憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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 7月29日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」と言う欄がある。
 筆者は、佐藤優氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「26日未明、相模原市の障害者施設に刃物を持った男が押し入り、障害者らを刺した。
 その結果、19人が死亡し、26人が負傷した。日本犯罪史に残る凶悪事件であることは間違いない。
 報道から断片的に伝えられる被疑者に関する情報からだと、事件を予告する手紙を衆議院議長公邸に持参する。
 犯行時には結束バンドを用いて施設関係者を拘束するなど計画性がある。
 今後、捜査が進められ刑事事件として立件されることは確実と思う。
 筆者も刑事裁判の経験はあるが、検察側は犯罪の立証に力点を置き、弁護側は被告人に有利な事情を探し出すので、公判の過程で「いったい何があったのか」と言う真実はなかなか見えてこない。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「相模原市の殺傷事件については、精神科医、哲学者、犯罪学者、心理学者、また障害者施設の運営に詳しい専門家などが独立の調査チームを作って学際的観点から、なぜこのような事件が発生したのかについて、徹底的な調査を行い、分析する必要がある。
 このチームに哲学者を入れる必要があるのは、この被疑者が障害者に対して偏った思想を持っているので、それがどこから生じたか、背景事情を解き明かす必要があるからだ。
 事件の再発を防止するためには、我々がもつ知の総力を動員する必要がある。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 特に、筆者の「調査チームに哲学者を入れる必要があるのは、この被疑者が被害者に対して偏った思想を持っているので、そこがどこから生じたのか、拝啓事情を明かす必要があるからだ」指摘は、その通りだと思った。
 他人を自分と同じ人間だと思ったら、絶対できない「人殺し」が、戦争では簡単にできている。ホロコーストも同じだ。昨年末、ベルリンでホロコーストの「跡」をいくつも見た。そして、人間て何だろう?と思った。
 知っている動物で、共食い、殺し合いをするのは、ザリガニと人間だけだ。
 哲学者とともに、遺伝子工学の専門家に遺伝子レベルでも解明してほしいと、思った。
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by sasakitosio | 2016-07-31 20:10 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月28日東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 まず筆者は、「現代トルコでは軍部の政治介入・拷問・暗殺・少数民族抑圧などがまれではない。1980年のクーデターでは左翼の大弾圧が行われた。
 その暗黒政治史を貫くのは深層国家だ。表向きの政治制度の裏で、カネとコネで結びついた利権集団が国を支配する。
 国民への説明責任も免れる。
 かっての日本の大蔵省(現財務省)の権力や児玉誉士夫らの右翼のフィクサー機能、現代の原子力ムラの拡大強化版と理解しよう。トルコの場合には軍部・司法・極右勢力・財界などの世俗派内部の運動体だ。」と指摘した
 つづけて筆者は、「エルドアン氏は穏健なイスラム教政党を率いて深層国家打倒と欧州連合(EU)参加を目標に出発し、好調な経済もあって民衆の支持を得たが、同氏が大統領となって文民独裁を強めるにつれて自分の姿にあわせて深層国家を再編しつつある。
 先日のクーデター未遂は反対派一掃のための天恵だったはずだ。
 だが、シリア内戦・難民・テロ・クルド民族との対立などの難題を抱える。」と指摘した。
 最後に筆者は、「米国では軍産複合体がウォール街やIT企業、大富豪や官僚・法曹界と連携して裏口から影響力を強め、成長の成果を独占してきた(M・ロフグレン「深層国家」未訳)。
 トランプ現象やサンダース支持の拡大はこれに気付いた白人中間層や若者の反逆だが、大統領選後、深層国家が復活することは目に見えている。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「深層国家」と言う言葉を初めて知った。
 それは、現代の原子力ムラの拡大強化版、らしい。
 「米国では産軍複合体がウォール街やIT産業、大富豪や官僚・法曹界と連携して裏口から影響力を強め、成長の成果を独占してきた(M・ロフグレン「深層国家」未訳)」とのことも知ることができた。
 民主主義から、ナチズムが生まれたように、深層国家も生まれるものらしい。
 それは、民主主義に巣くう「寄生動植物」・「がん細胞」のようだ。
 原爆と言う[もの]さえ放棄できない「人類」に、民主主義を食いつぶす「内なる寄生動植物」を駆逐できるのだろうか?
