憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

 2月11日付東京新聞朝刊社説横に、「時代を読む」という欄がある。

 筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで産業革命がおこり資本主義がうまれて行ったとき、労働者の多くは、この新しい経済と労働の形に批判的だった。当時は長時間労働と低賃金労働が蔓延していた。

 だがその頃の労働者たちが書いたものを読むと、批判の軸になっていたのは低賃金や長時間労働ではなかったことがわかる。

 誇りを持てない労働、自分を一定の時間の消耗にさらすだけの労働、監視されながら命令にした愚だけの労働のあり方に対して、労働者たちは怒りを持っていたのである。

 それは当然であったかもしれない。

 なぜなら資本主義が生まれる前の社会では、普通の人々は農民や職人、商人として働いている。いわば自営の仕事をし、一人一人が自分の仕事スタイルを持っていた。その仕事スタイルはそれぞれの考え方や自分が持っている技などからつくられてくるもので、人々は自分がつくりだす労働に誇りを持っていたのである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「ところが資本主義時代になると、安価に大量生産されてくる工場生産物によって、職人たちは仕事を奪われていった。

 仕事を失った職人は、工場で働くようになる。そして務めるようになった企業で感じたものは、

 誇りを持てない労働、

 人間性を奪われた労働、

 働きがいのない労働だったのである。

 仕事の帰りに一杯の酒が飲めることと引き換えに、誇りのない、苦痛だけの労働に従事しなければならないのか。

 当時の労働者たちは、そんなことを訴える文章をよく書いていた。

 現代の人々も同じようなことを感じているのかもしれない。

 社会の中では長時間労働が蔓延し、格差社会のもとでの低賃金労働も構造化されている。

 だが、それ以上に問題なのは、誇りを持てない労働、働きがいのない労働の広がりである。

 自分の労働は、お金と引き換えにおこなう精神的、肉体的消耗に過ぎないと感じている人もいるだろう。

 社会に役立っていつかどうかも分からないままに、ノルマや数字に追われる労働をしている。

 そんな感覚も今日の労働の世界に広がっている。

 現在の労働の問題点は、働きがいのない労働に長時間従事しなければならない事や、働きがいのない低賃金労働が広がっていることにあると言ってもよい。

 逆に言えば、労働の中に誇りや楽しみ、働き甲斐を感じられる仕事なら、私たちは少々労働時間が延びても、その仕事をやり遂げようとするものである。

 もちろんあまりにも長い労働時間は、よいことではないのだが。」と指摘した。

最後に筆者は、「現在語られている「働き方改革」に、疑問を感じる人はけっこう多い。

 その理由は、労働の質を問うてないからである。

 労働が働き甲斐のあるものになるためには、自分の仕事に社会的有用性が感じられ、労働の価値を認めてくれる職場や取引先、消費者などとの関係が重要なはずだ。

 とすれば、経済の在り方、企業の在り方の改革でなければならないはずである。

 そういう根本的な視点をもたずに残業時間を減らせと言っているだけなら、働く側にとっては、残業代が減るだけになってしまう。

 資本主義形成期の労働者たちは働きがいがなくなった労働を問題にしていた。

 そして今日もなお、同じ問題が問われている。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「現在の労働の問題点は、働きがいのない労働に長時間従事しなければならない事や、働きがいのない低賃金労働が広がっていることにあると言ってよい」とのこと、

 「現在語られている「働き方改革」に疑問を感じる人はけっこう多い。その理由は、労働の質をとうていないからである」とのこと、

 「労働が働きがいのあるものになるためには、自分の仕事に社会的有用性が感じられ、労働の価値を認めてくれる職場や取引先、消費者などとの関係が重要なはずだ」とのこと、

 等々を知ることが出来た。

 筆者指摘の通り、働きがいのない労働は苦痛以外のなにものではないかもしれない。

 しかし、労働そのものに社会的価値のないものは100%ない、と私は思っている。

 ただ、労働の社会的価値を、労働者が自覚できる環境がなかなかつくり出せない現状であることは間違いない。

 筆者指摘の通り、労働が働きがいのあるものになるためには、「経済の在り方、企業の在り方」の改革が先に必要なのではないか、と思った。

 自営業46年目の自分にとっては、収入が保証されない、労働条件も保証されない「生活」ではあるが、頼りにしてくれる「顧客」があることで、働き甲斐を感じてきた。 

 働き甲斐は、明るく生きてゆくうえで、この上なく大切なものだと、しみじみ思っている。


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# by sasakitosio | 2018-02-15 06:48 | 東京新聞を読んで | Trackback

2月14日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」が話題である。  

 やったぜ!

