中心人物の「ゆかりの地」を訪ね歩くのが楽しみの一つなので、ネタを変えてきた。
 今回は、榎本武揚が千島樺太交換条約をサンクトペテルブルグで調印したということを知り、その具体的な宮殿の名前と場所を知ったうえで、サンクトぺテルブルグを歩きたいと思ったが、外務省にたずねても、不明とのことであった。
 昨年の12月末から今年の1月初めにかけて、サンクトペテルブルグに行ってきた。冬の宮殿「エルミタージュ美術館」「エカテリーナ宮殿」かもしれないと予測して、エルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿は、何とか探訪してきた。

 帰ってから、まだあきらめきれず、榎本武揚が創設にかかわった「東京農業大学の図書館」を訪れ、無理なお願いを聞いていただき、「榎本武揚の書簡集」を見せていただき、書簡をコピーさせていただいた。その結果、調印当時榎本は「夏の宮殿」にいたらしいことが分かった。だから、自分的には千島樺太交換条約は、夏の宮殿で調印した、と思うことにしている。講釈を勉強して、よかった、と思う瞬間だ。

 


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# by sasakitosio | 2017-12-03 06:49 | 公演会のお誘い | Trackback

11月24日付東京新聞社説に、「高齢者の再犯」のことが載った。今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「高齢者の再犯が増えている。「犯罪白書」で明確に浮かび上がった。万引きや窃盗が多いのは生活苦が原因かもしれない。再犯防止には、福祉政策などとつなぎ合わせることがカギとなろう。

 刑務所を出所して再び刑務所に入る割合、それを再入率と呼ぶ。

 政府は2012年に「再犯防止に向けた総合対策」を打ち出した。

 その当時20%あった、2年以内の再入率を基準値として、10年かけて16%以下に抑え込むという目標を掲げた。

 17年版犯罪白書では、これが18.0%になった。ちょうど10年計画の折り返しになるデータなので、16%まで2ポイントの減少に迫った。あと2ポイントの以上、減らすことが今後の課題になるのだが、見過ごせない数字がある。」と切り出した。

 続けて社説は、「全体を通してみれば、再入率は前年比0.6ポイント減の18.0%と緩やかな減少傾向なのだが、65歳以上の高齢者に限れば2.8ポイント増の23.2%を占める。刑務所の入所者自体も06年をピークに減っているが、高齢者は増加傾向にある。

 16年に入所した高齢者は約2500人で、1997年の実に約4.2倍だ。そのうち入所2回目以上が70.2%を占めている。高齢者の再犯対策が急務であることは疑いがない。

 凶悪な犯罪ではなく検挙者の70%が窃盗。女性の場合は約90%が窃盗、約80%が万引きだ。貯蓄ゼロ世帯や生活保護が増える世相を見れば、高齢者の再犯の根底には貧困問題があろう。

 家族や親族など頼れる人はいいが、疎遠な人や身寄りのない人も多かろう。地域社会と縁が切れてしまっている人もいる。」と指摘した。

 最後に社説は、「このまま放置すれば、再び万引きなどの犯罪に・・・。

 そうならないようにするには、仮釈放の間に福祉政策と結びつけることだ。更生保護施設の中には特別な処遇の役割を担うものがある。

 地域生活定着センターなどに心身の状況などの情報伝達をし、生活保護の申請支援などができたりする。

 介護老人保健施設、授産施設、介護老人福祉施設など様々な施設がある。

 理想では出所者がそれぞれの特性に応じて、社会で生活するために必要な福祉サービスを受けられることだ。

 もちろん刑務所を出た人の更生を支援する地域のネットワークがあれば好ましい。

 民間の協力があればとも願う。

 出所者を疎外せず、社会で受け皿を作らなければならない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「全体を通して見れば、再入率は 前年比1.6ポイント減の18.0%と減少傾向なのだが、65歳以上の高齢者に限れば2.8ポイント増の23.2%を占める」とのこと、

