憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

カテゴリ:東京新聞を読んで( 1882 )

4月7日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。

今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「今月3日、ロシア第二の都市サンクトペテルブルグの地下鉄車内で爆発が起きた。

 ロシア捜査委員会は4日、中央アジア・キルギス出身のロシア国籍保持者、アクバルジョン・ジャリコフ容疑者(22)による自爆テロとの見方を示した。

 このテロの死者は5日現在、13人に達している。

 ロシアでは、来年3月の大統領選をにらんで既に政治の季節が始まっている。

 今回のサンクトペテルブルグでのテロ事件は、プーチン大統領に大きな打撃を与える。」と切り出した。

 続けて筆者は、「なぜなら、ロシアの経済状態がよくないにもかかわらず、多数の国民がプーチン大統領を支持しているのは、1990年代のチェチェン紛争に代表されるテロと混乱が生きていないからだ。

 今後テロが続くようなことになると、プーチン大統領の権力基盤に大きな打撃を与える。だから、当局は必死になってテロ組織を摘発し、テロリストを超法規的に殲滅する。当然、その過程で行き過ぎた捜査が行われ、人権侵害が起きる。

 さらに当局は反体制勢力への圧力を強めるであろう。その結果、プーチン政権と欧米諸国の関係は一層悪化する。」と指摘した。

 最後に筆者は、「安倍晋三首相は、今月27日にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する予定だが、今回は北方領土問題とともにテロ対策での実効性のある協力を会談の主要テーマにすべきだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 昨年の年末から今年の正月にかけての、日本の休日に、サンクトペテルブルグを訪ねた。
 ここ数年外国の都市一人旅をしているが、今年は、エルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿を見にサンクトペテルブルグを歩いた。
 ホテル近くの地下鉄2号線の駅からモスクワ駅まで地下鉄で行き、蜂起広場からネフスキー大通りを歩いて、途中カザン聖堂に入り、血の上の救世教会を見、日本総領事の前で日本の国旗を見ながら歩き、エルミタージュ美術館に入り、マーラヤネヴァ川沿いのマカロス海岸通りを歩き、ホテルへ。

 その地下鉄でモスクワまでの途中に、自爆テロのあった駅があった。驚いた。

  「ロシアでは、来年3月の大統領選をにらんで既に政治の季節が始まっている」とのこと、

 「今後テロが続くようなことになると、プーチン大統領の権力基盤に大きな打撃をあたえる」とのこと、等等を教えてもらった。

 世界から、戦争やテロなど人殺しを何とか根絶できないものなのだろうか?

 なかなか根絶できないのは、世界中の為政者は、戦争やテロはなくならない方が政権基盤の安定に必要と思っているのだろうか? 

 

 


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by sasakitosio | 2017-04-08 07:09 | 東京新聞を読んで | Trackback(1)

4月6日付東京新聞朝刊4面に、「太郎の国際通信」と言う欄がある。今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「文字が印刷されていない白紙をとじただけの本が米国でベストセラーになった。

 「民主党に投票する理由(複数)

 こういう題名の本だが、先月初めに出版されるや「あれよあれよ」と言う間に米国アマゾンのベストセラー順位を駆け上がり、10日にはついに1位を占めてしまった。

 著者は保守系のニュースサイト「デイリー・ワイヤー」の記者マイケル・ノウルズ氏で、表紙をめくると、「前書き」にあたる部分に、古代ギリシャの歴史家トゥキディデスの次のような言葉が引用されている。

 「私はこれを一時の拍手が期待できるエッセーとしてではなく、時代を超えて所蔵するものとして書いた」」と切り出した。

 続けて筆者は、「前書きに続いて、目次のページまでは立派に印刷してある。

 「経済」「安全保障」など10項目が、それぞれ20ページから50ページの章立てになっている。

 しかし、その章を開いても何も印刷されていない。

 つまり、この本の本文254ページは白紙なのだ。

 定価7ドル70セント(約850円)を出してこの本を買った客の中には「印刷もれ」などとクレームをつけた人もいたかもしれないが、実はこの白紙の部分こそが著者が渾身の力を込めて執筆(?)した部分らしい。