 と思っていたら、もう一冊私がイチオシだった上原正三さんの「キジムナーkids」が今度、坪田譲治文学賞を受賞した。

 若竹さんは63歳、上原さんは80歳でのデビュー。が、遅咲きのデビュー作という以外にもこの二作には大きな共通点がある。放言を効果的に用いている点だ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「「キジムナーkids」敗戦直後の沖縄を舞台にした悪がきたちの冒険譚だが、ちなみに書き出しは<「アリアリ、アレーヌーヤガ?」/「アヤーサイ。アレー、アリルヤイビール」>。

 ウチナーグチ(沖縄弁)、完全にお手上げである。

 一方「おらおらで・・・」は東北弁で<あいややぁ、おらの頭このごろ、なんぼかおがしくなってきたんでねべが>。

夏目漱石[三四郎]など、明治以来、日本文学の王道は「上京小説」だった。そして、放言を抑圧してきた。

 川端康成「雪国」では、田舎芸者の駒子が東京山の手の奥様みたいな言葉をしゃべるのだから笑わせる。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「でもいまはちがう。故郷の言葉を自由に操れるのは、作家として最強の強み。「上京小説」ならぬ「帰郷小説」と名付けたい。

 日本語の多様性を感じさせる作品。

 わかりにくいなんてクレームは放っときゃいいのだ。もっと出てこい、帰郷小説!」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「若竹さん63歳は芥川賞、上原さん80歳は坪田譲治文学賞、をそれぞれ受賞した」とのこと、

 「遅咲きのデビュー作という以外にもこの二作には大きな共通点がある。方言を効果的に用いている点だ」とのこと、等々を知ることが出来た。

 世は高齢者社会で、追い越し禁止の道路を時速制限以下のスピードで走り、後続の車をたくさん従えても悠々と運転している「高齢運転者」を時々見るが、これが高齢者社会の現実なんだと改めて実感している。

 しかし、63歳と80歳での文学賞の初受賞は、高齢者社会の明るい未来を予測させる、いい話だと思った。 

 

 


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# by sasakitosio | 2018-02-15 06:37 | 東京新聞を読んで | Trackback

2月13日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は,ルポライター・鎌田慧氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「野に叫ぶリア王のように,髪振り乱して荒野を行くが如き、田中正造の姿を最近よく思い出す。

 たぶん久しぶりに福島の浜通り被曝地を歩き、いまだ人影のない荒涼たる海岸線を眺めた、残像あってのようだ。

 鉱毒地谷中村へ向かう途次に倒れた正造は、臨終の床で苦しそうな呼吸の間に、こう語った。

 「俺の病気問題は片づきましたが、どうもこの日本の打ち壊しというものはヒドイもので、国が四つあっても五つあってもたりることではない」(島田宗三「田中正造翁余禄」下巻)。

 自分の病気は決着がついた。が、国の破壊は留まること知らず、との慨嘆である。」と切り出した。

 続けて筆者は、「山形有朋強権内閣のもと、鉱山王・古川市兵衛、その会社の副社長だった原敬、古河鉱山鉱長に天下った鉱山保安局長、この政財官、闇のトライアングルは、明治、大正、昭和、平成150年にわたる宿痾とも言える。

 公害被害を政府に訴えようとした行進「押出し」は、警察と憲兵による大弾圧を受けた。

 衆議院議員だった正造は、「亡国に至るを知らざれば之れ即ち亡国の儀に付質問書」を提出して、政府を激しく追及した。」と指摘した。

 最後に筆者は、「ほかにも「政府自ら多年憲法を破毀し先には毒を持ってし以て人民を殺傷せし儀に付質問書」など、毎日徹底的に政府を糾弾した。

 正造は行動の人だが、言論を尊ぶ思想家でもあった。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「「おれの病気問題は片づきましたが、どうもこの日本の打ち壊しというものはヒドイもので、国が四つあっても五つあっても足りることではない」(島田宗三「田中正造翁余禄」下巻)」があるとのこと、

 「山形有朋強権内閣のもと、鉱山王・古川市兵衛、その会社の副社長だった原敬、古河鉱山鉱長に天下った鉱山保安局長、この政財官、闇のトライアングルは、明治、大正、昭和、平成、150年にわたる宿痾とも言える」とのこと、等等を知ることが出来た。

 ただ、衆議院議員が何百人といる中で、いま田中正造翁もどきの衆議院議員が一人も出てこないのは何故だろう?