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by sasakitosio | 2016-07-30 06:57 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月24日付東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という欄がある。
 筆者は、東大教授・宇野重徳氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2016年、あるいは民主主義にとって大きな転換点となる1年かもしれない。
 英国が欧州連合を(EU)離脱を決定した国民投票は、その最たるものであろう。
 国の大きな運命を決する判断を、扇動的なキャンペーンの下、しかも一回限りの投票に委ねてよいものなのか。
 将来を決めるにあたって必要な情報や、長期的な視野をどのようにして確保するのか。
 民主主義にとっての最重要課題である。
 メキシコ国境に壁を建設し、イスラム教徒の入国禁止を公然と主張するドナルド・トランプ氏が米大統領選で共和党の候補者に指名されたのも、民主主義の危うさを感じさせる要因となっている。
 グローバル化によって格差が拡大するなか、どうしても政治的判断は分極化しがちである。
 候補者たちが、極論を口にすることで人気を博そうとする誘因に、どのようにして歯止めをかけるか。合意形成は難しくなるばかりである。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「フランスのテロや、トルコにおけるクーデター未遂を含め、民主主義が内憂外患の時代を迎えるなか、日本の民主主義の現状はどうなのか。
 民主主義をより柔軟に、より適切に使いこなしていると言えるだろうか。
 与党が過半数をはるかに上回る圧勝に終わった参院選を見る限り、日本の民主主義は「奇妙な判断停止」の状態にあるように思われてならない。
 なるほど、日本政治は極端な左右の分極化はのがれているのかもしれない。
 現政権の継続を選んだという意味では、日本の世論は極論への誘因を退け、慎重な現状維持を選択したとも言える。
 とはいえ、多くの世論調査からうかがわれるように、与党に対する熱狂的な支持が見られたわけでは無い。むしろ野党が十分な選択肢を示すことができず、「他に選びようがなかった」というのが実情であろう。
 消費税率を10%に上げるのを再延期し、早々に与野党間の対立が無くなってしまったのも議論の盛り上がりをそいだし、少子高齢化と地域社会の衰退に対する有効な対抗策について積極的な論争が無かったのも残念であった。
 これからの10年が日本社会にとって死活的に重要なだけに、「消極的な現状維持」を選んでしまった代償は大きい。」と指摘した。
 最後に筆者は、「何より不満が残るのが憲法論議である。
 たしかに「改憲勢力」が三分の二を超えたのは歴史的事実であろう。もはや憲法改正はタブーでではなく、政治的議論になっていくのは間違いない。
 しかし、それではどのように憲法を変えていくのかについては全く不明であり、実のある議論はなされなかった。
 「改憲勢力」と言っても、各党が考え方は大きく異なり、同床異夢というほかない。
 これだけ内容の乏しい選挙で、憲法改正へのハードルが下がるのは無残である。
 その意味では、今回の参院選を見る限り、日本の民主主義「賢明な現状維持」を選んだというより、嵐の世界のただ中で「奇妙な判断停止」に陥ったというべきであろう。
 これもまた、「民主主義の危機」である。
 日本社会の課題が明らかである以上、「判断停止」を続けてはならない。
 「民主主義の危機」を脱出するためには、議論を続けるべきである。選挙の後こそが肝心である。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の「2016年は、あるいは民主主義にとって大きな転換点となる一年となるかもしれない。」との指摘、
 「英国が欧州連合(EU)離脱を決定した国民投票は、その最たるものであろう」との指摘、
 「メキシコ国境に壁を建設し、イスラム教徒の入国禁止を主張するドナルド・トランプ氏が米国大統領選で共和党の候補に指名されたのも、民主主義の危うさを感じさせる要因となっている」との指摘、
 「今回の参院選を見る限り、日本の民主主義は「賢明な現状維持」を選んだというより、嵐の世界のただ中で「奇妙な判断停止」に陥ったというべきであろう。これもまた「民主主義の危機」である」と指摘、等々はよく理解出来た。
 この危機を、突破する「思想」が、筆者を筆頭に、日本の有識者から世界へに向けて、発信できないものだろうか?世界の中で。比較的平和で豊かな時代が続いている「日本」からこそ、新しい「理想」を発信しなければならないのではないか?  ってなことを勝手に、考えている。