 「16年に入所した高齢者は約2500人で、1997年の4.2倍だ。そのうち入所2回目以上が70%を占める」とのこと、

「凶悪な犯罪ではなく検挙者の約70%が窃盗だ」とのこと、等々を知ることが出来た。

 おなじ高齢者として、自分には「家族や親族など頼れる人がいる」。そのことの幸運を感謝しなければならない、と改めて思った。

 


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# by sasakitosio | 2017-12-02 07:09 | 東京新聞を読んで | Trackback

11月30日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「1%の超富裕層を見ればわかるように、人々の所得は社会への貢献で決まるわけではなく、歴史の成果の技術水準と社会制度で決まる。我々は等しく過去からの多くの人々のおかげを被っている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「こう考えれば、各人に同じ所得を保障すべきだとするベーシック・インカム(BI)にたどり着く。

 理想形は、定期的な通貨支給、普遍性(資産調査なく全員に)、無条件(就労義務なし)の条件を満たすのが、自由と平等を強調する考え方と、不安定雇用や福祉国家解体を見据えた市場原理派に分かれる。

 BIを書名にしたヴァン・パレース氏らの近著(未訳)は、平等派の研究を集約した好著だ。

 BIの社会実験の多くは小規模で単発的だが、スイスの国民投票やケニアの12年にわたる実験(極貧の2万6千人が対象)の例もある。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「だが、理想と現実の隔たりは大きい。昨年の米大統領選のクリントン候補のようにBIに興味を示す政治家もいるが、選挙公約としては無理だ。

 労組は安定収入の正規雇用が主体で、非正規層は団結できず、BIを担う社会運動は存在しない。

 BIの最大の難点は市場経済と代表民主制のたてまえを見破れない点にある。

 内部から報酬=社会的貢献の虚偽意識を生む。

 BIを掲げるファシストが現れたらどうすべきか。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「人々の所得は社会への貢献で決まるわけではなく、歴史の成果の技術水準と社会制度で決まる。我々は等しく過去からの多くの人々のおかげを被っている」との指摘、

 「(BI)の理想形は、定期的な通貨支給、普遍性(資産調査なく全員に)、無条件(就労義務なし)を満たすが、自由と平等を強調する考え方と不安定雇用や福祉国家解体を見据えた市場原理派に分かれる」との指摘、

 「BIを書名にしたヴァン・パレース氏らの近著(未訳)は、平等派の研究を集約した好著だ」との指摘、

 「スイスの公民投票やケニアの12年にわたる実験(極貧の26000人が対象)の例もある」との指摘、

 「労組は安定収入の正規雇用が主体で、非正規層は団結できず、BIを担う社会運動は存在しない」との指摘、

 「BIの最大の難点は市場経済と代表民主制のたてまえを見破れない点にある。市場は公正とは限らず、内部から報酬=社会的貢献の虚偽意識を生む」との指摘、等々を知ることが出来た。

 スイスの国民投票の新聞記事を読んで、ベーシック・インカム」って、いいな、と思ったことがある。

 そしてこのたび、筆者の指摘で、その成り立ちと問題点を知ることが出来た。

 とりわけ、「不安定雇用や福祉国家解体を見据えた市場原理派がある」との指摘、

 「BIの最大の難点は市場経済と代表民主制のたてまえを見破れない点にある」との指摘、

 「労組は安定収入の正規雇用が主体で、非正規層は団結できず、BIを担う社会運動は存在しない」との指摘、は「BI」をいいなと思う人たちにとって、刺激的な指摘である、と思った。
 筆者の指摘を踏まえて、自由で平等で持続的に発展する社会を目指して、BIの実現を追及したいものだ、と思った。


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# by sasakitosio | 2017-12-01 07:11 | 東京新聞を読んで | Trackback

 11月29日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「来年9月に引退すると発表した安室奈美恵さんのオールタイム・ベストアルバム「Finally」が累積売上枚数150万枚を突破したという。

