憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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 5月29付東京新聞朝刊1面に、「「戦える国」に変質 言わねばならないこと」という欄がある。筆者は、元官房長官・蔵相の武村正義さんだ。
 まず筆者は、「戦後70年余り、平和な日本が続いた。国民の多くは平和日本に納得し、これに疑念を持っている人はほとんどいない。よそから与えられた平和ではなく、日本人があの戦争を深く反省して再出発し、その国民の意思を反映した70年だった。
 だが、ここに来て、安全保障関連法が施行され、他国を武力で守る集団的自衛権の行使に一歩踏み出した。この方向は平和な70年を支持してきた日本の多くの意思に沿っていない。」
 70年持続した考え方を無理に変えようとしていることに、違和感を覚える。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「憲法九条は戦争を否定し、敵が攻めてきたとき自衛のため戦うことをかろうじて許してきた。よその国にどんどん出ていく、よその国が攻められたからと応戦するなど、どう見ても、憲法がそこまで認めているとは考えられない。
 安倍晋三首相は戦後の日本のあり方に疑念を持ち、変えることにこだわってきた。 確かに米軍が日本を占領し憲法や戦後のシステムは始まったが多くの国民は納得して受け入れ、支持してきた。
 安倍首相は母方の祖父岸信介さん(元首相)を尊敬していると聞く。私は自民党の国会議員時代、安倍首相の父、晋太郎さん(元外相)の派閥にいたが、晋太郎さんから聞いたのは、もっぱら自分の父、阿部寛さんの話だった。
 寛さんはあの戦争に批判的な政治家で、東条内閣の閣僚だった岸さんとは対照的な考えを持っていた。安倍首相は父方の祖父をどう思っているのか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「日本は明治憲法下で、一度、憲法解釈をめぐり大きく道を間違えた。
 時の軍部が「統帥権の独立」を拡大解釈し首相どころか天皇陛下の意思すら聞かず、独断で戦争の道を走った。
 今度は、歴代内閣が認めず、憲法学者のほとんどが「違憲」と言っている安保法を多数で強行して通した。
 戦争の失敗の轍を踏むことにならないか危惧する。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 あべ首相の父は元外相の晋太郎氏であることは知っていたが、安倍首相の父方の祖父が安倍寛氏であることは、初めて知った。
 そして、安倍寛氏が戦争に批判的な政治家だったことも初めて知った。
 さらに筆者の指摘で「日本の明治憲法下で、一度、憲法解釈をめぐり、おおきく道を間違えた。時の軍部が「統帥権の独立」を拡大解釈し、首相どころか、天皇陛下の意思すら聞かず、独断で戦争に走った。」とのことを知った。
 昭和天皇が沖縄返還時に、交渉担当者に「米軍の撤退はだめ」といわれたとの記事を読んでなぜ、と思ったが。天皇は日本の軍隊を恐れていた、その理由が分かったような気がした。
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by sasakitosio | 2016-05-31 13:42 | 東京新聞を読んで | Trackback
 5月29日付朝日新聞朝刊4面に、「政治断簡」という欄がある。筆者は、政治部次長・高橋純子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「摩擦がなければ机の上の者は滑り落ち、紐は結べず、人は歩けず、車も進まない。
 しかし、摩擦が大きければスケートは滑らず、車輪は回転しない。(「ブリタニカ国際大百科」)
 何の気なしに「摩擦」を引いたら、深遠なる世界の一端に触れてしまった。美しい詩の一節のようではないか。
 やるな、ブリタニカ。
 大きな摩擦は困る。だがなければいいというものでもはない。そんなことを考えたのは、駅ビルの中の喫茶店が看板お脇に貼っていた「WAR IS OVER!(戦争は終わった)」のポスターに「政治的すぎる」とのクレームがついたと聞いたからだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「東京・JR新宿駅東口改札を出て48歩、ルミネエスト地下1階に喫茶「ベルク」はある。天然酵母パンのトースト、ポテトサラダ、コーン、ゆで卵(半熟卵も可)にコーヒーの「モーニング」は税込410円。カウンターで立ち食いしているサラリーマン、朝からワインでゴキゲンな女性客らで15坪の店は満杯だ。