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by sasakitosio | 2016-07-29 06:02 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月26日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「今月末に予定されていた四国電力・伊方原発3号機の再稼働は冷却水ポンプの故障で、急きょ8月以降に延期された。
 九州電力・鹿児島の川内原発もそうだが、事故などあってはならない原発が、経営上の理由だけで前のめり、故障続出だ 「皆で止めよう伊方原発7.24全国集会」にわたしも参加した。
 熊本地震にも連動する「中央構造線」にちかい、伊方原発の危険性はかねて指摘されてきた。
 それでも再稼働を進める四国電力に怒る人々が、全国から原発前に700人も集まった。」と切り出した。
 工夫を凝らしたゼッケンやTシャツ、のぼり、手書きの旗などがカラフルで明るい。
 私はここに来ると、「原発絶対反対」の鉢巻を額に巻いて、細い山道を登ったり下ったりしていた。お年寄りたちの姿を夢のように思い起こす。もう45年も前になる。
 四国電力の社員にだまされ、土地売買のハンをつかされ自殺した、妻の無念を語った元村長が、ぽつんと一人で暮らしていた屋敷の荒廃ぶりは今でも鮮明である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「集会のあいさつで、わたしは井田興之平さん、川口寛之さん、広野房一さんなど運動の代表者やローカル紙「南海日日新聞」の斎間満、近藤誠さんの名前を挙げて、その死を悼んだ。
 全国の原発でも、無念の内になくなった人は多い。その死が報いられる日は、必ず来る。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「今月末に予定されていた四国電力・伊方原発3号機の稼働は、冷却水ポンプの故障で、急きょ8月以降に延期された」とのこと、
 「「みんなで止めよう伊方原発7.24全国集会」に、全国から原発前に700人も集まった」とのこと、等知ることができた。
 東京都知事選の真っ最中。有力3候補の中で、鳥越氏が、東京から250キロ圏内の原発停止を訴えていた。その点だけでも、鳥越氏に当選してほしいと思った。
 
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by sasakitosio | 2016-07-29 05:46 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月27日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「長崎県の五島列島は夢のように美し島々だ。
 ここには全部で50もの教会があり、巡礼記念のスタンプラリーもできるようになっている。
 再来年の世界文化遺産への登録を目指し、その五島の教会も含む「長崎の教会郡とキリスト教関連遺産」が正式に推薦されることに決まった。
 イコモス(国際記念物遺跡会議)の意見で一度は推薦を取り下げた後、構成資産を二つ減らした上での再推薦だっただけに、地元は祝賀ムードでいっぱいだろう。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この推薦に意味があるのは日本とっての「負の遺産」に特化している点だ。
 キリスト教伝来からキリシタン大名の下で繁栄、禁教時代、キリシタンの潜伏と復活という当初のストーリーに、イコモスは「キリスト教の信仰が禁じられた時期に焦点を当てなさい」と意見したのである。
 キリスト教の弾圧という負の歴史だけに焦点を絞れと言う厳しい要請。
 おもしろくないと感じた人もいたかもしれず、その要請に従えばもっと資産の入れ替えが必要な気もするけれど、意見を入れたのは英断だろう。」と指摘した。
 最後に筆者は、「ただし、世界遺産効果でここに観光客が押し寄せるのかと思うと、やや心配。
 急増が予想される観光客に対応できるのは大浦天主堂くらいで、五島や黒島や天草の教会はほんとーに小さな集落の小さな建物だからな。見学に訪れるならいまのうちです。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「再来年の世界文化遺産への登録を目指し、その五島の教会も含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が正式に推薦されることに決まった」とのこと、