 彼女のヒットソングのなかで、私が一番名曲だと思うのは1996年のレコード大賞受賞曲「Don´t wanna cry」(作詞・小室哲哉+前田たかひろ、作曲・小室哲哉)である。訳せば「泣きたくないよ」かな。」と切り出した。

 続けて筆者は、「数年前、ある雑誌で日本のヒット曲を「文学として読む」を連載していたことがある。そこで歌詞をじっくり検討した結果、以外にも(?)小室ソングの歌詞はかなりメッセージ性が高い社会派だと気が付いた。

「Dno´t wanna cry」にも<敵味方に分かれ、殺し合いをしているね>などのフレーズが登場する。これは一種の反戦ソングなのだ。

 ついでにいうと、篠原涼子さんが歌った94年のヒット曲「恋しさとせつなさと心強さと」(作詞作曲・小室哲哉)はこれと逆に戦う兵士にささげる歌、いわば「参戦ソング」だった。」と指摘した。

 最後に筆者は、「10代20代の女性歌手の歌なんてどうせラブソングでしょ、という思い込み(差別?)を逆手に取れば、政治性を帯びたメッセージもやわらぎ、マイルドな耳あたりになる。

 湾岸戦争とイラク戦争に挟まれた90年代の中後半。

 このころから日本はゆっくりヤバイ方向に進みだした気がする。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「数年前、ある雑誌で日本のヒット曲を「文学として読む」連載をしていたことがある。」とのこと、

 「そこで歌詞をじっくり検討した結果、意外にも(?)小室ソングの歌詞はかなりメッセージ性が高い社会派だと気がついた。」とのこと、

 「篠原涼子さんが歌った94年のヒット曲「恋しさとせつなさと心強さと」(作詞作曲・小室哲哉)は、戦う戦士にささげる歌、いわば「参戦ソング」だった。」とのこと、等々を知ることが出来た。

 歌はど演歌、テレビは時代劇、を愛好している自分には、演歌の歌詞の心打つ素晴らしさに酔い、時代劇に登場するいい男といい女に「いいね」をおくっている。

 小室ソングの歌詞に高い社会派のメッセージを感じた「筆者」に、歌のな楽しみ方にもいろいろあるもんだ、と教えられた。

 


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# by sasakitosio | 2017-11-30 06:51 | 東京新聞を読んで | Trackback

11月29日付東京新聞社説横に、「私説 論説室から」という欄がある。筆者は、熊倉逸男氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「スペインのカタル―ニア自治州と同様、ドイツにもかっての王国で、独自の文化を誇るバイエルン州がある。州都はビールの街ミュンヘン。BMWの本社もあり、経済的に豊かだが、独立する気はなさそうだ。

 両州の違いをドイツ人記者に問われたスペインの作家ムニョス・モリーナ氏(61)は、ドイツをうらやんだ。「民主的な憲法(基本法)でナチスを克服した。わが国にはない。憲法による愛国主義を称賛したい」」と切り出した。

 続けて筆者は、「スペインでは第二次大戦中から1975年まで続いたフランコ独裁政権後、議院内閣制など民主的枠組みを定めた憲法が施行されたが、各自治州では民族主義が教え込まれた。

 スペインの愛国心は育たず,州は中央政府を敵とみなし、他の州を思いやる責任感に欠ける。

 それが、カタルーニャ独立運動が激化した背景だーーとモリーナ氏は指摘する。

 ドイツは基本法を60回改正したが、人間の尊厳尊重をうたった第1条と、政治権力への抵抗を定めた第20条には手を触れてはならないと規定する。ナチスの過ちを繰り返さないためだ。基本法を共有していることで、国としての一体感が強まっている。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「ドイツと同じく当方も戦後、日本国憲法で国を作り直し、国民主権、人権の保障、戦争放棄などの価値観を保持してきた。

 安易に手をつけることは、絆を失い「美しい国」を壊すことにもつながりかねない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「スペインのカタルーニャ自治州と同様、ドイツにもかっての王国で、独自の文化を誇るバイエルン州がある。州都はビールの街ミュンヘン。BMWの本社もあり、経済的に豊かだが独立する気はなさそうだ。」とのこと、