 クレームが入ったのは5月初旬。ルミネに直接申し入れがあったという。店長の井野朋也さん(55)は、「店に言ってくれればいいのに」。
 火がつく。
 ブレーキがかかる。
 何かと何かがこすれ合って生まれる、エネルギー。
 クレームは拒否するしかない。でも相対すれば「何か」が生まれたかもしれない。ツイッターでクレームを公表した。みんなに考えてほしかった。」と指摘した。
 さらに筆者は、「井野さんは2014年6月末、安倍首相にメッセージを送った。
 「初めまして、井野碩哉の孫の井野朋也と申します。祖父の臨終の際、岸さんはわざわざいらっしゃって祖父の手を握り占めてくださいました。」
 井野碩哉。
 東条内閣の農林相で、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに拘禁。第二次岸内閣で法相に就く。
 「祖父の自伝によれば、東条英機を総理に担いだのは、総理になればさまざまな立場の意見に耳を傾けなければならないから、戦争に突っ走らないだろうという狙いがあったそうです。その狙いは裏目に出ました。」
 「総理、明日、私は官邸前での集団的自衛権行使可能の閣議決定への抗議行動に参加します。日本の進むべき道、私たちの命運を勝手に決めないでください」」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「安倍首相はつるんとしている。
 政治的手法は強権的だが、相手と組み合うのではなく、ものすごいスピードで勝手にコロコロっと転がっていく。
 こすれないからいつもピカピカ。それが首相の魅力であり、政治家の欠点でもある。ならば対峙する側が、摩擦係数を高めていくしかない。
 さて、いかにして。
 「WAR IS OVER!」.その下には、小さくこう添えられる。「IF YOU WANT IT(きみがそう望むなら)」
 自分が真に何を望むか見定める。
 それと誰かの望がこすれ合う。
 快も不快も痛みもある。
 でもそうやって成り立っているのだ、この世界は。」、として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 井野碩哉の孫の「井野朋也」さんが、ルミネエスト地下1階に喫茶「ベルク」を開いていること。
 その「喫茶店」の看板横に貼っていた「WAR IS OVER!」のポスターにクレームがついた、とのこと。
 また、井野朋也さんは、安倍首相のツイッターにメッセージ(官邸前へ抗議行動に行く)を送った、とのこと。
 等々を知った。勇気と行動力に感心した。
 「自分が何を望むかを見定める。それと誰かの望がこすれ合う。快も不快も痛みもある。」との筆者の指摘は、よく分かった。
 こすれ合いが、互いの心や懐を温める、そんな社会にしたいものだ。間違っても、摩擦が喧騒や排除や戦争を生み出す「自然エネルギー」にならないようにしたいものだ、と思った。 
  
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by sasakitosio | 2016-05-31 06:58 | 朝日新聞を読んで | Trackback
5月29日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者はジャーナリスと・木村太郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにしてた。
 まず筆者は、「英国が欧州連合(EU)から離脱するかどうかは、あくまでも英国民が決めることですが、それは極めて深刻な問題を秘めています。
 もし離脱が(国民投票によって)合意されれば、世界経済に対して重大かつ深刻な打撃を与えるでしょうから」
 黒田日銀総裁が、英国のBBC放送のインタビューに対してこう述べた。
 インタビューは27日放送の番組のために行われ、日本のゼロ金利政策や中国の景気後退問題などについても触れたが、このEU離脱問題に関する総裁の発言だけが放送に先立ってウェブサイトで伝えられた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「今英国では、来月23日に行われるEU離脱の賛否を問う国民投票の行方が最大の関心事になっているからだが、この黒田発言はEU残留をを訴えているキャメロン英首相を支持することになったのだろうか。
 この問題を巡っては、EUの首脳たちがキャメロン首相の首相の立場を支持する発言を繰り返しているのは当然として、オバマ大統領も先月英国を訪問した際に、こう言って離脱派をけん制した。