「今日の米国の民主党に対する評価について、余すところなく首尾一貫してリサーチしている。」

 米アマゾンのこの本の紹介欄には、こういう推薦文がある。

 また本の最後には「参考文献」として59の著書や論文が列挙されている。

 つまり著者は米民主党の政策についての最近の研究や評論を総合的に分析した結果「民主党に投票する理由」と言う本の題名の答えは「何もない」と言う結論に達したと言っているようだ。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「昨年の米大統領選後、激しさを増すトランプ政権と民主党との軋轢の中で、保守派が放った民主党攻撃のための皮肉な一書であることは間違いないが、この皮肉には根拠がないわけでもなさそうだ。

 というのは、大統領選後の民主党内にはクリントン候補敗戦の責任のなすり合いに終始し、トランプ政権に対しても移民問題や医療保険問題での反対こそ盛り上がったが、民主党としての対案らしきものは何も提案されていない。

 折もおり、米民主党の総本山「民主党全国委員会」は先月27日、その職員全員に解雇通知を出したと伝えられた。組織を一から見直すためと言われる。

 言い換えれば、米国の民主党はその在り方をいったん「白紙に戻す」としたわけだが、そうしたタイミングで主版されたこの白紙の本は、ある意味で図星をついたものだった。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「文字が印刷されていない白紙をとじただけの本(民主党に投票する理由(複数))が米国でベストセラーになった」とのこと、

 「大統領選挙後の民主党内はクリントン候補敗戦の責任のなすり合いに終始し、トランプ政権に対しても移民問題や医療保険問題での反対こそ盛り上がったが、民主党としての対案らしきものは何も提案されていない」とのこと、

 「米民主党の総本山「民主党全国委員会」は先月27日、その職員全員に解雇通知を出した伝えられた」とのこと、等々を知ることができた。

 トランプ独演も、安倍一強も、競争相手に恵まれた結果であることが、改めて分かった。

 

 

 


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by sasakitosio | 2017-04-07 07:07 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月6日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「自由競争で農業を自立した産業へ」改革すべきだと大手紙社説はいう。

 農業の多面的機能など眼中になく、市場原理でなんとかなるという思考停止の見本だが、背景は深刻だ。

 モノの大量生産やカネやヒトの商品化で稼げる時代ではない。高度成長は昔話、金融グローバル化は内部破裂し、非正規化と格差で勤労者をコケにする新自由主義は大衆の反撃に遭う。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そこで命と社会を基盤で支える食と農、医療と介護、公共財と公共サービス、水や気候の自然環境等が新たな商品として浮上してくる。

 生命や製造や文化の基本情報に張り巡らした知的財産権も狙い目だ。

 先頃、国会に提出された種子法廃止で農産物の品種改良は民間に開放されるが、遺伝子組み換え技術をもつ巨大外資の国内支配の布石とも読める。

 インフラの公設民営も本命の上下水道に及んできた」と指摘した。

 最後に筆者は、「だが、嚆矢の浜松市下水道事業の実施方針を読んでも、運営を担う民間企業の監視や撤退時の対応、技術継承や料金設定に関して疑問は残る。

 コスト削減による上下水道の水質悪化が刑事事件発展した米国フリント市や水道の「再公営化」をはかる欧米都市の例を見ると懸念はつのるばかり。

 とん挫したはずの規制緩和・民営化を水や食という生存基盤にまで広げて達成される成長とは何なのか。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「モノの大量生産やカネやヒトの商品化で稼げる時代ではない」とのこと、

 「高度成長は昔話、金融グローバル化は内部破裂し、非正規化と格差で勤労者をコケにする新自由主義は大衆の反撃にあう」とのこと、

 「インフラの公設民営も本命の上下水道に及んできた」とのこと、等々知ることができた。

 筆者指摘の「規制緩和・民営化を水や食という生存基盤にまで広げて達成される成長とは何なのか」の指摘は、考えるヒントを与えてくれる。成長したあとに、誰が豊かさを実感できるのか、その視点で成長の意味と効果を検証しなければならないと、思った。


