憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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 11月27日付朝日新聞社説に、「特定秘密保護法案 民意をおそれぬ力の採決」という見出しで、26日の衆院本会議での特定秘密保護法案にかかわる記事が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「数の力におごった権力の暴走としか言いようがない。
民主主義や基本的人権に対する安倍政権の姿勢に、重大な疑問符がつく事態である。」と切り出した。
 つづけて社説は、「特定秘密保護法案が、きのうの衆院本会議で可決された。報道機関に限らず、法律家、憲法や歴史の研究者、多くの市民団体がその危うさを指摘している。法案の内容が広く知られるにつれ反対の世論が強まる中でのことだ。
 ましてや、おとといの福島市での公聴会で意見を述べた7人全員から、反対の意見を聞いたばかりではないか。
 そんな民意をあっさりと踏みにじり、慎重審議を求める野党の声もかえりみない驚くべき採決強行である。」と指摘した。
 さらに社説は、「この法案の問題の本質は、何が秘密に指定されて」いるのかわからないという「秘密についての秘密」にある。これによって秘密の範囲が知らぬ間に広がっていく。
 大量の秘密の指定は、実質的には官僚の裁量に委ねられる。
 <中略>
 こうして「情報の闇」が官僚機構の奥深くに温存される。「これはおかしい」と思う公務員の告発や、闇に迫ろうとする記者や市民の前に厳罰の壁が立ちはだかる。<中略>
 ただでさえ情報公開制度が未成熟なまま、この法案だけを成立させることは、政府の力を一方的に強めることになる。」と、指摘している。
 そして社説は、「「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」という文書がある。この6月、南アフリカのツワネでまとめられた。国連や米州機構、欧州安全保障協力機構を含む約70か国の安全保障や人権の専門家500人以上が、2年にわたって討議した結果だ。
 <中略> 
 国家安全保障に関する情報の公開を制限できると認めたうえで、秘密指定に期限を明記する▽監視機関はすべてに情報にアクセスする権利を持つ▽公務員でない者の罪は問わないなど、50項目にことごとく反している。」と指摘した。
 さらに続けて社説は、「国会での政府・与党の発言を聞くと、「国家ありき」の思想がいたるところに顔を出す。
 町村信孝元外相はこういった。「知る権利は担保したが、個人の生存や国家の存立が担保できないというのは、全く逆転した議論ではないか」
 この発言は、国民を恫喝するに等しい。国の安全が重要なのは間違いないが、知る権利の基盤があってこそ民主主義が成り立つことへの理解が、全く欠けている。」と指摘した。
 最後に社説は、「この法案で政府がやろうとしていることは、秘密の保全と公開についての国際潮流や、憲法に保障された権利の尊重など、本来あるべき姿とは正反対の方向を向いている。
 論戦の舞台は参院に移る。決して成立させてはならない法案である。」と結んでいる。
 読んで、福島市の公聴会で、明らかになった「反対の民意」を無視する、無視した神経が分からない。国際潮流に反する「為政者の見識」が分からない。町村信孝氏がこの程度の「自由主義と民主主義」の持ち主だったんだ、と、驚いた。
 岐路に立った時に、その人の「真価・絶対値」が、さらけ出されるのか?
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by sasakitosio | 2013-11-30 14:38 | 朝日新聞を読んで | Trackback