 「英国がEUから離脱したら、将来的には英米間で貿易協定を結ぶことになるでしょうが、今の米国の関心はEUとの貿易協定を締結することで、英国は行列の後ろで順番を待つことになるでしょう。」
 英国は国際貿易の「仲良しクラブ」から外れて困ることになると半ば脅したわけだが、これが英国人の反発を買った。
 「一部ケニア人の大統領は旧宗主国の英国がお嫌いらしい」
 EU離脱派の急先鋒に立つジョンソン前ロンドン市長は、人種問題を絡ませた意地の悪い一文を大衆紙サンに寄稿した。
 実はジョンソン前市長に限らず、外国の首脳たちの発言はEU離脱派を逆に勢いづけているという。ロイター電が離脱運動「ボート・リーブ」(離脱に一票を)」代表エリオット氏の話として伝えている。
 同氏は、EU離脱の運動が世界的な反権威の風に乗っており、人々は大企業や世界の指導者たちの警告に怒りを感じていると言った。
 「その反権威の風は(米大統領選共和党の暫定候補者)トランプ氏の風とは違いますが、世界的で広範囲な反権威の風なのです」」とおいせてくれる。
 最後に筆者は、「世界の首脳たちや国際通貨基金(IMF)、ウオール街関係者がキャメロン首相の後ろ盾になり、EU離脱のもたらすデメリットを強調すればするほど人々の反感を買い、離脱派が力を得ているらしいとロイター電は伝えるが、その世界の首脳の一人にシンゾウ・アベの名前も入っていた。
 それに、今回はハルヒコ・クロダの名前が加わったわけだが、もしかしたら黒田総裁は「敵に塩を送る」ことをしたかもしれない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 オバマ大統領が先月英国を訪問し際に、「英国がEUから離脱したら、将来的には英米間で貿易協定を締結することになるでしょうが、今の米国の関心はEUとの貿易協定を締結することで、英国は行列の後ろで順番を待つことになるでしょう」といって、英国人の反発を買った、とのこと。
 ジョンソン前ロンドン市長は「一部ケニア人の大統領は旧宗主国の英国がお嫌いらしい」との一文を大衆紙サンに寄稿した、とのこと。
 離脱運動代表のエリオット氏は「その反権威の風は(米大統領選共和党の暫定候補者)トランプ氏の風とは違いますが、世界的な反権威の風なのです」と言っている、とのこと。
 等々を知ることができた。
 その上で、反権威の風の「淵源」を知り、自己愛的解決策から脱却する「智慧と方策」を何とか見つけ出せないものか、と思った。
 第一次世界大戦の前夜はもちろん、第二次世界大戦の前夜、よりも今日ただいまは、地球が狭くなってきているののだから、国家間・国民間の「イライラ」は極力減らさなければならないような気がする。ここは、文字通り「世界的宗教」の出番かもしれないが。
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by sasakitosio | 2016-05-31 06:21 | 東京新聞を読んで | Trackback
 5月26日付朝日新聞朝刊15面に。「明日を探る」という欄がある。筆者は、北海道大学教授・遠藤乾氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「パナマ文書が提起した問題に奥行きがある。
 それは、最高指導者たちが登場するスキャンダルにとどまらない。 あらためて照射された税の公平性の問題すら越えて、従来の政治のあり方が、問い直されている。
 タックスヘイブンは、グローバル資本と主権国家システムとが出会う相克の場である
 両者はまったく異なるロジックで動く。
滑らかに越境するグローバル資本は問題を拡散させる。
主権国家は問題を領域に囲い込み、限定する。
 高度化する金融技術も相まって、資本は巧みに規制をすり抜ける。並行して、主権国家もまた高度化し、管轄ごとに権能を強める。その高度化した国家が他国と手を携え、問題に対処できれば結構である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「けれども国際協調は穴だらけだ。経済協力開発機構(OECD)や主要20カ国・地域(G20)の場で進む「BEPS(税源浸食と利益移転)」プロジェクトは、各国間の情報交換を密にし、税逃れを回避する。歓迎すべき試みだが、問題も多い。
 まず、それは企業が人工的に取引価格を操作し、利潤を圧縮する事態に対処できない。特に高い利益を生む知的財産権のやり取りをうまく補足できない。
 そもそも主権国家の自発的協力なので、自らの主権的行為として抜け駆けを図る国が必ずや出てくる。
 協力を推進する側にいるはずの米英も、国内外に、歴史的に形成されたタックスヘイブンを抱えている。