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by sasakitosio | 2017-04-07 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月5日付東京新聞社説に、教育委勅語のことが載った。今日は、この社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「戦前回帰の動きとすれば、封じ込めねばならない。安倍政権は、教育勅語を道徳教育の教材として認める姿勢を鮮明にした。個人より国家を優先させる思想である。復権を許せば、末路は危うい。

 教育勅語について、政府は「憲法や教育基本法に反しない形で教材として用いることまでは否定しない」との答弁書を閣議決定した。

 菅儀偉官房長官はさらに踏み込み、道徳の教材としての使用も容認する考えを記者会見で示した。

 政府のこうした言動を深く憂慮する。

 国会議員の質問主意書への答弁書とはいえ、政府が個別の教材の位置づけを明示することは、教育に対する介入に等しい。ましてや国民を戦争へ駆り立てた教育勅語の取り扱いである。肯定的な姿勢は国内外の疑念を招く。」と切り出した。

 続けて社説は、「教育勅語は1890年、明治天皇が国民が守るべき徳目を説いた言葉として発布された。自由民権運動や欧化主義と儒教主義や皇国主義との対立を収め、教育の基本理念を定める狙いがあった。

 学校での朗読が強制され、神聖化が進んだ。

 天皇制の精神的支柱の役割を果たし、昭和期の軍国主義教育と結びついた歴史がある。

 親孝行や夫婦の和、博愛といった徳目は一見、現代にも通じるものがある。

 だからだろう、安倍政権を支持する保守層には、教育勅語を評価する向きが少なくない。

 しかし、その徳目はすべて「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、もって天壌無窮の皇運を扶翼すべし」に帰結する。

 国家が非常事態に陥った時には天皇のために身命を賭すことが不変の真理であると国民に植え付けたわけだ。

 だからこそ、教育勅語は戦後の1948年に衆院で排除の、参院で失効の決議がされた。

 閣議決定はこれをたがえるものである。」と指摘した。

 最後に社説は、「もちろん、かっての天皇制や教育の仕組みを学ぶ歴史教育のための資料としては有効だろう。

 それでも、とりわけ道徳教育では持ち出すべきではない。

 国民主権や基本的人権の尊重といった現行憲法の理念に根差していないからだ。

 「憲法や教育基本法に反しない形」で、教材として使うのはおよそ不可能である。

 小中学校の道徳の時間は、特別の強化に格上げされるが、個々の徳目に惑わされてはならない。それこそが教育勅語の教訓だろう。

 自民党は復古的な憲法改正草案を掲げる。

 戦前の価値観を志向するような閣僚ぞろいの安倍政権が唱える教育観には警戒したい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「教育勅語について、政府は「憲法や教育基本法に反しない形で教材として用いることまで否定していない」との答弁書を閣議決定した」とのこと、

 「菅儀偉官房長官はさらに踏み込み、道徳の教材としての使用も容認する考えを記者会見で示した」とのこと、

 「教育勅語は戦後の1948年に衆院で排除の、参院で失効の決議がされた。閣議決定はこれをたがえるものである」とのこと、等々を知ることができた。

 社説の「「憲法や教育基本法に反しない形」で、教材として使うのはおよそ不可能である」との指摘は、その通りだと思う。

 教材としてではなく、かっての天皇制や教育の仕組みを「反面教師的に」学ぶ歴史教育のための「資料」として使うのであれば、「憲法や教育基本法に反しない形」での使い方の一例になるかもしれない、と思った。

 また社説の「戦前の価値観を志向するような閣僚ぞろいの安倍政権が唱える教育観には警戒したい」との指摘は、国民全体に広めたい視点だと思った。

 

 


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by sasakitosio | 2017-04-06 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「20年ほど前に「教科書が教えない歴史」(産経新聞・1996)という本がベストセラーになったことがある。

 著者は自由主義史観研究会(代表・藤岡信勝氏)

 戦前戦中の日本の立場を代弁する一方、命がけで植民地にダムを造った日本人がいた、関東大震災時にも朝鮮人を守った警察署長がいたなど「立派な日本人は大勢いた」という話が満載。