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# by sasakitosio | 2018-02-14 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

2月13日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は,ルポライター・鎌田慧氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「野に叫ぶリア王のように,髪振り乱して荒野を行くが如き、田中正造の姿を最近よく思い出す。

 たぶん久しぶりに福島の浜通り被曝地を歩き、いまだ人影のない荒涼たる海岸線を眺めた、残像あってのようだ。

 鉱毒地谷中村へ向かう途次に倒れた正造は、臨終の床で苦しそうな呼吸の間に、こう語った。

 「俺の病気問題は片づきましたが、どうもこの日本の打ち壊しというものはヒドイもので、国が四つあっても五つあってもたりることではない」(島田宗三「田中正造翁余禄」下巻)。

 自分の病気は決着がついた。が、国の破壊は留まること知らず、との慨嘆である。」と切り出した。

 続けて筆者は、「山形有朋強権内閣のもと、鉱山王・古川市兵衛、その会社の副社長だった原敬、古河鉱山鉱長に天下った鉱山保安局長、この政財官、闇のトライアングルは、明治、大正、昭和、平成150年にわたる宿痾とも言える。

 公害被害を政府に訴えようとした行進「押出し」は、警察と憲兵による大弾圧を受けた。

 衆議院議員だった正造は、「亡国に至るを知らざれば之れ即ち亡国の儀に付質問書」を提出して、政府を激しく追及した。」と指摘した。

 最後に筆者は、「ほかにも「政府自ら多年憲法を破毀し先には毒を持ってし以て人民を殺傷せし儀に付質問書」など、毎日徹底的に政府を糾弾した。

 正造は行動の人だが、言論を尊ぶ思想家でもあった。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「「おれの病気問題は片づきましたが、どうもこの日本の打ち壊しというものはヒドイもので、国が四つあっても五つあっても足りることではない」(島田宗三「田中正造翁余禄」下巻)」があるとのこと、

 「山形有朋強権内閣のもと、鉱山王・古川市兵衛、その会社の副社長だった原敬、古河鉱山鉱長に天下った鉱山保安局長、この政財官、闇のトライアングルは、明治、大正、昭和、平成、150年にわたる宿痾とも言える」とのこと、等等を知ることが出来た。

 ただ、衆議院議員が何百人といる中で、いま田中正造翁もどきの衆議院議員が一人も出てこないのは何故だろう?


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# by sasakitosio | 2018-02-14 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

2月12日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「患者さんは症状が悪くなると、なぜそれを医療関係者のせいにするのか。

 最近この疑問に答える心理学の論文を読んだ。

 キーワードは、公正世界信念という概念。

 わかりやすく言えば、「世の中は公平にできていて、悪いことをしなければひどい目に遭わない」と信じること。

 これを成立させるには、無理にでも原因を探さなければならない。」と切り出した。

 続けて筆者は、「これを病気に当てはめてみると、まず患者さん自身が不摂生を周囲から過剰に責められる。これは節制していれば病気にはならない、との公正世界信念。

 そして、患者さん自身も、適正な治療がされていれば悪くならないと信じたい公正世界信念があり、病状が悪くなるとそれを医療者の落ち度として責めるのだ。

 また、本来なら同情されるはずの犯罪被害者や、独裁者に迫害される抵抗者も責められる。

 通り魔に襲われのは人通りのない道を歩いたせい。誤った思想をもつから、罰せられて当然。

 落ち度がなければ安全と信じたい人が、被害者を責める構図がある。」と指摘した。

 最後に筆者は、「実際の社会は、暖かい人柄の人が苦しんだり、時に通り魔に襲われる理不尽に満ちている。

 公平世界信念には無理がある。

 ほどほどに諦め、誰が悪くなくても悲しいことは起こると認められたら。

 不安と引き換えに、私たちはもっと互いに優しくなれるのではないだろうか。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「「公正世界信念」という言葉があり、その意味は「世の中は公正にできていて、悪いことをしなければひどい目に遭わない」と信じること。」とのことを初めて知ることが出来た。

筆者は、「公正世界信念には無理がある」と指摘する。

 そして「ほどほどに諦め、誰が悪くなくとも悲しいことは起こると認められたら、不安と引き換えに、私たちはもっと互いに優しくなれるのでは」とも筆者は言う。その通りだ。

 自分に起こった不都合を他人のせいにして気楽になるのは、他人迷惑というものだ。何事も人のせいにしてはならないし、また自分のせいと、じぶんを責めるのもいかがなあものかと、おもう。

 70過ぎたら、自分のまわりで起きたことは、そのまま受け止め、その時その時、自分の全力を尽くして、最前の選択・対処をする。

 そしてその後のいかなる結果にも、決して後悔をしない。

 いずれにしても今は、まな板の鯉の心境で、何事にも、じたばたしないことにしている。

 

 