 「スペインでは第二次世界大戦中から1975年まで続いたフランコ独裁政権後、議院内閣制などの民主的枠組みを定めた憲法が施行されたが、各自治州では民族主義が教え込まれた」とのこと、

 「スペインへの愛国心は育たず、州は中央政府を敵とみなし、他の州を思いやる責任感に欠ける。」とのこと、

 「ドイツは基本法を60回改正したが、人間の尊厳尊重をうたった第一条と、政治権力への抵抗権を定めた第20条には手を触れてはならないと規定する。ナチスの過ちを繰り返さないためだ。」とのこと、

 「「基本法の理念を共有していることで、国としての一体感が強まっている。」とのこと、

 等々を初めて知ることが出来た。

 そして筆者の「ドイツと同じく当方も戦後、日本国憲法で国を作り直し、国民主権、人権の保障、戦争放棄などの価値観を保持してきた。」ことはその通りで、この憲法を歴代内閣が保持することで、国としての一体感が強まったのかもしれない。が、今の安倍内閣がその国民の一体感を壊しているような気がしてならない。

 


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# by sasakitosio | 2017-11-30 06:41 | 東京新聞を読んで | Trackback

11月19日付東京新聞朝刊社説横に、「時代を読む」という欄がある。

 筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は 、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「昭和的なあ雰囲気を持っているものが、これから次々に「失脚」していく。

 ここで昭和的とは、戦後昭和と言ってもよいし、さらに高度成長期と共に形成された昭和的雰囲気と述べておいてもよい。

 たとえば、夜になると飲み屋で若い社員に説教する管理職は、とっくに嫌われ者になっている。ここにあるのは、いかにも昭和的な管理職の姿である。

 上から目線的な態度が若者に一番嫌われるのも、その態度のなかに昭和的な価値観を感じさせるからである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「先日の衆議院選では、立憲民主党を除けば、希望の党を含めて少数政党は議席数を伸ばすことが出来なかった。

 主義主張は違っても共通しているのは、、これらの政党に有権者が昭和的政党を感じ取ってしまったことにある。

 希望の党でいえば、小池百合子代表が昭和的なものを壊していく政治家だと思われていた間は支持が広がったが、失言などを通して小池前代表も昭和の政治家だということが有権者に知られるようになると、急速に失墜していった。