 これをもって日本の植民地支配や震災時の朝鮮人大虐殺が帳消しになるとでも思ったか。

 冗談はよしこさんである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「子は父母に孝行し、兄弟姉妹は助け合い、夫婦は仲睦まじくなど、教育勅語にもいいことが書いてある。

 そんな声を聞いて思い出したのが、この本のことだった。

 「教科書が・・・」は部分を強調することで全体に印象を薄める効果を狙った本だった。

 教育勅語擁護論も同じ。

 部分をいくら取り出しても、皇国史観教育と言う全体像はくつがえらない。

 だいたい父母や兄弟姉妹や夫婦に関する部分だって、旧民法につながる家族主義、戦前の悪しき慣習に基づいた教えなんだからね。

 部分的にすらいいとは絶対言えないのだ。」と指摘した。

 最後に筆者は、「「教科書が・・・」は結果的にいわゆる「自虐史観批判」の端緒を開き、10年後には第一次安倍政権下で教育基本法が改定され、そして20年後の現在は・・・。否定すべき点は全否定しないと禍根を残すのよ。」として締めくくった。

 読んで、毎度、筆者の歯切れの良さに感心している。 

 それで満足して、あとは何もしないようではいけないのだが。

 「20年前に「教科書が教えない歴史」という本がベストセラーになった」とのこと、

 「著者は自由主義史観研究会(代表・藤岡信勝氏)」とのこと、

 「命がけで植民地にダムを造った日本人がいた、関東大震災時にも朝鮮人を守った警察署長がいたなど「立派な日本人は大勢いた」と言う話が満載。」とのこと、等々を知ることができた。

 また、筆者の「「教科書が・・・」は部分を強調することで全体の悪印象を薄める効果を狙った本だった。教育勅語擁護論も同じ」との指摘、

 「「教科書が・・・」は結果的に「自虐史観批判」の端緒を開いた」との指摘、

「10年後には第一次安倍政権下で教育基本法がかいていされた」との指摘、等々は筆者の指摘通りだと思った。 

 そして、安倍内閣の閣僚の誰ひとり、「教育勅語」に異議を唱えない事の異様さは、驚きだ!

 主権在民の日本国憲法で存在している「内閣」が、皇国史観で固められているという、大矛盾を目の当たりに見るようで、おおーゴッド!!

 


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by sasakitosio | 2017-04-06 06:29 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月3日付東京新聞朝刊6面に、「クリミアはいま 上 ロシア併合から3年」と言う欄がある。

筆者は栗田晃氏だ。

 今日はこの記事を学習することにした。

まず筆者は、「ウクライナ南部クリミア半島の中心部セバストポリで暮らす大学生エフゲニーさん(19)は、欧米の対ロシア制裁に伴う不自由さを日々感じている。ロシアによるクリミア併合から3年。

 不安も募るばかりだ。

 米国のIT大手アップルやグーグルのサイトから音楽をダウンロードできなくなって久しい。

 ロシアのパスポートでは欧米の査証(ビザ)も取れない。

 国際関係の仕事に就きたいが不安定な身分では・・・・。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「それでもエフゲニーさんは「ロシアになったことは間違っていない」と自らに言い聞かせる。「もし戦争に巻き込まれていたら、ドネツクみたいな悲惨な状態になっていたから」

 ロシア政府は、この3年でクリミアの平均給与は3倍、年金は2倍になったと統計を示し。ウクライナ時代よりも生活が向上したと強調する。

 しかし、物資輸送はロシア本土からの船便と航空便に限られ、物価は高騰。「豊かな生活」を実感する市民は少ない。

 強い不満が表面化しないのは、巧みな「宣伝工作」の結果でもある。ロシアが併合の根拠とする3年前の住民投票では、住民の95%以上が併合を支持。

 直前のウクライナの首都キエフで起きた反政権デモを機に、ロシア側がメデイアを動員して「過激なウクライナ民族主義者がクリミアにもやって来る」と、ロシア系住民の不安をあおった。