 それは、まるで帝国的な特権だ。
 こうしてグローバル資本は勝利する。われわれはいずれまた、次のパナマ文書を目にすることになろう。
 深刻なのは、結果として、政治が委縮してしまうことだ。
 国の政治の根幹は、税を取り、使うことにある。税を取られる主権者の声を国に届けるのが民主主義の仕組みである。どちらのプロセスも国の中で閉じている。
 グローバル化は、その外側に、制御不能な巨大な領域をつくってしまった。
 象徴的なのが、1日あたりの為替取引高であろう。
 2013年の平均値は、約5兆3千億ドル(約580兆円)に上る。今世紀に入っておよそ4倍に膨れ上がり、日本のGDPをしのぐ。
 グローバル化がサウンドバックのように叩かれて久しいが、それでもそれは止まらない。資本移動の自由化というパンドラの箱を開けてしまったのだ。
 大量の資本が高速で越境するなか、課税と民主主義は、基本的に国の中でしか作動しない。その裂け目はますます広がりゆく。」と指摘した。
 さらに筆者は、「政治の閉塞はこここにかかわる。そこに右も左もないのだ。
 グローバルの主体は、政権が保守でもリベラルでも勝ち組。
 穏健政党はコップの中で争い、選択肢が摩耗する一方、小トランプや小サンダースがあちこちで苛立ち、両極化が進む。そのうちコップ自体を割りかねない。
かといって、パンドラの箱を開けた以上、グローバル化以前には容易に戻れない。メキシコ国境に約された壁はまるで現代のマジノ線だ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「もう一度政治を構想しなおさなければならない。
 古代ギリシャ以来、それは、自然に対し、人為によって善なる秩序を作る共同の営みであった。
 なのに、グローバル資本は自然的実在かのように、政治的営為の対象外にとどめ置かれる。
 各国あるいは国際協調でできることはまだまだ多い。
 よく見ると、欧州連合(EU)における金融取引税など円滑過ぎる資本移動の管理に向けて、「車輪に砂をまく」(ノーベル経済学賞受賞者ジェームス・トービン)試みも散見される。
 必ずしも常にうまく行くわけではないそうした動きをリアルにみつめ、積み上げながら、グローバル化した領域や主体の共同制御を、まるごと政治の課題に引き戻すことだ。
 さもなければ、政治の営みは縮みゆく。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「タックスヘイブンは、グローバル資本と主権国家システムとが出会う相克の場である」との指摘、
  国際協調は「主権国家間の自発的協力なので、自らの主権的行為として抜け駆けを図る国が必ずや出てくる。」との指摘、
 「グローバル化は、その外側に、制御不能な巨大な領域を作ってしまった。」との指摘、
 一日当たりの為替取引高が「2013年の平均値は、約5兆3千億ドル(約580兆円)に上る」との指摘、
 「グローバル化した領域や主体の共同制御を、まるごと政治の課題に引き戻すことだ。」との指摘、等等よく分かった。
 そこで、受けた刺激で考えてみると、経済の歴史的変化が統治形態や統治領域を変えてきたように、経済のグローバル化が統治形態のグローバル化を促しているのかもしれない、と思った。
また、今日ただいま世界中に生じている「社会的権威」の信頼喪失現象も、主権国家から世界連邦・地球一家(?)への変化を促す「シグナル」かもしれない、とつい思ったりする。
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by sasakitosio | 2016-05-30 06:36 | 朝日新聞を読んで | Trackback
 5月29日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「本日はお忙しいところ遠方よりご参集いただき、ありがとうございます。お宗旨の違う皆さまにもお宮参りをしていただき、日本の良さを味わっていただけたことと存じます。さて、今回の会議の最重要課題は世界経済の危機です。この際、積極的な財政出動で足並みをそろえたいと。」切り出した。
 つづけて筆者は、「何言ってんのよ。
 私のところは経済も順調。
 おかしいのはあんたの所だけでしょ。
 いま借金をして公共投資なんかしても意味ないわよ。
 30数年ほど前のサミットで、あんたのお父さんのボスだった福田と言う首相とうちの国の首相が世界経済の機関車になるとか言って滅茶苦茶な財政出動をして、後始末が大変だったんだから。
 うちは難民の世話もしなきゃいけない。
 あんたの国はなにをしてくれるの。
 カナダのイケメン首相は、その点やることが違うわね。
