憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

カテゴリ:東京新聞を読んで( 2160 )

9月26日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。 筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週末、二つの裁判があった。東電原発被害訴訟の判決と電通過労自殺裁判の初公判。

 原発の安全神話をバラまいてきた政府と東電、それで大もうけした電通。 おなじ紙面に掲載された。

 「常習的犯行で、刑事責任は軽視できない」とは電通への検察論告。危険無視、利益優先は電通ばかりか、原発会社特有の行動様式である。」と切り出した。

 続けて筆者は、「国は原発を国策として誘導する政策を次々に打ちだして、現在ばかりか,遥か彼方の未来にわたる重大な危険を招いている。

 そればかりか、電力会社を使嗾して核発電をさせ、核兵器に転用されるプルトニウムを備蓄している、と海外から疑われている。

 福島の事故のあと、地震大国での原発再稼働は無謀、と分かったはずだ。

 使用済み燃料ひとつとってみても解決策はなく、原発稼働は「人格権の否定」(福井地裁判決)として、人間と核との対立の認識が深まった。」と指摘した。

 最後に筆者は、「ところが先週末の千葉地裁判決は、原発避難者への賠償には一定の理解を示しながらも「回避措置をとったとしても事故は回避できなかった可能性もあり」と国への責任追及を回避した。

 原発事故は不可抗力というものだが、それだったら、健康、人命、仕事、ひとの繋がり、故郷、そのすべてを破壊する犯罪的行為の責任を、誰も取らなくてすむ。人命よりカネ。裁判所の判断である。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「先週末、二つの裁判があった。東電原発被害訴訟の判決と電通過労自殺裁判の初公判。」とのこと、

 「「常習的犯行で刑事責任は軽視できない」とは電通への検察論告」とのこと、

 「先週末の千葉地裁判決は、原発避難者への賠償には一定の理解を示しながらも「回避措置を取ったとしても事故は回避できなかった可能性もあり」と国への責任追及を回避した」とのこと、等々を知ることができた。

 筆者も指摘する「原発事故は不可抗力というものだが、それだったら健康、人命、仕事、ひとの繋がり、故郷、、そのすべてを破壊する犯罪的行為の責任を、誰も取らなくてすむ」ことになる千葉地裁の判決は、なんとも納得できない。 

 


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by sasakitosio | 2017-09-28 07:13 | 東京新聞を読んで | Trackback

9月24日付東京新聞社説に、「やわらかな“安全保障“」という見出しが載った。

 今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「こんなご時世になんですが、いや、こんなご時世だからこそ、同盟とかミサイル防衛とか、そういう難しい話とは別に“安全保障”について考えてみます。

 ”安全保障“としたのは、ただ安全保障と書くには、いささか悠長、少々迂遠な話だからです。

 一言でいえば、それは、日本や日本人のファン、理解者、友人を、よその国に増やすこと。

 それには日本人が外国に行くこと。

 外国の人に日本生きてもらうのが一番の近道です。例えばーー。」と切り出した。

 続けて社説は、「今月の12日、一人の若い女性が留学のため英国へと飛び立ったことがニュースになりました。

 秋篠宮家の次女で国際キリスト教大(ICU)3年の桂子さま(22)です。リーズ大で1年近く学ばれるとの由。見聞を広めると同時に、英国や英国へ来ているほかの国の人とも交流し、きっと知己をふやされることでしょう。

 欧米などの大学は9月から新学期が主流ですから、この時期、きっと他にも多くの日本の若者が留学のため海を渡ったはずです。

 しかし、全体的な傾向をみれば、日本から海外へ出る留学生の数は減っています。

 日本学生支援機構が経済協力開発機構(OECD)の統計などに基づいて明らかにしている数次によれば、日本人の海外留学者数は2004年の約83000人をピークに低落傾向にあり、14年は53000人ほどにとどまっています。

 最大の留学先である米国だけを見ても、傾向は同じ。米国の国際研究機関のデータをまとめた日米教育委員会のサイトによれば、日本人留学生の数は1994~97年には国別で1位でしたが、徐々に順位を下げ、2015年度は9位。中国、インドの一位、二位、韓国の4位や台湾の7位と比べると、やはり、少しさびしい実績というほかありません。」と指摘した。

 さらに社説は、「政府もあの手この手で留学生増を図っているようです。主として、日本経済の国際競争力や科学技術力への影響が懸念されているようですが、単純に、日本人が外国に友人や理解者をつくりチャンスが減っていることを残念に思います。

 実際、学生支援機構による海外留学経験者の追跡調査(11年度)によれば、留学で得たものとして三割近い人が「友人」をあげているのですから。

 外国に友人を増やす、と言う点では、関連して気になることもあります。海外で日本語を学ぶ人の数です。

 国際交流基金によると、15年度調査で初めて減少傾向を示したそうですから、これにも対策が必要でしょう。

 さて、次は出る方ではなく、迎える方に目を向けてみますが、こちらは順風です。

 同機構によれば、海外から日本への留学生はほぼ右肩上がりに増え続け、昨年は約24万人。加えて、旅行で日本を訪れる人の数も増えています。

 そして、日本を知ってもらうことの効果を示すのが、言論NPOが昨年、日本と中国で行った世論調査結果です。

 訪日経験のない中国人で日本に「良い」印象を持つ人は16%に過ぎないのに、訪日経験のある人になると、実に56.8%に跳ね上がる。

 不安や恐怖は、対象がよくわからないから生ずる面があります。

 洞穴は奥が暗くて見えないから怖いのでしょう。多くの国の多くの人に日本を知ってもらい、日本人の友達になってもらう。ひとつひとつは小さい出会いでも、それが不断に増えて行けば、ひいては日本や日本人に対する好意を醸成し、逆に無用な誤解、敵意を避けることにつながる気がします。

 であれば、それも”安全保障“かと、下手な地口ですが、ピース(かけら)の集まりがピース(平和)なのかもしれません。

 話はここで再び、出て行く方に戻ります。