 ロシアが併合を宣言した3月18日の記念式典は今、第二次世界大戦の旧ソ連戦没兵の慰霊式典とともに行われている。

 「祖国を守るための戦い」の記憶を呼び覚ます演出で、今年の式典参加者たちも「ロシアという「わが家」に帰ってきたと気勢を上げた。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「「併合後」、ウクライナ東部のドネツク、、ルガンスク両州の一部地域で始まったウクライナ政府軍と親ロ派武装勢力との紛争の犠牲者は約1万人に上る。クリミアは戦時下にある東部から親派の負傷兵多数を受け入れ、ロシア政府が治療費や住宅費を負担する。

 ロシア国内と同じような毎日の報道に接し、平穏な暮らしがあるクリミア半島の住民は「戦争よりはまし」と自らを納得させる。

 クリミア併合で愛国心をあおったプーチン大統領の支持率は、欧米や日本男対ロ制裁が続く今も80%以上を上回る。

 再出馬が予想される来年春の大統領選を控え、長引くウクライナ危機がプーチン氏の支持率を上げ、クリミアの実効支配を強める皮肉な状況は変わらない。」と締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「戦争よりはまし・・・」、確かに。

 戦争は人間を獣にする、だからどんなことでもみな「戦争よりまし・・」だと思う。

 ただ、内戦も国家間の戦争も、戦争は絶対悪として、この世から根絶できないのだろうか。

 核兵器、生物兵器、化学兵器、等々を禁止する条約もいいが、国連で戦争そのものを禁止する条約を何とか実現できないものだろうか。

 

 


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by sasakitosio | 2017-04-05 19:16 | 東京新聞を読んで | Trackback


4月4日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「ハンセン病患者に対してこの国はガス室こそつくらなかったが、強制収容、強制隔離、強制労働、堕胎、断種手術を施し、不平を言うものは、「懲戒検索権」によって所内の「重監房」に監禁した。

 氷点下20度、薄い煎餅蒲団は床に凍り付いて剥がれなかった。23人が死亡したという。」と切り出した。

 続けて筆者は、「群馬県草津市の栗生楽泉園に遺された重監房を見学した。

 元患者運動の中心だった谺雄仁さんが署名を集めて復元させ、それを確かめて他界した。

 たまたまその日、楽泉園で最後のあいさつをすることができた。

<病むならば/豪壮に病もう。根ある限り/命の火をかきたて/その火で苦痛を燃やせ>

 谺雄仁は詩人だった。

 不屈の死に顔だった。

 82歳の闘いの精神は遺稿集「死ぬふりだけでやめとけや」に遺された。

 詩にはハンセン病を引き受けて生きる心意気が、ときにはユーモアとなって表現されている。

 と書いているのは、大塚正之監督「谺雄仁 ハンセン病とともに生きる」を紹介したかったからだ。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「私たちは「癩予防法」に無関心すぎた。多数を安心させるための法律がどれほど少数者を苦しめたか。罪は安心の享受者にもある。

 ようやく最高裁と最高検は隔離法廷の設置を謝罪した。

 が、隔離法廷でハンセン病冤罪者を死刑にした「菊池事件」の再審は拒否している。これも国家の犯罪なのだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「群馬県草津の栗生楽泉園に重監房が残されており、元患者運動の中心だった谺雄仁さんが署名を集めて復元させた」とのこと、

 「大塚正之監督「谺雄仁 ハンセン病とともに生きる」があること、

 「最高裁と最高検は隔離法廷の設置を謝罪した」とのこと、

  「「菊池事件」の再審は拒否している」とのこと、 

等々を知ることができた。

 筆者の「私たちは「癩予防法」に、無関心すぎた。多数を安心させるための法律がどれほど少数者をくるしめたか」に指摘は、よく理解できた。


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by sasakitosio | 2017-04-05 06:39 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 きょうはこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「看護専門学校で教員をしている友人から、卒業までに700万円程度の奨学金を借りる学生がいると聞いた。指定された施設で働けば、返済が免除される奨学金もある。しかし、多くは返却が求められ、負担を抱えて社会人生活に入る。

それでも看護師の場合、ほぼ確実に就職し、そこそこの給与が得られる。奨学金を借りても返却の当てがある分、恵まれていると思う。これが一般の大学ならどうなるのかと心配になる。」と切り出した。