 パナマ文書で今までの税金逃れがばれてたたかれまくっているうえに、EU残留を巡る国民投票を控えて、世界経済どころでないよ。
 うちは福祉を切り詰めて貧乏人から搾り取っているんだから財政出動なんて論外だ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「空理空論はもうやめだ。うちは既成政治家をぶった切る怪しげな男が俺の後釜を狙っているんだ。
 みんなちんと仕事をしよう。
 シンゾウ、自分の家の不始末は自分で片づけることだな。
 あんたの人気取りに付き合うのもこれで終わりだ。」として締めくくった。
 読んで面白かった。ひょっとしたら、筆者は地獄耳をもっておられのでは、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-05-30 06:04 | 東京新聞を読んで | Trackback
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5月29日(日)、毎朝の手賀沼散歩。柏公園の林に入ると、スキースキースキーと大きな声でラブコールをしてくれる鳥がいる。茂り、重なり合う樹木の葉っぱの中で叫んでいる。
 樹下の木陰をひんやりとしたいい空気を、何回も何回も吸いながら、あるく。
 大堀側の河口の土手に毎年開く、大輪の月見草を目を皿のようにして探しているが、雑草の緑の中では黄色い大輪の花が咲いて、初めて所在が分かるのがいつものことだが。
 機場の林の藪に残る、キンランの実、鞘が少し硬くなってきた。
 機場を抜けて、戸張下の草原を歩く。対岸の田んぼには、7羽のコブハクチョウが、他の草取りをしているもの、畔で休んでりもの、寝ているもの、色々だ。
 今日も、水路沿いにある「桑」の樹の実を食べることができた。赤紫の汁が甘くておいしい。
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by sasakitosio | 2016-05-29 09:46 | 手賀沼をたのしむ | Trackback
 5月27日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安倍政権は沖縄に対して冷酷だ。沖縄県の翁長雄志知事が23日、首相官邸で安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会見した。
 米軍族(元海兵隊員)ケネス容疑者による「殺人」死体遺棄事件について、米国のオバマ大統領に直接話す機会を設けるよう要請した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「翁長知事が安倍首相らに「綱紀粛正や再発防止などのことはこの数十年間、何百回も聞かされた。しかし、現状は何も変わっていない」と指摘している。
 翁長知事が中央政府のろ過装置を経た形では、沖縄の民意が正確に米国政府に伝わらないと考えている。
 だから、翁長氏は沖縄県の民意によって選ばれた最高責任者として、米国の民意によって選ばれた最高責任者に対し、沖縄世論の認識を率直に伝えようとしているのだ。
 これに対し、安倍政権は「外交は中央政府の専管事項だ」という紋切り型の対応で、沖縄の民意に寄り添おうという姿勢を小指の先ほども見せない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「筆者は元外交官だったので、よく分かるが、首相官邸が外務省に対して、「沖縄県知事とオバマ大統領が面会する時間を20分作れ」と指示すれば、外務官僚は米国側と調整して時間を捻出することは可能だ。 安倍政権の冷酷な対応に、沖縄の反発は沸点に近づきつつある。このままでは、在沖全米軍基地閉鎖要求が沖縄の民意になる。」として締めくくった。
  読んで勉強になった。
 「沖縄県の翁長知事が23日、首相官邸で安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会見した。米軍属(元海兵隊員)のケネス容疑者による「殺人」死体遺棄事件について、米国のオバマ大統領に直接話す機会を設けるよう要請した」とのこと、
 「安倍政権は「外交は中央政府の専管事項だ」という紋切り型の対応」をしたとのこと、
 筆者は「首相官邸が外務省にたいして「沖縄県知事とオバマ大統領が面会する時間を20分作れ」と指示すれば、外務官僚は米国側と調整して時間を捻出することは可能だ」と指摘していること、等々を知った。
 その上で、なぜ安倍政権は翁長知事とオバマ大統領の直接対話を、阻止したのかを考えて見たくなった。
 それは、政府の面子か?