7年前の教訓

 11月27日東京新聞25面に、「本音コラム」という署名入りの囲み記事がある。今日の筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 筆者は、「与党とみんなの党の賛成多数で、特定秘密保護法案が衆院を通過した。 
 昨年12月の衆院選で安倍自民党を大勝させた結果がコレ、7月の参院選の「ねじれ」を解消させた結果がコレである。
 2006年12月、第一次安倍政権下で教育基本法改正案が強行採決された7年前を思い出す。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「あの時も激しい反対運動がおこり、国会周辺で連日集会が行われていたにもかかわらず、国民の声は無視された。
 そのツケは今、ボディーブローのように効いている。新基本法に基づく学習指導要領の改定、教育委員会の教科書採択への介入。。第二次安倍政権は教科書検定制度の見直しまで言い出した。いずれも新基本法の「愛国心」条項に依拠している。」と、指摘した。
 さらに筆者は、「しかし、意気消沈するのはまだ早い。07年が明けると同時に安倍内閣では不祥事や失言が相次ぎ、党内からも改憲論への批判が噴出。参院選で自民党は大敗し、首相は辞任に追い込まれた。民意を無視した乱暴な国会運営は必ずしっぺ返しにあうのである。
 法案の審議過程で露呈した政府・与党の危険な体質。威勢のいいことを言っていたみんなの党と日本維新の会の予想以上のだらしなさ。<中略>
 参院での論戦はまだ続く。いつまでもあると思うな支持と権力、である。」と、締めくくった。
 いつもながら、面白く読んだ。新聞各紙が、これだけ真剣に取り組んでいるのに、なぜか、いつまでも続く「内閣支持率」の高さ。
これは一体なんなのだろうか?新聞を読まない「国民」が多いのではないか。そういう自分も、ブログに投稿するようになって、6か月余。新聞を、こんなに一生懸命読んだことはない。そして、記事を書く人たちの、調査力、分析力、洞察力、等等の豊富さに感心している。新聞は、知恵の宝庫であり、自分の好奇心をこれほど刺激してくれるものは、今のところ見当たらない。
 今日(30)の朝、NHKの深読みを、たまたま見ていたら、みんなの党・日本維新の会と与党の修正した「特定秘密保護法」の解説をしていた。報告する記者の「緊張感」が伝わってきたが、少しも「深くない」解説、にあきれた。と同時に、NHKはメディアに及ぼす、取材に及ぼす、特定秘密保護法の及ぼす、直接・間接の「破壊的な影響」について、何故語らないのだろうか、ものすごく疑問を感じた。料金を払って、大本営発表を、絶対聞きたくない。そもそもNHKは、この特定秘密保護法に、賛成なの?反対なの?労働組合は賛成なの?反対なの?
解説委員は賛成なの?反対なの?態度を明らかにしてほしい。
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by sasakitosio | 2013-11-30 12:32 | 東京新聞を読んで | Trackback
 11月30日(土)。快晴、雲一つなし。風なし、草の露なし、人あり。
 毎朝の手賀沼散歩。何時もより、出発が一時間遅かった。ために、日の出前に機場の林で体操。東の地平は日の出前のあかるさ、西の地平は青空感。天は白い青。明るい中での体操は久しぶり、周りの赤い山茶花の数本に花が咲いている。まぶしい旭日に向かって、戸張下の水路沿いの草原を歩く、水路の枯れた葦にスズメが鈴なり。ヒドリ橋近くの水路から、カワセミ一羽、河原に向かって飛び立つ。ヒドリ橋の下の水面から、靄が旭日に揺れていた。
 帰路、早咲きの桜がすっかり葉を落とし、芽が。赤く鋭くとがった小さな芽が。近くの梅の木々には、小さな丸い蕾が。冬のはじめに、春の準備をしている。
 お日様に後ろから押される形で包まれる形で、草原を歩く。日の恩や、冬を忘れる、心地よさ。真っ青なそらには、時々、白い機体が北に向かって飛ぶ。柏公園は鳥のさえずりでにぎやかだ。
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by sasakitosio | 2013-11-30 08:04 | 手賀沼を楽しむ | Trackback
 11月26日付朝日新聞社説で、「秘密保護法案 福島の声は「誤解」か」の見出しで、衆院の特別委員会が25日行った、福島市での地方公聴会の記事が載った。
 今日はこの社説で勉強することにした。
 社説は、「特定秘密保護法案を審議する衆院の特別委員会がきのう福島市で地方公聴会を開いた。
 福島第一原発の事故は日本にとって近年最大の危機だった。その恐ろしさを肌身で知る福島の人たちは公聴会で、口々に法案への懸念を語った。
 秘密より情報公開が重要ではないか~~~~そんな意見が相次ぎ、自民党を含む全員が法案に反対した。
 与党である自民・公明両党は、事実を重く受けとめるべきだ。
 「情報公開がすぐ行われていれば低線量の被爆を避けることができた」
 浪江町の馬場有町長は、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の情報が適切に公開されず、町民が放射線量の高い地域に避難した問題を取り上げた。
 自民、公明の両党の委員は「誤解がある」「今回の法案の対象ではない」と反論したが、そう単純な話ではない。<中略>
 法曹関係者は公聴会で、「(秘密の範囲について)拡張解釈の余地をきちんと狭めるべきだ」」と、指摘した。
 さらに社説は、「特別委員会の審議で明らかになった、こんな事実もある。
 福島第一原発の事故直後、現場の状況を撮影した情報収集衛星の画像を、政府が秘密保全を理由に東京電力に提供しなかったというのだ。東電には秘密保全処置がないから、画像は関係省庁だけで利用した。代わりに商業衛星の画像55枚を4800万円で購入して東電に提供したという。
 情報収集衛星は災害目的にも使われるはずだった。それが肝心のときに「秘密」にされた。
 公聴会の出席者に自民党議員は「どうぞ信頼して頂きたい」と述べた。どう信頼すればいいのか。反対者の意見を真摯に受け止めるべきだ。」と、問題点を指摘した。
 最後に社説は、「地方公聴会を、みんなの党、日本維新の会、を含めた4党による衆院通過に向けたアリバイづくりにしてはならない。
 福島県議会は10月、」法案への慎重対応を求める意見書を出した。 
 「もし制定されれば、民主主義を根底から覆す瑕疵ある議決となることは明白である。」と訴えている。
 与党はもう一度、考えたほうがいい。福島の人々の懸念は、本当に「誤解」なのか。」と、疑問を呈して、締めくくった。
 記事で、福島市での公聴会の様子が分かってよかった。
 それでも、この悪法は、今日(27日)衆議院を通過したらしい。
 国会の自殺行為だ。自殺は罪にならいが、周りが、想像以上の苦難を強いられることが多いが。とにかく、ひどすぎる国会議員が、多数いたことに驚いた。
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by sasakitosio | 2013-11-29 17:50 | 朝日新聞を読んで | Trackback