 続けて筆者は、「奨学金をめぐっては、格差解消の点から強く求められている一方、「そこまでして大学へ行かなければならないのか」との疑問も出される。特に経済的理由から大学進学をせずに社会を生き抜いた年配者からは「学歴にこだわらず実力で生きよ」との叱咤も聞こえる。しかし、そうだろうか。

 私自身は、高校卒業後に入った大学は中退。学士、修士は通信制大学でとった。若い人から相談されれば、無理に大学進学を勧めない。一方で、奨学金を借りて大学に行こうとする人には「通信制でもいいじゃない」とは言えない気持ちである。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「「行かない」は選択、「行けない」は制約。制約された理不尽さは、ときにとらわれを強化する。行きたくても行けない人が減って、行けても行かない人がそこそこいて、大学の価値は妥当な線に落ち着くのではないか。やはり奨学金の充実は必要だ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 看護専門学校で、「卒業までに700万円程度の奨学金を借りる学生がいる」とのこと、

 「指定された施設で働けば、返済が免除になる奨学金もある」とのこと、

 「看護師の場合、確実に就職し、ほぼそこそこの給与が得られる。奨学金を借りても返却のあてがある」とのこと、

 筆者は「高校卒業後に入った大学は中退。学士、修士は通信制大学でとった」とのこと、等々を知ることができた。

 「「行かない」は選択、「行けない」は制約。制約された理不尽さは、ときにとらわれを強化する」との筆者の指摘は、なるほどと思った。

 ただ、小さいころ勉強が好きでも家庭の事情で中学に進学できなかった明治生まれの父が、どこへ行っても、どこにいても、そこで一番になるようにがんばれ!と言ったことを忘れないできた。そして、今は孫たちに、同じことを言っている。


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by sasakitosio | 2017-04-04 07:05 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月2日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「過日、アメリカの大学を訪問した際、菅直人氏が福島原発事故について講演したので参加した。

 質疑で、日本人留学生が原発事故は日本以外の国にも大きな衝撃を与え、エネルギー政策の転換を促しているのに、日本国内では何事もなかったかのように再稼働が進んでいる。

 この差はなぜかと質問した。日本全体に対する厳しい問いである。」と切り出した。

 つづけて筆者は。「日本では最近「忖度」と言う言葉がにわかに注目されている。 そこに一つの答えがあると思う。

 世の中の多数派の意向を慮り、先回りしてそれに同調するという心理である。

 原発再稼働を差し止めた一審判決を覆した高裁判事も、政府に逆らうなという最高裁の意向を忖度したのだろう。

 今まで長く続いた仕組みには既得権がからみついている。転換を最初に主張するのは少数派である。少数派を圧殺する社会は誤った政策を変えられないまま、破局に向かって転がっていく。」と指摘した。

 最後に筆者は、「折しも、政府は教育勅語を憲法や教育基本法に反しない範囲で教材にすることは可能だとの見解を示した。

 「一億一心」で亡国への道を歩んだ経験の根底には、勅語に象徴される権力、権威への従順さを植え付ける教育があった。

 過去の事実を直視することなく、個人の尊厳を否定する教育が復活しようとしている。

 われわれは、多数者の誤りに異を唱える少数者たる覚悟を固めるしかない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「忖度とは、世の中の多数派の意向を慮り、先回りしてそれに同調するという心理」とのこと、

 「今まで長く続いた仕組みには既得権がからみついている。転換を最初に主張するのは少数派である」とのこと、

 「「一億一心」で亡国への道を進んだ経験の根底には、勅語に象徴される権力、権威への従順さを植え付ける教育があった」とのこと、等々を知ることができた。

 筆者の「われわれは、多数者の誤りに異を唱える少数者たる覚悟を固めるしかない」との指摘は、そうかもしれないと思いながら、自分にそんな勇気が備わっているとも思えない。

 

 


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by sasakitosio | 2017-04-03 17:13 | 東京新聞を読んで | Trackback

4月2日付東京新聞社説横に、「時代を読む」と言う欄がある。筆者は、東大教授・宇野重規氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「日本政治の中枢に一つの妖怪が徘徊している。その名はソンタクである。この妖怪が現れると、人々は不機嫌な沈黙状態に陥る。