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# by sasakitosio | 2018-02-13 06:58 | 東京新聞を読んで | Trackback

 2月6日付朝日新聞朝刊17面に、「オピニオン&フォーラム 対北朝鮮 打開の道は インタビュー」のページがある。

 発言者は、日本総合研究所国際戦略研究所理事長・田中均さん、聞き手は編集委員・佐藤武嗣と倉重奈苗氏だ。

 今日はこの発言者に学ぶことにした。

 ――五輪を前に、約2年ぶりの南北閣僚級会談が実現しましたーーーの問いに。

 田中均さんは「南北対話が進み、南北の選手が合同で入場行進をすること自体歓迎すべきことです。朝鮮半島での平和の達成が根源目標であり、対話は好ましいことで、非難されるべきでありません。ただ、北朝鮮の目的は、中国をはじめ核問題で不利な状況に追い込まれないようにすることにある。対話に応じたのは、中国を含めた連携で制裁が効いてきた証左であると思います」

「北朝鮮は韓国を揺さぶり、日米と分断することを狙っています。核問題で、韓国が日米との協調を乱さないことが大事です」、と答えた。

 ――02年の小泉首相訪朝の際、あなたは水面下で北朝鮮と向き合いました。どう臨んだのですか。――との問いに対し。

 田中均さんは「「北朝鮮のような国とは交渉しても意味がない」と言われることもありますが、外交とは相手を説得する作業です。

 日本からの要求だけでは交渉になりません。

 相手の主張を聞き、どうしたら双方が満足できるか虚心坦懐に議論し、一年かけ説得しました」と答えた。

――国際社会を欺き続ける北朝鮮と交渉できるのでしょうか。当時、当時、北朝鮮は何を主張していたのでしょう、――との問いに。

 田中均さんは「彼らは、(過去の枠組み合意をほごにされたとして)米国への猜疑心を口にしました。そして、日本については、(第二次大戦中の)ゲリラ戦時と変わらず、戦後の生産や処理が終わっていない、とよく話しました」

 「相手も自分の国益になると思わない限り行動しません。大きかったのは国際情勢でした。

 当時、米国のブッシュ大統領が演説で、北朝鮮を「悪の枢軸」と呼び、北朝鮮は米国との関係で追い詰められていました。

 水面下で私が彼らに話したのは、米国はどういう国か、ということでした。

 01年に世界貿易センタービルが攻撃された際、米国では翌日から皆がバッジをつけて愛国心が一気に盛り上がった。

 日本軍の真珠湾攻撃の時もそう。

 米国が攻撃されたとき、米国の瞬発力、反発力はものすごく強い。それを北朝鮮は見誤らない方がよいと伝えたのです。

 結果的に北朝鮮は、米国との同盟国である日本との関係改善がプラスになると判断したんだと思います」と答えた。

 ――ただ北朝鮮の核開発は結局止められませんでした。――との問いに。

 田中均さんは「02年に小泉首相による訪朝にあたり、北朝鮮と核問題も協議しましたし、6者協議の枠組みをつくったのも日本ですが、結果的に核を放棄させられなかったというのはぬぐえない事実です。

 過去30年北朝鮮問題に携わってきた経験で、私は、よほど強い制裁を北朝鮮にかけ、中国やロシアも巻き込み、北朝鮮に核を持っていては生きられないと認識させない限り、結果は出ないと思います」と答えた。

 ――日本はどのような役割を果たすべきでしょうか。02年当時、米国は日本が北朝鮮と交渉することにどう反応していましたか。――との問いに対し。

 田中均さんは、「ブッシュ政権は圧力強化が方針で、日本のアプローチに終始反対でした。

 しかし、日米同盟関係は、日米が常に同じ政策を取ることを意味するわけではありません。

 北朝鮮への日本の対応に米国が反対しても、米国を説得し、米国を建設的に変えることが一番大事なのです。

 小泉首相はそこが明確で、[そのためにも]米国との関係強化が重要であり、それが日本が独自のアジア外交をするテコにもなると考えました」と答えた。

 ――安倍晋三首相も、トランプ氏と信頼関係を築いています。――との問いに。

 田中均さんは「同盟国として安倍首相がトランプ大統領と関係を強化する理由はありますし、それは成功している。ただ小泉首相訪朝の際、米国が諸手を挙げて賛成しなくても、日本は問題可決のために行動しました。