消費増税と徴税倫理

 11月24日東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、同志社大学教授・浜矩子氏だ。
 今日はこの記事で勉強することにした。
 筆者は、「「強い酒にはご用心である。飲むと、徴税人たちに向けて発砲し、しかも、打ち損じることになるからだ。」。ロバート・A・ハインラインの言葉だ。ハインラインはご承知のとおりだ。米国を代表するSF作家である。
 さすがは、シャープな空想科学小説家である。実にコンパクトに、実に勘所を押さえて、税金というものに関する人々の思いを表現している。自分のカネは自分のカネだ。自分のカネは自分と自分のとって大切な人々のために使いたい。我々のポケットに手を突っ込んで、政府がカネを巻き上げるとは、何事か。いずれも、至極もっともな人間的心情だ。それを踏みにじってまで、国家が国民から税金を徴収しなければいけないのはなぜか。消費増税に向かって、政治が動き出した今あらためて、この辺を確認しておきたいと思う。」と切り出した。 
 国が税金を取るのは、その収入によって国民に奉仕するためだ。安全や健康や利便性の基盤を、国民のために確保する。その必要経費を賄うために、税金がある。<中略>
 われわれ納税者としては、この点を忘れてはいけない。二つの意味で然りである。 第一に、生活基盤を支えてほしいなら、税金はきちんと払わなければならない。第二に、サービス事業者としての国の有用性と有効性は、常に厳しく監視する必要がある。」と指摘した。
 さらに筆者は、「経済学の生みの親であるアダム・スミスが「国富論」の中で、消費税に言及している。先生いわく、生活必需品の消費に課税するならそれに見合って人々の賃金が上昇する必要がある。なぜなら、収入が増えなければ、労働者は増税によって値段が上がった必需品を変えなくなるからだ。誠にごもっともである。
 日本においては、いまや、貧困世帯の数が先進国には不相応に多くなっている。豊かさの中の貧困問題だ。これが今の日本が抱えている最大の問題だ。この問題の当事者たちこそ、スミス先生のの心配の種となっている人々にほかならない。彼らを貧困の淵にさまよわせたままの状態で、消費税を引き上げればどうなるか。下手をすれば、彼らを貧困の淵から死の淵に追いやることとなりかねない。」と、指摘した。
 最後に筆者は、「人々が人間らしくまともに生きられる。誰にでも、その権利が保障される。そのような環境を整えるためにこそ、国家とその装置は存在する。そうであるはずだ。<中略>税金がそのような機能を果たすという認識のもとに、われわれは自分たちのポケットの中から税金を払う、それが国民と国家の間の契約関係であるはずだ。この租税論理を、今日の徴税人たちはどこまで理解しているだろうか。納税倫理という言葉がある。<中略>だが徴税倫理というものについても、我々は思いをはせるべきだろう。徴税人たちこそ、倫理と理念がしっかりしている必要がある。そうであってこそ、彼らは、酔っ払いに打ち殺されることを逃れる。」と結んでいる。
 アダム・スミスが消費税について、のたまわっていることは,初めて知った。ひとつ利口になった。徴税人に倫理があれば、納税の時「ご苦労さん」でなくて、「ありがとう」だろう。
 また、徴税人よりも、「タックスエータ―」「税金を使う人」の方に、租税倫理を毎朝の朝礼で「復唱」する、倫理の時間が必要ではないのか。血税が、会計検査院に4000億からの無駄が指摘されて、テレビの前で最高責任者の総理大臣・担当大臣・次官等が一列に並んで「詫びた」と聞いたことがない。
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by sasakitosio | 2013-11-29 13:21 | 東京新聞を読んで | Trackback
 11月29日(金)。晴れ、雲少しあり、三日月と星あり、風少し、寒し、草に露なし、人少なし。
 毎朝の手賀沼散歩。天気予報では、寒気が南に下がり、最低気温6度とのことであったが、気温は10度ぜんごか、さほど寒さは感じない。空気が澄みきって、真っ黒な空に、三日月と星が、輝く。何時もより、数倍の星が見えた。
 柏公園人なし、歩道の落ち葉が、カサコソカサコソ踏むたびに鳴る。
 機場の林で、街灯を遮る木陰で、真っ黒い空に、くっきりと全容を見せる北斗七星・北極星を仰ぎながら、体操。南の空には、シリウス、オリオンの3つ子、カペラが光る。空に浮かぶ雲が、黒い空に、真っ白に見える。
 今日は、この星たちに出会えただけでも、いい一日になりそうだ。
 星と月をみながら、戸張下の水路沿いの草原から、ヒドリ橋下の草原まで、歩く。東の地平は、珍しく雲がない。少し上には、横になびく雲あり。東の空が、刻々明るくなる。黒い空が、白く、薄青く、青く、紅く、地球と太陽の作り出す、天然の美だ。
 帰路もまだ、星あり。柏公園に着くころ、北斗七星と北極星は、消えた。カラスがあちこちに鳴き始めた。
 