 国民と共に何をやろうとしているかを示さず、聞き心地のいいことを言って自分の力だけを高めていこうとする姿は、昭和の政治家そのものでしかなかった。

 私に任せてくれというタイプの政治家に感じることは、昭和的な政治家と国民の関係を超えない、古い政治家しかないということなのである。

 昭和の寝業政治家のような印象を与えた政党も、昭和的革新勢力のような雰囲気を感じさせたところも、勢力を伸ばしていない。

 唯一立憲民主党だけが、国民を有権者としてとらえるのではなく、一緒に社会を変えていくパートナーと位置づける新しさを持っていた。

 昭和的な雰囲気を醸し出すものへの嫌悪という波は、これから自民党政治家にも向けられていくだろう。

 安倍晋三首相だけではなく、次の首相候補と目されている人たちも、醸し出しているものは昭和の政治家の雰囲気である。

 おそらく次に誰がなっても、首相への信頼は高くないという混沌が生まれて行くだろう。」と指摘した。

 さらに筆者は、「考えてみれば社会のありようは、すでに昭和ではなくなっているのである。

 終身雇用や年功序列型賃金がもたらす安定雇用は崩壊しつつあるし、老後は年金で暮らすということも信頼できるものではなくなった。

 消費の拡大が豊かさをもたらすという昭和的物語も過去のものになっている。

 私たちの生きる世界のなかでは、昭和に構築したものが生命力を失いつつあるといっても良いのである。

 そういう変化とともに、昭和的な価値観や雰囲気を感じさせるものに嫌悪感を抱く人たちが増えてきた。

もちろんその逆に、昭和が生み出した者の一部は再評価されていくことにもなるだろう。

 だがそれは昭和の音楽とか、美術、ファッション、昭和のサブカルチャーと言ったものであって、昭和的な政治や経済、昭和的な企業社会、昭和的な社会のあり方ではない。

 今日の社会の奥では、昭和的な雰囲気、価値観をもっているものが「失脚」していくという、静かな「下からの革命」が広がっているのかもしれない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「昭和的な雰囲気を持っているものが、これから次々に「失脚」していく。そんな時代が始まっているような気がしている」とのこと、

 「考えてみれば社会のありようは、すでに昭和でなくなっているのである。終身雇用や年功序列型賃金がもたらす安定雇用は崩壊しつつあるし、若い人にとっては、老後は年金で暮らすということも信頼できるものではなくなった。

消費の拡大が豊かさをもたらすという昭和的物語も過去のものになっている」とのこと、

 「昭和的な価値観や雰囲気を感じさせるものに嫌悪感を抱く人々がふえてきた」とのこと、等等、戦中の昭和に生まれ、高度経済成長とバブル崩壊の時代に青年期と壮年期を過ごした世代にとっては、かなりさびしい指摘の数々だ。

 しかし、どう見ても自分は「下からの革命」に担い手の階級以外のなにものでもない。

 ただ、間もなく、後期高齢者の仲間入りで、免許更新時に「認知症の検査」の通知が来る年代になった。健康寿命を延ばして、是非とも「下からの革命」の担い手の一人になりたいと思っている。

 

 


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# by sasakitosio | 2017-11-29 06:49 | 東京新聞を読んで | Trackback

11月18日付朝日新聞朝刊社説に、「政治家の言論」との見出しで「日本維新の会の足立康史氏の発言」が載った。

 今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「政治は言葉だ、と言われる。自らの理念を人の心にどう響かせるか。それが問われる政治の営みが、すさんでいる。

 加計学園の獣医学部問題を審議した衆院文部科学委員会で聞くに堪えぬ発言があった。

 他の政党の議員3人を名指し、日本維新の会足立康史氏が「犯罪者だと思っています」と述べた。相応の論拠を示さないままの中傷である。

 各党から抗議されると「陳謝し撤回したい」とすぐに応じた。その軽薄さに驚く。言論の府をなんだと思っているのか。」と切り出した。

 続けて社説は、「憲法は議員の国会内での言動に免責特権を認めている。多様な考え方を持つ議員の自由な言論を保障するためだ。低劣な罵りを許容するためではない。

 これまでも、他党に対し「アホ」「ふざけるなよ、お前ら」などと繰り返し、懲罰動議を受けてきた人物である。

 一向に改めないのは、黙認する雰囲気が国会内であるからではないか。

 同じ委員会で、朝日新聞への批判もした。

 「総理のご意向」などと記された文部科学省の文書を報じた記事について「捏造だ」と決めつけた。

 自身のツイッターでは、「朝日新聞 死ね」と書いている。

 加計問題の報道は確かな取材に基づくものだ。記事や社説などへの意見や批判は、もちろん真摯に受け止める。

 だが、「死ね」という言葉には、感情的な敵意のほかはくみ取るものはない。

 昨年、「保育園落ちた日本死ね」の言葉が注目されたが、それは政策に不満を抱える市民の表現だ。国会議員の活動での言動は同列にできない。

 政治家による暴言・失言の類は、以前からあった。最近は政権中枢や政党幹部らからの、とげとげしい言葉が増えている。」と指摘した。

 最後に社説は、「政権与党が、論をかわす主舞台である国会を軽んじる風潮も一因だろう。

 昨年は首相周辺が野党の国会対応を「田舎のプロレス」「ある意味、茶番だ」と切り捨てた。

 国会に限らず、政治の言葉が、異論唱えるものを打ち負かすだけの道具にされている。

 安倍首相は7月の東京都議選で、演説にヤジを飛ばした人々に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫んだ。

 「犯罪者」「死ね」「こんな人たち」。

 国策に重責を担う政治家が論争の相手を突き放し、対立と分断をあおる。

 そんな粗雑な言動の先にあるのは政治の荒廃であり、それに翻弄される国民である。」として締めくくった。

 読んで呆れた。

 「他の野党の議員3人を名指しし、日本維新の会の足立康史氏が「犯罪者だと思っています」とに述べた。相応の論拠を示さないままの中傷である」とのこと、

 「朝日新聞への批判もした。「総理のご意向」などと記された文部科学省の文書を報じた記事について「捏造」と決めつけた」とのこと、

 「自身のツイッターでは、「朝日新聞 死ね」と書いている」とのこと、等々を知りこれが国会議員だということに呆れた。寡聞にしていまだこの案件について「維新の会のコメント」を聞いたことがない。

「政治は言葉だ」と社説は冒頭で教えてくれた。

 国会や国連で、人類や世界をうならせる「名せりふ」を吐く議員を見てみたい!!

 

 


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# by sasakitosio | 2017-11-29 06:38 | 朝日新聞を読んで | Trackback

 11月28日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラムという欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「本気なのかと目を疑ったのが、日本原子力発電(原電)東海第二原発の運転延長申請報道である。運転開始から来年で40年、廃炉の年限が来ているのに、さらに20年も運転するという。

 茨城県にある東海原発は、首都圏に最も近いポンコツ原発である。30キロ圏内には、14市町村96万人が暮らしている。

 事故が発生したとき、およそ百万人の人間がどこに逃げるのか。まともな神経があるなら踏み込めない恐怖の再稼働である。」と切り出した。

 続けて筆者は、「フクシマでは、避難の逃避行で多くの入院患者が死亡した。

 故郷と生業を失って自殺者が出た。

 子供たちに甲状腺がんがふえ、避難者の経済的困窮は極まり、地域の放射能汚染は消えず、汚染水は止まらない。

 安倍首相の「アンダーコントロール」など真っ赤なウソだったことが、時間と共に証明されている。

 それでも、再稼働の号令をかけている官邸は、原爆が落とされてもまだ聖戦をあおっていた「大本営」の無責任な頑迷さだ。原発敗戦をみとめ、復興に向かうべきだ。」と指摘した。

 最後に筆者は、「一基五千憶円以上と見込む廃炉作業で、地域経済を立て直せばいい。再稼働の為の安産対策費1800億円は、無駄な投資だ。

 廃炉費用に回した方がはるかに経済効果が高い。電力会社持合いの原電は「日本原子力廃電」として、安全な廃炉の技術確立に役立ってほしい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「茨城県にある東海原発は、首都圏に最も近いポンコツ原発である」との指摘、

 「30キロ圏内には、14市町村96万人が暮らしている」との指摘、

 「フクシマでは、避難の逃避行で多くの入院患者が死亡した。故郷と生業を失って自殺者がでた。子どもたちに甲状腺がんがふえ、避難者の経済的困窮は深まり、地域の放射の汚染は消えず、汚染水は止まらない」との指摘、

 「それでも、再稼働の号令をかける官邸は、原爆が落とされてもまだ聖戦をあおっていた「大本営」の無責任な頑迷さだ」との指摘、等々の指摘はよく理解できた。

 筆者と同じ、感覚で国会議員が与野党を問わず、政府に迫ってほしい。天皇主権の時代とちがって、天皇陛下が「敗戦の詔勅」を発せられたように、天皇陛下が「原発敗戦」を発し、復興を促す道はない。その役割は、主権者たる国民総体にかかっている。脱原発と9条擁護をかけた「国民選択」を、2019年参院議員選挙でぜひ実現したいものだ、と思った。 


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# by sasakitosio | 2017-11-29 06:33 | 東京新聞を読んで | Trackback