 それに比べ現在、安倍政権は、北朝鮮に対する米国の強硬な立場は支持しても、アジアで日本が平和維持の為の独自外交を展開しているように見えません。

 特にトランプ政権のような予測不能な政権に乘っかることが、好ましくないことだってありうる」と答えた。

 ―――安倍首相は北朝鮮には最大限の圧力が必要で「今は対話の時ではない」と主張しています。――との問いに。

 田中均さんは「米国の力を活用し、中国を巻き込んで北朝鮮を追い込むというアプローチはプロセスとしては間違っていません。

 しかし、その目的は、外交的解決を通じた平和の構築にあって、北朝鮮を締め付けること自体が究極の目的ではありません。安倍首相は「圧力で北朝鮮の政策を変えさせる」と言いますが、どう変えるのか、どういう出口戦略を描いているのかという議論がされていません」

 「外交による解決を導くためには、それなりの準備が必要です。

 目的は決して、圧力をかけて北朝鮮を暴発させることではない。ああいう言葉を使うのは北朝鮮に本気度を示すためで、間違ってはいませんが、大事なのは結果です。結果を作るための準備や努力をしてますか、ということです」と答えた。

 ――結果をもたらすための具体的準備とはなんでしょうか。――との問いに。

 田中均さんは「圧力を強化すれば、北朝鮮が崩壊したり軍事衝突に発展したりするリスクがあります。そのため、綿密な戦略が必要なのです。

 私は、「P3C」と言っているのですが、圧力(Pressure)には三つの「C」が必要です。

  第一に連携(Coordination)。米韓中と綿密なシナリオの打ち合わせが不可欠で、次は有事(Contingency)への備え。軍事衝突が起きれば、日本にも被害が及ぶからです。難民対策や邦人救出など危機管理計画もなければなりません。

 さらに対話のチャンネル(Communication Channel)。

 意図しない軍事衝突もありうるため、安全弁として水面下での対話の維持が必要です。結果を導く具体的な努力を日本はしなければなりません」と答えた。

 ――核問題自体は、どのような道筋で解決すべきでしょうか。――との問いに。

 田中均さんは「外交交渉でものごとを解決する以外にありません。核を放棄させるまで交渉しなければなりません。「北朝鮮の核兵器保有を事実上認知すればよい」という議論がありますが、問題を先送りするだけです。交渉をより困難にし、情勢は一層不安定になる。我々が交渉した時、北朝鮮が拉致を認め、(被害者を)帰すとは、あまり予想されたことではありませんでした」と答えた。

 ―――その拉致問題もその後は進展に乏しく、被害者の家族らは一刻も早い可決をのぞんでいます。――との問いに。

 田中均さんは「拉致問題は包括的な形で解決する必要があります。北朝鮮側は、拉致問題だけ取り上げても自分たちに利益がない、と思っているためです。

 とはいえ、(犯罪である)拉致に対し、経済協力で取引することはできない。だから、大きな絵を描き、日本の利益である「核・ミサイル問題」

 を解決する一方、北朝鮮の利益である「戦後処理」を行う中に、拉致問題を包み込んで協議すべきです」と答えた。

 ―――核問題、拉致問題のいずれの場合も必要な「外交力」とはどのようなものでしょうか。―――との問いに。

 田中均さんは「相手がどういう状況に置かれ、どういう利益を追求しようとしているのか、どうすればウィンウィン関係を作れるか綿密に計算しなければなりません。

 そして日本として何ができ、できないかを判断を間違えない事です」

 「例えば、韓国政府の慰安婦問題の合意をめぐる対応には怒りを禁じ得ませんが、それを日本政府が声高に批判し続けるのが正しい外交なのか。歴史問題、特に慰安婦問題では、国際的に日本の勝ち目はありません。強制の有無は別にして女性の尊厳を著しく傷つけたことは間違いない。問題の起源からこれまでのプロセスを見る必要がある。日本が15年の合意から更に動く必要がないことを明確にしつつ、静かに対応することで十分でないでしょうか」

 「 一方、米国政治は、ロシア疑惑や閣内不統一などで11月の中間選挙に向けて流動化するでしょう。米国は世界のリーダーとして安定感があったが、いまは違う。日本の外交力はより大きくならなければいけないのです」と答えた。

 ―――いま米朝間の軍事衝突の可能性をどう見ていますか。―――との問いに。

 田中均さんは「北朝鮮次第です。誰も戦争を望んでいません。ましてや(戦争になれば)日本や韓国は被害を受ける。政府にとっての一番の国益は、国民の生命・財産を守ることであるなかで、戦争が起きていいはずがありません。

 ところが、二律背反性がある。

 北朝鮮を交渉に引き込むためには、よほど強い制裁をかけないと効果がない。米国などが軍事的圧力をかけて行ったとき、その目の前で、北朝鮮が事態を平気でエスカレートさせていくことがあれば、米国が行動を取らざるを得ないときが来るかもしれない。北朝鮮がそこを見誤らないことに期待しています」と答えた。