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by sasakitosio | 2013-11-29 06:45 | 手賀沼を楽しむ | Trackback
11月24日付東京新聞社説に、「日米合意を超える秘密法案 週のはじめに考える」という見出しで、特定秘密保護法案と「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」についての記事が載った。 
 今日はこの社説で勉強することにした。
 社説は、「政府・与党が制定を急ぐ特定秘密保護法。その原点は第一次安倍政権の2007年、日米で軍事に関する秘密保護協定を締結したことにあるようです。
 協定は「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」で、2007年8月に締結されました。それまで日米の軍事秘密の保護対象は、日米相互援助協定(MDA)に伴う秘密保護法に基づき、米国から導入した武器技術に限られていました。GSOMIAは違います。日本全体に軍事機密の保護を義務付け、漏洩を禁じる包括的なものです。作戦計画、武器技術、などあらゆる軍事分野におよび、口頭、文書、写真、録音、手紙、メモ、スケッチなどすべての伝達手段による漏洩を禁じています。」と切り出した。
 つづけて社説は、「今から25年前ほど前にも、GSOMIAの締結をめぐって国会で議論がありました。中曽根政権で世論の反対で廃案になった「国家秘密法案(スパイ防止法案)」の二の舞になるのを恐れた政府は「このような協定を結ぶつもりも意図も全くないということに尽きる」(1988年5月17日衆院内閣委、岡本行夫外務省安全保障課長)と締結を否定しました。
 方向転換したのは、03年小泉政権が閣議決定した米国からのミサイル防衛システムの導入がきっかけでした。 <中略>
 05年10月、自衛隊と米軍の一体化を打ち出した米軍再編中間報告は「共有された秘密情報を保護するために必要な追加的処置をとる」と明記しています。 <中略>
 事態が動いてのは、第一次安倍政権の07年1月です。防衛省情報本部の一等空佐が秘密漏えいの疑いで自衛隊警務隊の事情聴取と家宅捜索を受けたのです。南シナ海で中国潜水艦が火災事故を起こし、航行不能になったとの読売新聞記事の情報源とみなされたのです。報道から、実に1年8か月も経過していました。
 事情聴取後の同年5月には日米がGSOMIAの締結で合意し、8月には締結と長年の懸案が驚くべきスピードで決着します。強制捜査に踏み切ったのは、秘密保護が必要だと国民にアピールする狙いだったのではないか、との疑いが消えません。
 一等空佐は起訴猶予になり、刑罰を受けることはありませんでした。」と教えてくれる。
 さらに社説は、「当時、国会では秘密保護法の制定につながると懸念されましたが、政府は「国内法の整備は必要ない」(07年5月7日衆院特別委、久間章生防衛相)とかわします。その言葉に反し、「秘密保全の法制の在り方に関する検討チーム」を発足させ、民主党政権でも検討が引き継がれて今回、特定秘密保護法案になったのです。」とも教えてくれる。
 そして社説は、「米国からマル秘情報を日米で共有するためのGSOMIAを締結したのですから、政府からすれば、情報の受け皿になる日本版NSCを設立したり、特定秘密保護法を制定したりするのは、当然の帰結ということなのでしょう。
 GSOMIAが締結されて、米国の軍事技術が提供され、日本の防衛産業でも米軍の最新兵器の生産や修理ができるようになりました。米国製の最新鋭戦闘機F35の国内生産はその典型です。F35の生産をきっかけに、安倍政権は武器輸出三原則の見直しにも着手しようとしています。
 すべては、ミサイル防衛システムの導入を決めた10年前に始まったのです。」と指摘した。
  最後に社説は、「安全保障上、公表できない情報があるのは当然です。<中略>
 日米で合意した「共有された秘密情報を保護する」を飛び越えて保護対象を無限定に拡大するのは明らかに行き過ぎです。
 民主主義の生命線である「知る権利」など、もはやどこ吹く風の安倍政権。国民は国家の付属物ではないのです。」と締めくくった。
 社説を読んで、事は周到に、アメリカの外圧をテコに、いくつかの嘘をかさねながら、特定秘密保護法が準備されたことが、よく分かった。そして、社説の指摘で、なぜ、いま、急ぐ、のか、も分かった。分かったが、この法案は廃案にすべきだ。
 しかし、社説の指摘のように、保護対象の無限定は、何を狙っているんだろう。東京新聞が、もう一堀、真実の根を、掘り出して、大衆の前にさらして、国民の目覚ましになってくれることを期待する。 
 
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by sasakitosio | 2013-11-28 17:41 | 東京新聞を読んで | Trackback

Jストリートに注目

 11月24日社説横に、「太郎の国際通信」という、署名入りの囲み記事がある。筆者は、木村太郎・ジャーナリストだ。
 今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「<前略>「Jストリート(通り)」という名前のユダヤ系のロビー団体が米国政府の中東政策を揺さぶり始めているのだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「米国のユダヤ系のロビー団体としてはAIPAK(米イスラエル公共問題委員会)がよく知られる。潤沢な資金を基に米国政府の政策をイスラエル寄りに誘導するのに力を発揮していると言われてきた。
 これに対し、Jストリートは、よりハト派的な考えのユダヤ系の有志が5年前に結成したもので、故ラビン首相の娘ダリア・ラビンさんも参加しており、投資家で億万長者のソロス氏らの支援を受けて活発な活動を展開している。
 ユダヤ人の頭文字の「J」と、これまでワシントンになかったという意味とを組み合わせて名付けられたといわれるが、Jストリートの主張は、イスラエルへの支持は表明しながらも、パレスチナとの共存をうたい、全占領地のアラブ側への返還を打ち出すなど、これまでのユダヤ系団体の主張とは大きく異なる。
 そのリベラルな主張が、進歩派を自認するオバマ大統領と波長が合ったのか、米政権はAIPACよりもJストリートを重視するようになっていると言われ、九月に行われたJストリートの年次総会ではハイデン副大統領が基調演説を行って注目された。」と、教えてくれる。
 さらに筆者は、「中東では、いまイランの核施設問題をめぐりオバマ大統領はイランのロハニ政権の柔軟な姿勢を評価して制裁を緩和する方針を示しているのに対し、イスラエル政府が猛反発している。が、この問題に関してJストリートは米国民に次のような呼びかけを始めた。
 「新たな制裁でイランとの交渉をフィにしないようにあなたの上院議員に訴えよう」
 AIPACがイスラエル政府の意向に沿ってイラン制裁強化を訴えたのに対抗するものだが、jストリートは米議員への有権者の働きかけで、オバマ政権を側面から支援しようとしているように見える。」と、指摘した。
 最後に筆者は、「ワシントンのこの新しい動きが今後の中東情勢にどう影響するか、要注目だ。」と結んだ。
 筆者の指摘の通り、Jストリートの動きが、中東情勢の平和的安定につながることを、期待したい。死海と砂漠のイスラエル、約束の地も厳しい自然の中ではあるが、平和の内に共存できる「手だて」を大切にして欲しいと祈る。
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by sasakitosio | 2013-11-28 13:16 | 東京新聞を読んで | Trackback
 11月28日(木)。晴れ、東の地平に高く雲あり、月細く、シリウス光り、風少し、草の露なし、人少なし。
 毎朝の手賀沼散歩。柏公園静か。月と星を見ながら、暗い草原を歩き、機場では水の落ちる音。機場の林で細い月、シリウス、カペラを仰ぎ、体操。また、暗い戸張下の草原をヒドリ橋まで急ぎ歩く。途中水路から、鳥が飛び立った。サギか?ヒドリ橋の暗闇で星を楽しむ。東の空は高い雲に覆われて、天上か青く輝き始めた。
 帰路、沼側の緑道を歩く。対岸、我孫子側に数十本の街路灯の灯りが、白く、ながーく、水面に光っていた。
 少しづつ明るくなる、機場近くで、明け六つの鐘が、沼の葦原にモズの声が聴こえた。
 柏公園に入ると、カラスの声とともに、ヒヨドリの声。
 