 はたまた、日本政府がアメリカに対する「沖縄問題の真実を」知られるのを恐れたのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2016-05-29 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback
 5月28日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。
 きょうは、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「20日、台湾の新総統に蔡英文氏が就任し、国民党政権は再度民進党に取って代わられた。
 1949年、中国が大陸と台湾に分かれてから67年。うち90年代までのほぼ40年間は断絶した状態にあった。
 留学で来日した当初、日本語学校で出会った台湾からの学友たちを「スパイではないか」と警戒したのは、会ったばかりの数日だけで、すぐに打ち解けあった。」と切りだした。
 つづけて筆者は、「育った政治環境は違っても、同じ歴史を持ち、中華文化に育まれたもの同士。
 日本語で自己紹介をさせられたとき、それぞれが「私は中国人です」とごくごく自然に話しした。
 もちろんその後ろには「私は大陸のハルピンの出身」とか、「私は台北から来た」とかを続けられたけど・・・。
 そのときの私たちは、国の方針などまったく気にしなかった。日本の自由な空気のおかげで、むしろそういった非情な「政治」を笑のネタにして「DNA任せ」にしてもいいと思ったし、「毛沢東と蒋介石の恩怨」を超えたと感じられた。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「それからというもの、大陸と台湾の間を自由に行き来できるようになり交流も盛んになった。なのに台湾でかえって「自分は台湾人」だと強調する人が増えたらしい。
 蔡英文氏の「大陸と程よい距離を取る」ような就任演説に、うなづくばかりだった。うなづきながら寂しさも覚えた。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「蔡英文氏の「大陸と程よい距離を取る」ような就任演説があった」とのこと、
 「1949年、中国が大陸と台湾に分かれてから67年。うち90年代までのほぼ40年間は断絶状態にあった」とのこと、
 筆者は留学で来日した当初、日本語学校で出会った台湾からの学友たちを「スパイではないか」と警戒した」とのこと、等等を知ることができた。
 台湾が程よい島であったこと、独自の経済発展をしたこと、アメリカが後ろ盾になっていたこと等が、今につながっているように思った。
 日本国内での留学生同士の交流、大陸と台湾の人の交流、それが相互に敵対より友好がいいという環境ができたような気がした。
 筆者が初めて会った台湾からの学友を「スパイではにか」と思ったとのことであるが、あって話せば「誤解」が解けたとの話しは、友好関係の作り方の見本みたいなものだと思った。
 また、蔡英文氏の「大陸と程よい距離を取る」との発言は、熟年夫婦の円満家庭維持継続のお手本のように思えた。
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by sasakitosio | 2016-05-29 06:06 | 東京新聞を読んで | Trackback
 5月27日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 きょうは、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「政府の伊勢志摩サミットに集まる先進7カ国」(G7)首脳に、伊勢神宮の内宮に正式参拝してもらう方針だという。3年前の式年遷宮にも参列した安倍首相は、荘厳な社や境内が醸し出す日本的「精神」や悠久の歴史にご執心のようだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「江戸時代に爆発的に流行した伊勢参りや幕末の「ええじゃないか」の乱舞は民衆のアジールでもあり秩序への身体的反抗でもあったが、明治維新を担った外藩の下級武士らは近代国家建設に神道と天皇制を利用し尽くした。かって伊勢神宮は日清・日露戦争の戦利品が展示されていた。必勝祈願のための昭和天皇の伊勢行幸もあった。伊勢神宮は国家と戦争に結びついていた。
 国家神道のような公定ナショナリズムは、上からの「想像の共同体」を押し付ける。