 よんで、大変勉強になった。

 北朝鮮の核開発を放棄させるために、田中均さんは「私は、よほど強い制裁を北朝鮮にかけ、中国やロシアも巻き込み、北朝鮮に核を持っていては生きられないと認識させない限り結果は出ないと思います」とのこと、

 結果をもたらすための具体的準備について、田中均さんは「圧力を強化すれば北朝鮮が崩壊したり、軍事衝突に発展するリスクがあります。そのため、緻密な戦略が必要なのです。私は「P3C」と言っているですが、圧力(Pressure)には三つの「C」が必要だということです。第一は連携、次は有事への備え、さらに対話のチャンネル」とのこと、

 核問題の解決について、田中均さんは「外交交渉で解決する以外にありません。核を放棄させるまで交渉しなければなりません」とのこと、

 拉致問題の解決について、田中均さんは「大きな絵を描き、日本の利益である「核・ミサイル問題」を解決する一方、北朝鮮の利益である「戦後処理」を行う中に、拉致問題を包み込んで協議すべきです」とのこと、 

 核問題、拉致問題のいずれの場合にも必要な「外交力」について、田中均さんは「相手がどういう状況に置かれ、どういう利益を追求しようとしているのか、どうすればウィンウィン関係を作れるのか綿密に計算しなければなりません。そして日本として何ができ、何ができないかの判断を間違えないことです」とのこと、

 米朝間の軍事衝突の可能性について、田中均さんは「北朝鮮次第です。<中略>

 北朝鮮を交渉に引き込むためには、よほど強い制裁をかけないと効果がない。米国などが軍事的圧力をかけて行ったとき、北朝鮮が事態を平気でエスカレートさせていくことがあれば、米国が行動を取らざるを得ないときが来るかもしれない」とのこと、

 等々、北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題を巡る情勢と対応策について、かなり深く勉強した気がした。新聞の力を改めて知らされた、記事であった。

 

 

 


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# by sasakitosio | 2018-02-12 19:30 | 朝日新聞を読んで | Trackback

 2月11日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「通常国会序盤の与野党論戦について、日本政治史の学者が他紙で、今の野党はスキャンダル追及にかたより過ぎだが、安倍首相が感情的になるのも問題だと書いた。

 この種の相対主義は問題の本質を覆い隠す。野党が疑惑の追及を止められないのは。政権が情報公開を拒否し、誠実な答弁をしないからだ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「権力者の腐敗は、国をむしばむ疫病である。英米の行動科学研究者が、23か国、2500人余りの若者を対象にした実験を行った。

 2回サイコロを振り、1回目に出た数に比例して賞金がもらえる。

 しかし、6が出たら賞金はゼロで、二回目の数字は賞金に無関係、である。結果はすべて自己申告であり、うそをついて高い賞金をもらうことも可能である。

 すると、独裁者が腐敗政治を継続している国の人々の申告値の平均は西欧諸国の人々のそれよりも高いことが明らかとなった。

 権力者による政治の私物化が当たり前となれば、国民の方もごまかし、インチキをあたりまえと思うようになる。

 近代社会は人間が正直であることを前提に成り立っているので、一般人が不正直になれば、社会運営のコストは上昇する。」と指摘した。

 最後に筆者は、「安倍政権の腐敗と野党の追及についてどっちもどっちなどと利いた風なことを言っている場合ではない。為政者の公私混同は社会を内側から腐らせる大罪である。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「英米の行動科学研究者が,23カ国、2500人余りの若者を対象とした実験を行った」とのこと、

 「結果は全て自己申告であり、うそをついて高い賞金をもらうことも可能」とのこと、

 「独裁者が腐敗政治を継続している国の人々の申告値の平均は西洋諸国の人々のそれよりも高いことが明らかになった」とのこと、等々を初めて知ることが出来た。

 筆者の「権力者による政治の私物化が当たり前となれば、国民の方もごまかし、インチキをあたり前と思うようになる」との指摘は、なるほどそうかもしれないと思った。

 上から下まで、ごまかしやインチキが指弾されない社会構造になると、インチキやごまかしで利益を得ようとしたくなるのが人間の本姓か?