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by sasakitosio | 2013-11-28 06:56 | 手賀沼を楽しむ | Trackback

盗んでも漏らさぬ米国流

 11月24日朝日新聞朝刊2面に、「日曜に想う」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、特別編集委員・山中季広氏だ。
 今日はこの記事で勉強することにした。
 筆者は、「日本が公式交渉にの輪に加わって4か月だというのに、「早く早く」とやたら米国にせかされるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉。今日もまさに、12か国の担当官がユタ州で談判中である。
 TPPの危険部位がギュッと詰まっているといわれる先例がある。お隣韓国が米国とかわしたFTA(自由貿易協定)だ。2006年に交渉が始まり、昨春発効した。
ソウルでTPPへの教訓を探した。<中略>
 だが、6年に及ぶ対米折衝の様子を尋ねると、(賛成反対の)両派が同じように顔をしかめる。韓国政府が「米国との約束」を理由に交渉内容を隠し通そうとし、その無理から混乱が生じたという。
たとえば、FTAに批判的なテレビ局の職員らが、検察に逮捕された。焦点だった米国産牛肉の危険性を訴える内容で、消費者の不安に火を付けた。「私たちの健康を米国に売り渡すな」と批判する集会が幾週も続いた。逮捕は放映から10か月も後だった。誰もが見せしめだと感じた。
 ある国会議員秘書は、FTA資料を市民団体に渡したという罪で起訴され、9か月の懲役に服した。
 対米交渉の会場前で、男性が焼身自殺をする事件もあった。「密室交渉を止めたい」という遺書が残されていた。
 交渉の中身が知らされない分、「何か危険な条項を飲まされたに違いない」と不安がつのった。それでも政府は対米秘密保持契約に忠実だった。」と教えてくれる。
つづけて筆者は、「さいわい日本ではTPPがらみで
逮捕された記者や秘書はいない。だが参加時には秘密保持契約を結んでいる。交渉文書はパスワードで電子管理され、妥結から数年間は交渉録も公開されない。さらにこの先、米通商代表部が(USTR)が焦りだせば、勧告並みの統制を求められないとも限らない。
 中略
 まぎれもなくTPPは19世紀以降、最も見えにくい貿易交渉になってしまった。察するに、USTRにすれば、討議内容が逐一報じられて反対派が押し寄せ、紛糾したWTO(世界貿易機構)の例が頭にあるのだろう。内幕の特報が少なかった米韓FTAこそ理想の展開と考えているのかもしれない。」と指摘した。 
 最後に筆者は、「日韓の大使館の交信をこっそり調べ、ドイツ首相の使用携帯通話まで盗聴していた国はどこの国だったか。秘密を盗み見することにたけた国から「秘密を守れ」などと指図されても片腹痛いだけである。私としては当コラムが英訳され、ユタ州で熱心に談判中のUSTRの皆さんの目に届くことを祈るばかりです。」と、怒りと、皮肉で、締めくくった。
 よんで、大変勉強になった。韓国の例は、いい教訓になった。
 日本の代表が、本当に「日本の国益」を守れているのか、いささか心配になった。
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by sasakitosio | 2013-11-27 20:10 | 朝日新聞を読んで | Trackback