 死と不死に関する民衆の想像力を初等教育から制御し、軍隊で強制する。国のために死ぬのは当然で靖国神社に戻った魂は永遠に安息するというわけだ。
 だが、なぜ想像力は国境を越えられないのか、なぜ戦争で殺すことが名誉なのか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「公定の想像力や無批判の日本ブランド化にどう対抗すかは今日の問題でもある。
 森厳で崇高な伊勢神宮に対置すべきは汚染された帰還困難区域だ。領土内で均等に保障されるはずの国民主権や人権も沖縄では破綻する。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「かって、伊勢神宮には日清・日露戦争の戦利品が展示されていた」とのこと、
 「必勝祈願のための昭和天皇の伊勢行幸もあった」とのこと、等を初めて知った。
 そこで「公定の想像力や無批判の日本ブランド化にどう対抗するかは今日の問題でもある」との筆者の指摘が、理解できた。
 過去に戦争と結び付いていた「伊勢神宮」・「靖国神社」の今の森厳、戦勝国(アメリカ、英国、フランス、カナダ)の首脳達も、敗戦国(ドイツ、イタリア)の首脳達も、伊勢神宮の過去をも知っていたのだろうか。そこが知りたくなった。
 また、第二次世界大戦の戦勝国と敗戦国の集いという視点でみると、不思議な気がする。
 そこで、戦争廃絶のことが話題にならないということは、なぜだろうか、ふと疑問がわいてきた。
 また、良くも悪くも、洋の東西をとわず、人間は忘れっぽい動物だということか?
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by sasakitosio | 2016-05-28 06:34 | 東京新聞を読んで | Trackback
 5月25日付朝日新聞朝刊15面下に、「ピケティ コラム」という欄がある。
 筆者は、パリ経済学校教授のトマ・ピケティ氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「難民問題、債務問題、失業問題―――欧州の危機に終わりはないようだ。一部の人たちにとっての答えは「自国にこもるしかない」というもので、そうした人が増えている。欧州から離脱し、国民国家へ戻ろう、そうすれば全てがよくなるーーーというのだ。
 これは空約束だが、分かりやすい。これに対し、進歩主義陣営は逃げ口上をうつばかりだ。いわく、確かに現状は輝かしくないが、何とか踏ん張って事態を改善するのをまつべきであり、いずれにせよ欧州ルールは変更できないのだーーと。
 このような戦略は命取りになりかねず、これ以上続けるべきではない。いまこそ、ユーロ圏の主要国が改めて指導力を発揮し、決断ができて欧州を再び軌道に乗せることができるしっかりした中核をつくるときだ、と提言すべきだ。
 まずは欧州条約は手直しさせない、という考え方を取り払う必要がある。「世論は現在の欧州を毛嫌いしている。この際、何にも手をつけないでおこう」というのか!
 そんな理屈はばかげているし、何よりも間違っている。
 具体的に言おう。欧州連合(EU)をつくる28か国が締結している条約全体、特に2007年(署名された)のリスボン条約を見直すのは、恐らく時期尚早だ。例えば英国とポーランドの2カ国だけとっても、フランスとは異なる課題を持っているからだ。しかし、だからと言って何もしないでおくべきだという結論にはならない。現条約と並行し、ユーロ圏内の希望する国々が政府機関で新条約を結ぶことは、間違いなく可能なのだ。
 何よりの証拠に11~12年に条約締結放されている。ユーロ圏加盟国が数カ月交渉し、予算に重大な影響をもたらす二つの政府間条約を締結したのだ。
 一つはESM(欧州安定メカニズム、資本金7千億ユーロを付され、ユーロ圏加盟国に金融支援をする基金)を設立するもの。
 もう一つはTSCG(ユーロ圏における安定、協調、統治に関する条約)で、新たな予算ルールを定め、(違反すれば)自動的に加盟国に制裁が科されるというものだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「問題はこの二つの条約が、さらなる景気後退と、欧州での高級官僚の支配体制拡大をもたらしただけだったということだ。