 「イコモスは「キリスト教が禁じられた時期に焦点を当てなさい」と意見したのである」とのこと、等等を知ることができた。
 日本にキリスト教が普及しなかったのは、信仰を禁じられた「江戸時代」があったからかもしれない、と考えた時に、逆に世界の三大宗教と言われる「仏教、キリスト教、イスラム教」はそれぞれ「国家や帝国の庇護」があったからこその世界三大宗教であって、その教義が特別に優れていたというわけでは無いのではないか?という思いに至った。
 そこで、ソクラテス、釈迦、孔子、キリスト、マホメット等の足跡をたどる自分の「一人旅」が始った。
 そして、いまのところの気づきは「共通なのは真摯な祈り」であった。
 そこで、真摯な祈りを中心に据えて考えてみた。

  「 手を合わせ、祈る心が、仏なり
 
    十字きり、祈る姿に、神宿る

    身を投げて、 祈る姿に、神宿る

    手をたたき、祈る姿に、神降りる  」と。
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by sasakitosio | 2016-07-28 06:20 | 東京新聞を読んで | Trackback
 戦後最悪19人犠牲
 相模原殺傷 過去の事件から探る
 「無抵抗者、弱者に刃 共通」
 「心に問題 一方で 計画的犯行」
 との見出しが躍った。
 7月27日付東京新聞朝刊24面と25面に渡って、「こちら特報部」というページがある。
 今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「相模原市の障害者福祉施設で26日未明、刃物を持った植松聖容疑者(26)に入所者が次々と襲われ、19人が命を落とした。殺人事件としては戦後最悪の犠牲者と見られる。今回のような単独実行犯による大量殺人といえば、2001年6月の大阪教育大付属池田小事件や、08年6月の秋葉原無差別殺傷事件、戦前までさかのぼれば、30人が犠牲になった1938年5月の津山事件が想起される。なぜ、大量殺人に至るのか。過去の惨劇を振り返りながら探る。(沢田千秋、三沢典丈)」と切り出した。
 つづけて、「  <中略>
 大量殺人はなぜ起きるのか。景山任佐・昭和女子大客員教授(犯罪精神医学)は、強盗目的以外の大量殺人の類型について
 「古典的なものは被害妄想型。津山事件もこれに該当するとされる。
 ほかに人数の多い無理心中型、
 池田小事件のように人生に失敗したことなどを逆恨みした絶望復讐型、
 大量殺人を犯した罪で自分を死刑を目指す間接自殺型、
 さらには犯罪史上に名を残す自己承認を目的した自己確認型など多様だ」と解説する。
 相模原の事件については「心に問題を抱えていたとは思われるが、非常に計画的。
 被害妄想型に、自己確認型が合わさっているのではないか」と分析。
 19人もの死者を出したのは「憎悪する相手が障害者という漠然とした対象で、それに当てはまればだれでもよかったからだ」と指摘する」と教えてくれる。
 最後に記事は、「一方、相模原の事件と、近年頻発する テロとの関係に注目するのは、碓井真史・新潟青陵大教授(社会心理学)だ。
 「訓練を受けた兵士でもないのに、大勢の命を刃物で奪ったのは、あまりにも手際が良く、芝居ががっている。
 まるでテロリストのようだ。
 「イスラム国の」のテロが世界に拡散する中、思想性のない大量殺人予備軍が事件を起こしているとも考えられる。
 彼らは死を覚悟しているので、いくら罰則を重くしても止められない」
前出の石川氏(「津山30人殺し 76年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録」の著者でライター)も警告する。
 「今回の残忍な事件の原因を、容疑者の個人的な資質のみに帰すべきではない。
 現代人のほとんどはストレスをため込んでおり、未来が見えない不安感も津山事件当時と似ている。
 条件さえ整えば、いつでも暴発する危険性がある。」」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 特に碓井真史・新潟青陵大教授の「イスラム国」のテロが世界に拡散する中、思想性のない大量殺人予備軍が事件を起こしているとの考えられる」との指摘。
 ライター・石川清氏の「現代人のほとんどはストレスをため込んでおり、未来が見えない不安感も津山事件当時と似ている。条件さえ整えば、いつでも暴発する危険性がある」との警告。  
 双方とも、何となく当たっているような気がしている。
 暴発・殺人事件を防ぐのは、親子、家庭、学校、社会、国家、のあらゆるところで、自分と同じように他人を大切に思う「教育」をし続けるしかないと思うが?
  また、 事件の時に、子供の親として、親の顔が観たい、などと言われないように心掛けたい、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-07-27 20:00 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月26日付朝日新聞朝刊2面に、「分断の世界」という一面から続く欄がある。
 中で、ニューヨーク支局長・真鍋弘樹氏の記事に、学ぶことにした。
 まず筆者は、「「勝手に決めるな」
 東京の国会議事堂前で、10代の若者たちがコールしているのを聞いた。
 主張や背景は全く違っても、多くの国の有権者がいま、そう叫んでいるようだ。
 世界の政治家たちが同じ言葉を叫んでいるように。
 なぜ先進各国で、人々は既存の政治にノーを突きつけ始めたのか。
 冷戦崩壊後、途上国の貧困層と各国の富裕層は大きく所得を伸ばした。
 その一方で、先進国の中間層の伸びは極めて小さく。グローバル化による負の影響を最も強く感じているのが、この層だ。
 各国経済を担い、政治の安定を支えていた人々がやせ細り続けている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この難問に、今ある政治は解決策を示せていない。「政治は限りない利害調整であり、政権を取ると歯切れが悪くなり。
 一方で劇的に変えてほしいという民意は強まり、既成政治家は見放される」。政権交代を経験した長妻昭・民進党代表代行はそう語る。
 支持を集めるのは「敵を指さす強いリーダー」だ。
 「人々の不満を吸い上げ、今の政治は間違いで正しいのはあなただと断言する。
 この手法は世界各国、右派も左派も変わらない」というのは、ポデモスが生まれた舞台であるマドリード・コンプルテンセ大学のホルヘ・ビルチェス教授だ。
 民意の反乱は、分断を強めて現状を破壊するだけなのか。それとも変革の引き金となるのか。
 「各国に起きているのは、従来と違う回路で民意を実現しようと殴り込みをかける動きだ。
 その異議申し立てを受け、代議制民主主義が自己変革できるかどうか鍵となる。」と吉田徹・北海道大教授は説く。 」と教えてくれた。
 最後に筆者は、「日本でも同じことが起きる条件はそろっているように見える。
 「先進国に共通する分母は確かにある。民意は、だれかに名づけられるのを待っているのだろう」
 過激な言葉でEU離脱を扇動した英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首は国民投票の夜にこう言った。「(反EUの民意という)魔人はランプから出てきた。(元には戻らない)」
 投票という手によって、魔法のランプから飛び出し、これまでの枠組みをたたき壊す。神にも悪魔にもなりうる、そんな「魔人」が世界をさまよっている。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「「支持を集めるのは「敵を指さす強いリーダー」だ。
 「人々の不満を吸い上げ、今の政治は間違いで正しいのはあなただと断言する。この手法は世界各国、右派も左派も変わらない」と、マドリッド・コンプルテンセ大学のホルヘ・ビルチェス教授はいっている」とのこと、
 「「各国で起きているのは、従来と違う回路で民意を実現しようと殴り込みをかける動きだ。その異議申し立てを受け、代議制民主主義が自己変革できるかどうかがカギとなる」と吉田徹・北海道大学教授は説く」とのこと、
 「英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首は国民投票の夜に言った。「(反EUの民意という)魔人はランプから出てきた。元にはもどらない」」とのこと、等等を知ることができた。
 民主主義も人類のある時期あるレベルの「文化」の一部だと考えれば、個人の基本的人権を保障する「憲法」を、より実質的に実施していけば、直接的に個人が国家団体の「意思決定」に参加する「直接民主主義」は、ごく自然な流れではないだろうか、と思った。
 現行の代議制民主主義の下での「既得権」を失う人たちに、どのようにして「納得」または「あきらめ」させるかが、問題のような気がする。
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by sasakitosio | 2016-07-27 06:20 | 朝日新聞を読んで | Trackback
 7月25日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、看護師・宮子あずさ氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「ごく一部だが、精神疾患を持つ患者さんの中には、不安になると救急車を要請する人がいる。
 救急車の不足が問題になる今、不適切な要請といわれても仕方がない。私たち訪問看護師を含め、支援者で知恵を絞るが、なかなか妙案がない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「ある人は夜中一人で入ると息が苦しくなり、死を確信するそうだ。救急隊が来るとほっとし、症状が治まる。「やっぱり人が来ると安心」と悪びれずに言う。
 「救急車は重症な人を載せるものだから・・」と言っても「救急車の人はやさしいわよ」と取り合わない。
 かかり付けの病院も、努力はしている。苦しくなったら電話をもらい、当直医が対応。それでも救急車の安心にはかなわない。
 現状はまさに救急車依存症である。
 毎日のように救急車を呼ぶ現状では、独居の継続は困難とみる。
 一方、本人は救急車さえ来れば立ち直るので、今の生活を続けたいと言う。「独居可能」の尺度をどこに置くべきか。答えは出ないままだ。」と教えてくれた。
 最後に筆者は、「それにしても、常にやさしく関わり、安心を与える救急隊員の皆さんには頭が下がる。しかし、厚意に甘えてばかりじゃいられない。
 昔なら病院にいた人が、社会で暮らしている。
 想像しなかった問題もでてくるだろう。不安が強い人に、一人の時間をどうしのいでもらうか。救急車への依存は、問題の根が深い。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
「ごく一部だが、精神疾患を持つ患者さんの中には、不安になると救急車を要請する人がいる 」とのこと、
 「かかり付けの病院も、努力はしている。苦しくなったら電話をもらい、当直医が対応。それでも救急車の安心感にはかなわない。現状はまさに救急車依存症である」とのこと、
 「毎日のように救急車を呼ぶ現状では、独居の継続は困難と見る。」とのこと、等等のことを初めて知った。
 ひとごとではない、明日は我が身だ、と思った。最近、近所に訪問看護ステーションができた。接骨院もある。食堂も何件かある。
 「昔なら病院にいた人が、社会で暮らしている」との筆者の指摘、それは社会の歓迎すべき進化だ。が、自分は救急車に限らず、他人依存症にならないように心掛けたい、と思った。 ただ、いまは妻依存症になりかかっているかもしれない。
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by sasakitosio | 2016-07-26 06:13 | 東京新聞を読んで | Trackback
7月24日付社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「クーデターには定石があると言われている。
 まず、転覆させる政権の指導者が留守の間を狙う。
 2006年9月のタイの軍事クーデターは、タクシン首相が国連総会に出席のためニューヨーク訪問中に起こされた。同首相は帰国できなくなり、現在も事実上亡命生活を続けている。
 次に、大統領府や議会など司法、行政、立法の要の施設を占拠するとともに、放送局を制圧して国民への呼びかけを行う。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「これはその常識に反した例だが、1936年の「2.26事件」で蜂起した軍部は、首相官邸や重臣の私邸を襲撃し国会議事堂などを占拠した。また朝日新聞など新聞、通信社も襲撃したが、なぜかNHKは襲わなかった。そこで、反乱を鎮圧する側の戒厳司令部がNHKを支配下に収め、有名な「兵に次ぐ」という帰順を呼びかけるラジオ放送を行い事態を収拾させた。