 昔、若い頃、政治は最高の道徳である、という言葉を聞いたことを思い出した。

 そして、筆者の「為政者の公私混同は社会を内側から腐らす大罪である」との指摘は、よく理解できた。

 

 


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# by sasakitosio | 2018-02-12 08:17 | 東京新聞を読んで | Trackback

2月10日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「本来なら本音を言うコラムだが、先週取り上げたエジプトの大統領選に関連して今回は二点、事実として報道されていることだけ紹介する。」と切り出した。

 続けて筆者は、「①立候補の意向を表明した後、軍規違反などの容疑で拘束されたアナン元参謀総長は、副大統領候補として、ギネイナ元中央監査局長を挙げていた。ギナイネは在任中、政府の腐敗による損失は6千億ポンドに上ると発表してシシ大統領により解任され、「ウソの情報流布」の罪で、執行猶予き懲役判決を受けた。

 そのギネイナ氏は先週、アナンの立候補失格決定に異議を申し立てるために外出したところを「三人の男に襲われ(本人談)」または「衝突事故が理由でけんかになり(警察談)」打撲や切り傷など大けがを負った。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「 ②国際人権団体アムネスティのドイツ支部が二年に一度授与するヒューマンライツ・アワードに今年はエジプトのナディーム・センターが選ばれた。

 拷問の犠牲者にセラピーやリハビリ治療を施すクリニック運営のほか、治安当局による人権侵害の実態を調査・記録する。

 アムネスティによれば、再三の妨害にもかかわらず、果敢に活動を続けている。

 若い活動家の強制失踪が頻発し、エジプトの人権状況は過去最悪と言われる中、体を張って信念を貫く人々も大勢いることも記しておきたい・・・・・・。

 結局本音が出てしまった。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 アナン元参謀総長から副大統領候補として挙げられたギナイ元中央監査局長は、在任中、政府の腐敗による損失は6千億ポンドに上ると発表してシシ大統領に解任され、「ウソの情報流布」の罪で、執行猶予付き懲役判決を受けた」とのこと、

 エジプトに「ナディーム・センター」というのがあり、そこでは「拷問の犠牲者にセラピーやリハビリ治療を施すクリニック運営のほか、治安当局による人権侵害の実態を調査・記録する。」とのこと、等々を知ることが出来た。

 ここから、シシ独裁政権の腐敗ぶり,横暴ぶりは透けて見える。

 それは、独裁権力は腐敗の温床であることの証左だろう。権力は腐敗する、とよく言われるが、長期政権も腐敗の温床ではないか。中国の習近平政権、日本の安倍長期政権、大丈夫かね?

 腐敗でたおれるか、倒れて腐敗が顕在化するか?森友・加計問題のように、顕在化しても大樹が倒れない限りは、影にあるものは大衆の目には見えにくいのかもしれないし。 


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# by sasakitosio | 2018-02-11 10:19 | 東京新聞を読んで | Trackback

 2月6日朝日新聞朝刊17面に、「リレーおぴにおん クルマの世紀⑥」という欄がある。

 筆者は、東京大学ものづくり経営研究センター長・藤本隆宏氏だ。

 今日は、この発言者に学ぶことにした。

 まず藤者隆宏氏は、「なぜ日本のものづくり、特に自動車産業が強いのでしょう。もともと向いていると言った文化的な側面もあるかも知れませんが、私は戦後日本の企業と現場がとらざるを得なかった経済合理的な選択が大きいと考えます。

 高度成長期は慢性的な人手不足で、短期間で従業員を入れ替えるのは不利でした。また、分業しすぎると増える仕事をこなせません。

 そのため、様々な作業をこなす長期雇用の多能工が育ち、チームワークが高まりました。」と切り出した。

 続けて藤本隆宏氏は「米国や中国が、大量の移民や内陸人口という労働力の大量流入に頼り、単純工として分業した歴史との違いです。

 一方、自社だけでは人が足りず、自動車企業は部品生産だけでなく設計もやむなく部品メーカーに任せました。

 ところが餅は餅屋。かえってよい設計になってコストも下がり、図面の所有権も持てた彼らが安心して設備投資できる長期取引のサプライヤーシステムが出来ました。

 空気が薄い高知の練習で心肺能力が高まるように、人手不足が競争力を高めたことを、私は「不足の経済」と呼んでいます。

 そんな調整力の高い現場と相性がいい「すり合わせ型」(調整集約型)の設計思想をもつ製品の一つが自動車でした。乗り心地や安全性、燃費や環境性能などの複雑な連立方程式を解くため、無数の部品を最適化する相互調整が必要だからです。

 さらに、不断の改善を行うトヨタ生産方式や、売り手・買い手・世間の「三方よし」の考え方で持続可能な生産向上が進んだことなどが重なり、優位が生じました。」と教えてくれる。

 最後に藤本隆宏氏は、「国際的なコスト削減競争のなかで、日本も非正規従業員が増え、比較的シンプルな「組合せ型」製品が多い家電では非正規が7割の工場も登場しました。

 一方、車のような複雑な「すり合わせ型」の製品では、大抵2~3割以下。日本の優良工場の非正規は、多くが多能工で、スキルと希望しだいで、正規になりやすい面があると思います。