 ESMに援助を要請する国は「覚書」に、かの有名な「トロイカ」の代表者と署名しなければならない(ESM条約第13条)。条約のわずか数行で、欧州委員会と、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)(からなるトロイカ)の一握りの高級官僚に権限が与えられているからだ。こうした官僚は有能な場合もあるが、能力に欠ける場合もある。そんな彼らに国全体の医療や年金、税などの制度改革を監督する権限が与えられ、しかもこうしたことが極めて不透明で民主的な統制が利かない中で決められたのだ。
 TSCGの方は第3条で、構造的な財政赤字を国内総生産(GDP)比で最大0.5%以内に抑えるという非現実的な目標を定めていた。正確にはこれは二次的赤字(債務の利払い後に達成すべき)の目標なのだ。つまり、ひとたび金利が上がれば(この目標を達成するには)何十年間というスパンで、GDB比3~4%という巨大なプライマリーバランスの黒字が必要になるということだ。これは金融危機以来、巨額の債務を蓄積してきた国、すなわちユーロ圏のほとんどすべての国に当てはまるのである。
 1950年代に(とりわけドイツのために)過去の負債を帳消しにして欧州が復興したことや、そうした政治的決定こそが、成長と新しい世代への投資を可能にしたことを人びとは忘れている。
 このESMとTSCGという立派なシステムは、ユーロ圏財務相会議の管理下にあることをつけ加えておこう。会議は密室で開かれ、欧州を救ったと決まって夜中に告げる。財務相たち自身、自らが何を決定したかが分かっていないのが私たちが理解するのは、翌日の昼間というわけだ。21世紀の欧州における民主主義は、なんとも見事に成功したものだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「いま必要なのは解決策だ。
 二つの条約の問題を改善するため、真に民主的な機関ユーロ圏内につくらなければならない。白日の下で討議し、公明正大な決定を下す機関だ。最良の手はユーロ圏議会の創設だろう。
 各国議会の代表で構成する議会がユーロ圏に直接かかわる予算と財政上のあらゆる決定を行うべきだ。ESMを始め、赤字管理や債務再編もできるようにする。欧州共通法人税や、インフラと大学に投資する予算を可決することもできるだろう。
 この欧州の中核は、すべての国に開かれている一方、(改革を)より早く進ようとする国の邪魔をしてはならない。実際、合計でユーロ圏の人口とGDPの75%以上を占めるフランス、ドイツ、イタリア、スペインの4ヵ国が合意すれば、新しい政府関係条約の発効は必ず可能になるのだ。
最初のうちドイツは、このような議会で少数派になるのではないか、と懸念を抱くかもしれない。しかしドイツとて民主主義を公然と拒否できるはずはない。拒否するなら、反ユーロ陣営を勢いづかせるリスクを負うことになる。
 なにより、この提案はバランスのとれたものだ。
 なぜなら、債務帳消しへと道を開くと同時に、ギリシャのようにそれを望む国は、将来的に多数派の法に従わなくなるからだ。保守主義と自国のエゴイズムを脇に置きさえすれば、妥協点は手の届くところにある。(仏ルモンド紙、2016.5月15―16-17日付、抄訳)」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「欧州連合(EU)をつくる28か国が締結している条約全体」があり、
 「2007年(署名された)リスボン条約がある」こと等を知った。
 そして「ESM(欧州安定メカニズム、資本金7千億ユーロを付され、ユーロ圏加盟国に金融支援をする基金)を創設するもの」があること、
 「TSCG(ユーロ圏における安定、協調、統治に関する条約)で、新たな予算ルールを定め、(違反すれば)自動的に加盟国に制裁がかせられるというもの」があるとのこと、等も知ることができた。
 さらに、「実際、合計でユーロ圏の人口とGDPの75%以上を占めるフランス、ドイツ、イタリア、スペインの4ヵ国が占めている」ことを改めて知ることができた。
 今日の課題を解決するためにピケティ氏は「最良の手はユーロ圏議会の創設だろう。各国議会の代表で構成される議会だが、ユーロ圏に直接かかわる予算と財政上のあらゆる決定を行うべきだ」と提案している。
 これは、大胆な提案だが、実現に向けて努力する価値があるような気がしている。
 そして、アジアでもEUにならって、AU(アジア連合)づくりができないものか。しかも、日本が先頭になってできないものか。
 
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by sasakitosio | 2016-05-27 18:32 | 朝日新聞を読んで | Trackback