 三に、橋などの交通の要衝を支配する。
 1961年5月の韓国の軍事クーデターは、朴正煕少将(後の大統領)率いる革命軍がまずソウルの漢江大橋を占拠し、外部からの干渉を阻止できるようにした上で国会議事堂や中央官庁などを制圧した。当然中央放送局も占拠し、軍事革命が行われたことを全国に布告した。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「これらの定石を今回のトルコクーデター未遂に当てはめてみると、
 まず転覆を狙った政権の指導者エルドアン大統領は休暇で地中海のリゾート地におり、首都アンカラや最大都市イスタンブールなどは権力の空白状態だった。
 次に、蜂起した軍部は議会などを襲撃するとともに国営放送も占拠し、アナウンサーに「軍部が政権を奪取し戒厳令を敷いた」と発表させた。
 三に、、軍部はイスタンブールで欧州とアジアを結ぶボスボラス橋やアタチュルク国際空港を戦車で封鎖し、交通の要所も制圧した。
 クーデターは定石通り行われ成功するかに見えたのだが、その後数多くの国民が戒厳令を無視し、反乱軍に抗議して戦車を武装解除させて橋や空港の封鎖も解除してしまった。そのきっかけになったのが、エルドアン大統領が民放テレビ局に送ったビデオ電話の通信で、国民に「外へ出て抗議してほしい」と呼びかけたことだった。
 このビデオ電話に利用されたのはアップル社の「フェイスタイム」で、アイフォーンを買うとおまけについてくる無料アプリ。」と教えてくれた。
 最後に筆者は、「「クーデターは周到に計画されていたが、1970年代の教則本に従ったのが間違いだった。最新の通信技術を考慮に入れていなかった」(英メール・オンライン)
 「おまけアプリは戦車より強し」という時代になったようだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「クーデターに定石があると言われる」とのこと、
 「「クーデターは定石通り行われ成功するかに見えた」とのこと、
 「クーデターは周到に計画されたが、1970年代の教則に従ったのが間違いだった。最新の通信技術を考慮に入れたなかった。」とのこと、等等を知ることができた。
 理屈抜きでクーデターを否定する立場だが、その後にくる「トルコの国と社会」に、一日もはやく平穏な日々が訪れることを祈らざるを得ない。
 無料のアプリの威力を見た瞬間、ふと考えた。
 いま世界で大流行の「ポケモンGO」で、戦争が無くなり、人間相互の理解が深まり、世界が平和になる、なんてプログラムはできないものか?
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by sasakitosio | 2016-07-25 20:02 | 東京新聞を読んで | Trackback
 7月24日付朝日新聞朝刊3面に、「日曜に想う」という欄がある。
 筆者は、編集委員・福島申二氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「明るく軽快な歌と裏腹に、暗くて重いものだったようだ。太平洋戦争を庶民が末端から支えた隣組の制度である。
 きのうから東京都内でその特別企画展が始まったと聞いて、当コラムを書くにあたって訪ねてみた。
 <トントントンからりと 隣組>と歌いだす戦時の曲は広く知られ、助け合いの精神にあふれて耳に心地よい。
 一方で10戸程度の組は共同責任の単位でもあり、隣人どうしの相互監視の側面があったことはよく知られている。
 戦争への懐疑など口に出せない。非国民呼ばわりを恐れ、互いの目と耳を互いが用心する日々が息苦しくないわけがないと、展示を見ながら想像した。
 そんな過去を引き合いにするのは大仰だと、自民党の文部科学部会の方々は言うだろうか。
 だが教域現場の受ける息苦しさはかなりのものと想像する。
 学校教育での「政治的中立を逸脱するような不適切な事例」の情報提供を党のホームページで呼びかけた。
 これに対して「生徒や保護者に密告を促すのか」といった批判が相次いだのはもっともだ」と切り出した。
 つづけて筆者は、「いつ、どこで、だれが、何を、どのように」と具体的な情報の記入を求めていて、ネットによる告げ口奨励と感じた人が少なくないのは分かる。中止を求める声も噴出した。1カ月足らずで店じまいしたが、それでも相当数の事例が集まったそうだ。いったいどんな人たちが、どんな基準で検証するのだろう。
 自民議員による「風紀委員会」と言っては軽くて失礼か。なら、もっと重々しく憲兵的な印象とでも言おうか。いずれにしても、歓迎すべき「18歳選挙権」が、選ばれる側の政治家の思惑で重い空気をまとうのは、ゆゆしいことだ。
 「経験上、相当な萎縮を生むでしょうね」と、元東京都立高校長の土肥信雄さん(67)はいう。かって東京都教委が都立高校の職員会議での採択や挙手を禁じた通知に異議を申立て、「たった一人の反乱」といわれた人だ。
 「特定の主張のみ教えるべきでないのは当然」としつつ、「憲法9条は大切だと思う、と語っただけで変更だと通報されかねない疑心暗鬼が教域現場に蔓延したら、先生と生徒の信頼関係は壊れてしまいます」。ひいては生徒に、政治とはうさん臭いもの、との印象を与えかねないと土肥さんは案じる。
 文部科学部会は中立を逸脱した教員に罰則を科すことも検討している。若い有権者により良い未来を選んでほしい。そのための主権者教育を試行錯誤で考えようというときに、はなから「懲らしめ」を持ち出す発想が心を寒くする。
 政治的中立という言葉にこれ以上、政治性を帯びさせるのは慎むべきである。」と指摘した。
 最後に筆者は、「小さな出来事こそ地金が透けるというもので、自民党をめぐっては気になる小ニュースがもう一つある。
 たけなわの東京都知事選。保守を二分しての争いに、自民党東京都連は「党紀の保持について」という文書を所属する国会議員や都議らに配布した。次のような項目に目が留まった。
 「各級議員(親族も含む)が、非推薦の候補を応援した場合は・・・除名等の処分の対象となります」。これはおかしいと思うのが、普通の感覚だろう。
 所属議員はまだしも、その家族や親せきにまで党の意に従えと言っていると読める。
 選挙においてだれを支持し、応援するかという自由は大切な権利だ。議員の親族といっても個人として尊重されるべきなのは言うまでもない。
 いささか品を欠くけど、フーテンの寅さんが語ると次のようになる。
「 お前とおれとは、別な人間だぞ。早え話がだ、おれが芋食って、お前の尻からブーと屁が出るか」。学ぶべきところが、自民党都連にないか。
 近代政治の主要理念である自由と民主を連ねた名の党である。現統制的な発想も含めてあれやこれや、“不自由非民主党“であっては屋号が泣こう。
 風紀委員会的な睨みよりも前向きな歩みを。
 国民を個人として尊重する意思を。二つのニュースに接して、思う。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「学校教育での「政治的中立を逸脱するような不適切な事例」の情報提供を党(自民党)のホームページで呼びかけた。これに対し「生徒や保護者に見告を促すのか」といった批判が相次いだ」とのこと、
 「一カ月足らずで店じまいしたが、それでも相当数の事例が集まったそうだ。」とのこと、
 「(自民党)文部科学部会は中立を逸脱した教員に罰則を科すことも検討している」とのこと、
 「自民党東京都連は「党紀の保持について」という文書を所属する国会議員や都議らに配布した。次の項目に目がとまった。
 「各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は・・・除名等の処分の対象となります」。」とのこと、等等を知ることができた。
 自由民主党の知的劣化が、いよいよ中枢にまで達したかという感がする。一刻も早く、パーツを変えるか、機種を変えないと、日本国が機能不全に陥り、国民が不幸になるかもしれない、と思った。
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by sasakitosio | 2016-07-25 06:47 | 朝日新聞を読んで | Trackback