 電気自動車へのシフトが進めば、車も組合せ型になり、日本の強みが失われるとも言われます。

 しかし、これは、重さのないデジタル製品と、公道を高速で走る重量物である車の決定的な違いをよく見ていない議論です。

 車は今後も多くの「すり合わせ」が必要で、電気自動車は乗り越えるべき技術的課題も多く、2030年でも大半はエンジンを積んだ車でしょう。

 車づくりで磨いたすり合わせ力は、ネット環境に適した快適な車内づくりや、観光などサービス業のおもてなしにもいかせます。

 そんな「強い現場」と、その力を生かせる「強い経営」。

 これからどの分野でも、日本が磨きべき両輪です。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「高度成長期は慢性的な人手不足で、短期間で従業員を入れ替えるのは不利でした。

また分業しすぎると増える仕事をこなせません。

そのため、様々な作業をこなす多能工が育ち、チーム力が高まりました。」との指摘、

 「一方自社だけでは人が足りず、自動車企業は部品生産だけでなく設計も部品メーカーに任せました。

 ところが餅は餅屋、かえって良い設計になってコストも下がり、図面の所有権も持てた彼らが安心して設備投資できる長期取引のサプライヤーシステムが出来ました。」との指摘、

 「さらに、不断の改善を行うトヨタ生産方式や売り手・買い手・世間の「三方よし」の考え方で持続可能な生産性向上が進んだことが重なり、優位が生じた」との指摘、等々はよく理解し納得できた。

 そして、藤本隆宏さんの「「強い現場」と、その力を生かせる「強い経営」。これからどの分野でも、日本が磨くべき両輪です」との指摘はその通りだ。
 自営のサービス業としても、「強い現場」であることを目指して、精進しなければならない、と思った。


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# by sasakitosio | 2018-02-11 07:30 | 朝日新聞を読んで | Trackback

2月9日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「4日に投開票が行われた沖縄県名護市長選で、前市議で新顔の渡具知武豊市(56)=自民、公明、維新推薦=が、現職の稲嶺進氏(72)=民進、共産、社民、社会大推薦、立民支持を破り、初当選した。

 日本では、これで辺野古新基地建設に反対するオール沖縄の一角が崩れ、沖縄の民意が新基地建設容認に傾き始めているという見方が強いが、それは間違いだ。

 実は、渡具知氏は、辺野古新基地建設について態度を表明していない。当選後も「(移設を)する容認するかについては、今は答えられない。」(6日「琉球新報」)と述べてる。

 続けて筆者は、「大民族である日本人には、少数派である沖縄の複雑な心情がよく分からない。

 母親が沖縄・久米島の出身で、沖縄人と日本人の複合アイデンティーを持っている筆者には、名護市の有権者の心情が皮膚感覚で分かる。

 沖縄人にとって、ヤマト(日本)は怖い国なのだ。

 中央政府と与党幹部が、目立たないように名護市に入って、地元の業界を締め付ける。

 司法は、沖縄の民意に耳を傾けない。

 日本人の大多数も沖縄の米軍基地過重負担を解消しようとしない。こういう状況でヤマトと表立ったいさかいを起こすことはとても怖い。

 沖縄では、我慢することも抵抗の一形態なのである。

 恫喝政治に対して、われわれは粘り強く沖縄流の抵抗を貫く。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「大民族である日本人には、少数派である沖縄人の複雑な心情はよく分からない」とのこと、

 「中央政府と与党幹部が、目立たないように名護市に入って、地元の業者を締め付ける。

 司法は沖縄の民意に耳を傾けない。

 日本人大多数も沖縄の米軍基地過重負担を解消しようとしない。」とのこと、

 「こういう状況でヤマトと表だったいさかいを起こすことはとても怖い」とのこと、

 等々を知るとが出来た。

 筆者の指摘の状況の中で、沖縄の翁長知事が辺野古新基地建設で、政府に抵抗していること自体、大変勇気のいることなんだと、改めて感心した。

 下総基地(千葉県)の米軍艦載機の離発着訓練基地化に反対し、それが実現してみんなで喜んでいたが、それが沖縄の基地負担を増しているかもしれないということにまったく思いを致さなかった。

 これが、筆者のいう「日本人の大多数も沖縄の米軍基地過剰負担を解消しようとしない」という指摘に繋がっていたことに、改めて気づかされた。


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# by sasakitosio | 2018-02-10 11:49 | 東京新聞を読んで | Trackback