 何を聞かれても、関係者は、「申し上げることはない」、「規則通りやっている」と繰り返すばかりである。

 とはいえ、誰がどう見ても、何か話すべきことはあるだろうし、規則通りに物事が動いているとは思えない。

 何ごともなかったように時間だけが過ぎてゆく。

 ソンタクと比べるならば、ケンリョクノオウボウという名の怪獣は乱暴だが、ある意味で分かりやすい。

 その怪獣の名前を声を出して、戦っていくしか道はないからだ。これに対しソンタクの場合は、独特な無気力が支配する。

 人々は低い声でボソボソとしゃべりながら、誰に明確に命令されなくても、自分に「期待されている」はずの役割を粛々と果たすのである。

 しかし、ソンタクによってもっとも損なわれるものがるとしたら、それは政治そのものであろう。

 政治においては、さまざまな利害がうごめく。

 とはいえ、だからと言って、腕力のある者の意見ばかりが通るわけでもないし、あらゆることが馴れ合いで決まっていくわけでもない。すべての利害関係者が自分の主張をし、相互に説得を試みて、妥協できるところは妥協し、できないところは場合によっては問題を先送りする。」と切り出した。

 続けて筆者は、「肝心なのは、政治は議論を通じて行われるということだ。

 それも密室において、特定の関係者だけで議論するのではなく、あくまでも衆人環視の下で物事を決めるのが政治の本質である。

 人々は言葉を尽くして自らの主張の正当性を主張し、その代わりに、他人の主張にもきちんと耳を傾けることがその第一歩となる。

 ソンタクに取りつかれた政治はその逆だ。

 多くの人には物事がどこで、どのように決定されるかわからない。それでも「そのようなものなのだろう」という諦めの思いと共に、人々は自分の思いを飲み込む。

 結果として政治の舞台からは真剣な主張や説得の試みが見られなくなり、聞こえるのはただ騒がしい騒音や、あるい真剣にものを言おうとする人間に対する冷笑ばかりとなる。今回の森友学園がどのような決着を見るかは分からない。

 とはいえ、問題を通じて得られるものは少なくないのではないか。

 ふつう、どれだけばかげた事件であれ、人々に何らかの教訓を与えてくれるはずである。

 しかしながら、今回の問題を通じて明らかになったのは、日本政治の中枢がいかに怪しげな人物が集まるかということと、妖怪ソンタクがどれほど日本政治において力を持っているかということくらいである。」と指摘した。

 最後に筆者は、「世界が不安定化し、とりわけ極東の状況は緊迫の度を増している。

 欧州では重要な選挙が今後も続く。このような状況で、日本の国の指針を間違えば、取り返しのつかない事態となる。にもかかわらず、日本政治を妖怪ソンタクが支配しているのは異常である。

 「どうしょうもない」

 「他に選択肢がない」と言う言葉は、ソンタクにとって何よりの好物である。

 この言葉を安易に口にするとき、妖怪が忍び寄ることを忘れてはならない。

 これ以上妖怪を跋扈させないためにも、この二つの言葉は歯をく縛っても口にすべきでないと思うが、どうだろうか。」として締めくくった。

 読んで面白かった。

 「日本政治の中枢に一つの妖怪が徘徊している。その名はソンタクである。」との指摘、

 「ソンタクによってもっとも損なわれるものがあるとしたら、それは政治そのもであろう」との指摘、

 「肝心なのは、政治は議論を通じて行われるということだ。それも密室において、特定の関係者だけで議論するのではなく、あくまでも衆人環視の下で物事を決めるのが政治の本質である。」との指摘、

 「今回の問題を通じて明らかになったのは、日本政治の中枢にいかに怪しげな人物が集まるかということと、妖怪ソンタクがどれほど日本政治において力を持っているかということくらいである」との指摘、

 等々を教えてもらった。

 特に、「日本政治の中枢にいかに怪しげな人物が集まるかということ」が分かり、「日本政治を妖怪ソンタクが支配しているのは異常である」と同時に「危険」であるということが分かった。


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by sasakitosio | 2017-04-03 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback