憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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1016日付朝日新聞朝刊4面に、「政治断簡」という欄がある。 筆者は、編集委員・高橋純子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「国難災難非難GOGO総選挙。みなさまいかがお過ごしですか。ごあいさつが遅れましたが私、先月から次長を離れて編集委員に合流いたしました。

 訂正ゼロ、炎上ゼロ、このオレを、守り抜く。

 オレ・フォー・オレの決意を新たに頑張る所存でございます。」と切り出した。

 続けて筆者は、「いやはや、私とて別に好きでやっているわけではないのだが、ふざけずにいられないのはひとえにふざけんなと思っているからである。

 何のための選挙なのか、いまだにさっぱりわからない。

 それでもひとたび号砲が鳴れば、いやが応でも参加せざるを得ない私たちのトホホ。

 正々堂々と戦うことを誓いまーすて、あれ?

 玉入れのカゴ、紅組のだけ大きくない?

 こんな不条理な大運動会が民主主義という広場で臆面もなく繰り広げられ、最後は勝ち負けという結果にのみ集約されてしまうことにおののく。

 勝ちさえすればいいのか?とえば、それが民主主義ってもんさ。うまくしてやられて文句を言うのは負け犬の遠吠えだよと、訳知り顔の人々に諭される不愉快。

 今夏の高校野球東・西東京大会。早稲田実業・清宮幸太郎首相の宣誓を思い出す。

 「野球の素晴らしさが伝わるよう、野球の神様に愛されるように、全力で戦うことを誓います」

 1180人の候補者の皆さん、あなたは何のために戦っていますか?あなたの戦い、民主主義の神様に愛してもらえそうですか?」と指摘した。

 最後に筆者は、「さて、勝ことと引き換えにされているのは、なんといっても言葉だ。政治は、言葉を手段とする営みである。 主張。説明。議論。説得。

 ところがどうだ。国会でも、選挙でも、その場しのぎの言い訳やごまかし、扇動、攻撃、分断の言葉ばかりが幅を利かせ、吐いたそばからゴミ箱に放り込むかのごとくの無責任が横行している。その究極が「国難突破解散」だろう。

 政権を選ぶとかのはるか手前にある惨状。源流をたどれば当世のはやり言葉「リセット」「革命」に突き当たる。

 疑惑の追及をかわすため選挙でリセットを試みた人。

 上向かぬ党勢に音をあげ「解党」というリセットボタンを押した人。

 とにかく何でもリセットな人・・・。

 非歴史的で、前だけ見て、過去を力ずくで「なかったこと」にできると考えている節がある。

 政治家特有の「病」なのだろうか。

 人間は、当たり前だがリセットできない。

 だから他人の不信を買わぬよう大言壮語は慎み、説明を尽くす。歴史を参照して過ちを繰り返さぬよう注意する。それでも失敗した時は謝り、反省する。人生の負債を貯め込まぬよう、こわごわ生きて行くしかないのだ。

 しかしリセットできると思えば、いま・ここ・私の欲望を開放し、大胆不遜に生きられる。つけがたまってきたら、はい、リセット!

 選挙はリセットボタンじゃない。

 そんな簡単にリセットされてたまるか。負け犬?

 上等じゃないの。民主主義の番犬となって、ギャンギャン遠吠えを響かせてやれ。なかったことにはさせない。私は全然納得してないぞと。」として締めくくった。

 読んで、いつもながらの威勢がよく歯切れの良い「筆者の啖呵」には、ほれぼれしながら読んでいる。

 「政治は、言葉を手段とする営みである。主張。説明。議論。説得。ところがどうだ。国会でも、選挙でも、その場しのぎの言い訳やごまかし、扇動、攻撃、分断の言葉ばかりが幅を利かせ、吐いたそばからゴミ箱に放り込むかのごとく無責任が横行している」との指摘、

 「政権を選ぶとかのはるか手前にある惨状。源流をたどれば当世のはやり言葉「リセット」「革命」に突き当たる」とのこと、

 「非歴史的で、前だけ見て、過去を力ずくで「なかったこと」にできると考えている節がある。政治家特有の「病」だろうか」との指摘、

 「人間は、当たり前だがリセットできない。<中略>。人生の負債を貯め込まぬよう、こわごわ生きてゆくしかないのだ」との指摘、

 「しかしリセットできると思えば、いま・ここ・わたしの欲望を開放し、大胆不遜に生きられる。ツケがたまってきたら、はい、リセット!」との指摘、

 「選挙はリセットボタンじゃない。そんな簡単にリセットされてたまるか!」との指摘、

 等々の指摘のすべてをその通りだと納得した。

 その上で、リセットできない「人」、リセットしない「人」、よりも「リセット上手」の人の方が多く当選しているような気がしてならない?「その場しのぎの言い訳やごまかし上手」、「扇動、攻撃、分断上手」、の人の方が選挙には、なぜか強いような気がしてならない?

 選挙制度のが悪いのか、それとも人間・有権者の「性癖」か?


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by sasakitosio | 2017-10-19 14:04 | 朝日新聞を読んで | Trackback

10月15日付朝日新聞朝刊3面に、「日曜に想う」という欄がある。 筆者は、編集委員・曽我豪氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「現実政局の取材に疲れると、本棚からひっばりだす本がある。前にも一度引用したが、「イソップ寓話集」(中務哲郎訳 岩波文庫)だ。

 今回も、希望の党が登場した辺りから読み返した。相変わらず、登場する狼や狐やライオン、それぞれに、現実の政治家の顔が浮かんでたまらない。

 選挙期間中ゆえ名前をあげて詳述は出来ないが、病気治療のために果たせない事ばかりを神に約束する男の話や、神の怒りを遠ざけると公言するわりには人間の説得など普通のことが出来ない魔法使いの話など、実に興味が尽きない。

 ただ今回、イソップが同種趣旨の訓話を繰り返し語ることに気が付いた。

 やられたらやり返せ。それが人間を不幸にする。相手の非だけあげつらう者は既に自分が落ちる穴を掘っているのだ。

 そういう一連の作品群である。

 その昔、プロメテウスは人間を造ると二つの袋を首にかけさせた。

 体の前には他人の欠点を入れる袋、背には自分の悪いところを入れる袋。それ以来人間は、他人の欠点はたちどころに目につくのに、自分の悪いところは予見できなくなった。

 あるいは、蜜蜂の話。

 蜜を人間に与えるのが惜しくなった蜜蜂がゼウスのところへ行き、針で刺し殺す力を授けてくださいと願った。ゼウスはその妬み心に腹を立て、蜜蜂が人を指すと、針が抜け、続いて命を失わなければならぬようにした。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「さて政局でも明らかになったように、相手の非倫理性をたたいて力をそごうと願えば、ブーメランのごとく己の非倫理性が問われる。背中の袋や自分の運命が見えなくなるのは常道でない形で叩きのめそうとするからだ。結果残るのは政党政治そのものへの不信だけだ。

 やられたらやり返せはまだある。

 自身の疑惑と改憲戦略をリセットするため、政権が時ならぬ解散に打って出たのは確か常道ではなく奇策だ。

 ただそれを逆手に取り、「一興」打破だけを旗印にこれまでの政治路線や政策を度外視して新党へ走らせようとしたのも同じく常道ではない。

 排除の論理を他人に課すものはやがて皮肉にも、自らが排除の論理にさらされる日が来るものだ。

 選挙は結局勝てば官軍だと身もふたもないことをいうなら、普段の政治論議の積み重ねなど意味がない。有権者が審判の力を発揮できる政権選択選挙が刹那的な瞬間芸で決まっていいはずもない。わが国のことわざにもあるではないか。

 人を呪わば穴二つ。

 この選挙で政党政治の姿が大きく変貌する可能性が出てきた。

 安保法制体制を支持する改憲を志向する保守と、異議を申し立てるリベラル。

 とりわけ保守は、複数等にわかれ、公明党という中道を抱えつつ、総体として3分の2を大きく超える新たな力を得るかもしれない。

 だからこそ今、まだなすべきことがある。

 もとより選挙は国民に分断ではなく融和をもたらすためにある。

 首相指名にせよ改憲の具体の方策にせよ、選挙後の合従連衡で想定外の展開が待つならば、有権者が納得づくの審判など下せるはずがない。

 このままでは、不満や後悔、つまり分断の火種が残ってしまうだろう。」と指摘した。

 最後に筆者は、「仮想敵をつくりいたづらに対立を演出してきた劇場型政治にさよならを言う時が来た。

 北朝鮮危機への対応から消費税の可否と使途、原発問題まで、どこが合意でき争点で、どこが本当に相いれない争点か。

 残る1週間の論戦で特に保守は国民に納得と安心をもたらすように語る責務がある。

 それを怠れば強大な力へ最後の逆風も吹きかねない。

 さすがイソップ、こんな寓話がある。

 ヘラクレスが狭い道を歩いていると、地面に大きなリンゴのようなものが落ちていた。

 踏み潰そうとすると、そいつは2倍の大きさになった。こん棒で殴りつけるとますます膨らみ、道をふさいだ。

あっけにとられていると、アテナ女神が現れて、言うには「兄弟よ、やめるがよい。それは敵愾心であり争いであるのだ。相手にならずほっておけば元のままだが、もみ合うほどに、こんな風に膨れ上がるのだ」。」として締めくくった。

 読んで面白かった。古希すぎて、改めてイソップの物語に面白さを感じた。

 「その昔、プロメテウスは人間を造ると二つの袋を首に掛けさせた。 体の前には他人の欠点を入れる袋、背後には自分の悪い所を入れる袋。それ以来人間は、他人の欠点はたちどころに目につくのに、自分の悪い所は予見できない、といことになった」とのこと、

 「蜜蜂の話。密を人間に与えるのが惜しくなった蜜蜂がゼウスのところへ行き、針で刺す力を授けてくださいと願った。ゼウスはその妬み心に腹を立て、蜜蜂が人を刺すと、針が抜け、続いて命を失わなければならぬようにした」とのこと、

 「有権者が審判の力を発揮できる政権選択選挙が刹那的な瞬間芸で決まっていいはずもない」とのこと、

「もとより選挙は国民に分断ではなく融和をもたらすためにある」とのこと、

 「仮想敵をつくりいたずらに対立を演出してきた劇場型政治にさよならを言う時が来た」とのこと、

 「残る一週間の論戦で、特に保守は国民にな得と安心をもたらすそう語る責務がある」との指摘、とうとうよく理解できた。

 また「ヘラクレスが狭い道を歩いていると地面にリンゴのようなものが落ちていた。踏み潰そうとすると、そいつは2倍の大きさになった。こん棒で殴りつけるとますます膨らみ、道を塞いだ。あっけにとられていると、アテナ女神が現れて言うには「兄弟よ、やめるがよい。それは敵愾心であり争いである。相手にならずに放っておけば元のままだが、もみ合うほどに、こんな風に膨れがるのだ」との話は、トランプ大統領と安倍首相に、北朝鮮対策の妙案として教えてあげたい、と思った。

 

 


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by sasakitosio | 2017-10-18 06:59 | 朝日新聞を読んで | Trackback

 10月15日付朝日新聞朝刊3面に、イラン核合意に対する「トランプ大統領の13日の演説」に関する記事が載った。

 今日はこの記事を学習することにした。

 まず記事は、「イランの核開発制限について、米欧など6か国とイランが2015年に結んだ合意について、トランプ米大統領は13日の演説で、「認めない」と表明した。

 今後の合意破棄の可能性も示し、イランをさらに強く制限できるよう、米議会に法改正を要請した。合意に関わった各国などが懸念を深める中、米議会の対応が焦点になる。」と切り出した。

 続けて記事は、「「米国の(核合意)参加は、大統領である私によっていつでも取りやめられる」。

 トランプ氏はイランを「ならず者」と呼び、核合意を改めて「米国史上最悪の一方的取引と批判した。

 米議会に対しは、核合意の「欠陥」を修正する国内法の改正を迫ったうえで、「議会や同盟国と協力して解決策に達しなければ、核合意は終わらせる」と断言した。

 核合意がトランプ政権が望む形にならなければ、破棄するという脅しに等しい。

 ただ米議会では賛否が割れている。

 イランに強硬姿勢を示す共和党の重鎮ライアン下院議長は「前政権による核合意は致命的に欠陥がある。現政権と協力して、イランの行動に対抗ていく」とした。

 一方で上院外交委員会のメネンデス議員(民主)は「(トランプ氏の)核合意を認めない判断は、安全保障上の利益より、選挙公約の為だ」と批判した。」と教えてくれる。

 さらに記事は、「トランプ氏の演説に対しイランのロハニ大統領はテレビ演説で「トランプ大統領の発言は侮辱であり、根拠のない批判の繰り返しだ」と反発した。

 ザリフ外相は自身のツイッターで「脅迫、口汚いののしりなどでイラン国民がおじけ付くことは決してない」とした。

 、また合意に関わった英独仏の首脳は13日の共同声明で「合意を揺るがしかねない行動の前に、米国や同盟国の安全保障への影響を考慮するよう勧める」と忠告した。

 ロシアも「トランプ氏の攻撃的な姿勢は受け入れられない」と非難した。」と教えてくれる。

 最期に記事は、「今年のノーベル平和賞の受賞が決まった核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は「核の脅威の抑制に向けた、今後の合意形成が難しくなる」と糾弾した。

 一方、イランと対立するイスラエルやサウジアラビアは、トランプ氏の演説を歓迎している。(杉山正=ワシントン 杉崎慎弥)」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「イランの核開発制限について、米欧など6か国とイランが2015年に結んだ合意について、トランプ大統領は13日の演説で、「認めない」と表明した」とのこと、

 「トランプ氏の演説に対し、イランのロハニ大統領はテレビ演説で「トランプ大統領の発言は侮辱であり、根拠のない批判の繰り返しだ」と反発した」とのこと、

 「合意に関わった英独仏の首脳は13日の共同声明で「合意を揺るがしかねない行動を前に、米国や同盟国の安全保障への影響を考慮するよう勧める」と忠告した」とのこと、

 「ロシアも「トランプ氏の攻撃的な姿勢はいけ入れられない」と非難した」とのこと、

 「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は「核の脅威の抑制に向けた、今後の合意形成が難しくなる」と糾弾した」とのこと、

 「イランと対立するイスラエルやサウジアラビアは、トランプ氏の演説を歓迎している」とのこと、等々を知ることが出来た。

 想像力を超えるトランプ発言に思えるが、イスラエルやサウジアラビアが歓迎しているとのことを知って、まだまだ中東の危機は続く、と思った。誰かなんとかしてよ、という気分だ。

 


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by sasakitosio | 2017-10-16 07:54 | 朝日新聞を読んで | Trackback

9月25日付朝日新聞社説に、日銀の金融政策が載った。今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「3人並んで歩いてきたが、一人は向きを変えて帰り道につき、もう一人も折り返すしたくを始めた。残るは一人。

 米国、欧州、日本の中央銀行を見比べると、さしずめこんなところだろうか。

 米国の連邦準備制度理事会(FRB)は先週、保有する米国債などの量を減らし始めることを決めた。異例の金融緩和からの「正常化」に向けて、仕上げに入る。

 欧州銀行は(ECB)は来月、資産買入れ量を減らすことを決める見通しだ。

 一方、日本銀行は先週の会合で、「異次元緩和」の継続を確認した。ECBの方向転換が明確になれば、日銀の「一人旅」の様相が強まる。」と切り出した。

 続けて社説は、「日銀の黒田総裁も言うように、金融政策はその国の経済・物価動向に基づいて決まるものである。物価上昇率が1%台半ばの米国に対し、日本は0%台の半ば。彼我の差は大きい。

 ただ、金融市場では、各国の動向が即座に影響しあう。想定外に動きが起きないか、目配りが欠かせない。
 また、正常化に向かう米国は、景気後退時に打てる政策の余力が増している。

 一方、日本は手段が乏しいままで、注意が必要だ。

 さらに重要なのは、将来の「出口」への備え方である。

 米国でも、物価上昇率は想定より鈍く、FRBには慎重な手綱さばき求められる。

 膨らんだ資産を減らすには、かなりの時間がかかるとみられる。

 一方、日銀の資産規模はすでに実額でFRBを超え、対GDP比ではFRBの4倍近い。出口では米国以上の難題に直面する。
 緩和をどう手じまいするのか。
 その際、経済に想定外のショックを与えないか。
 日銀の損失にどう対処するのか。
 国民への説明は明らかに不十分だ。」と指摘した。

 最後に社説は、「日銀は、確実でないことをいうと市場を混乱させる、と繰り返す。

 だが、帰路の見通しがなければ、「一人旅」の不安は増すばかりだ。世界的に景気が安定し、米欧で動きが始まる今こそ、議論深める好機だろう。逃げてばかりでは信頼を失う。

 国債残高が膨らむなかで、将来、、物価目標達成後の「出口」で利上げが必要になっても、利払いの増加を恐れる政府からブレーキを掛けられる恐れが指摘される。黒田総裁は会見で、「妥協することはありえない」と述べ、その懸念を否定した。

 実際にそうした局面になったときに、中央銀行の独立性を貫けるかどうか。

 来春選ばれる次の総裁の重要な条件になる。」として締めくくった。 

 読んで勉強になった。

 「正常化に向かう米国は、景気後退時に打てる政策の余力が増している。一方、日本は手段が乏しいままで、注意が必要だ」との指摘、

 「米国でも、物価上昇率は想定より鈍く、FRBには慎重な手綱さばきが求められる。膨らんだ資産を減らすには、かなりの時間がかかるとみられる。」との指摘、

 「国債残高が膨らむなかで、将来、物価目標達成後の「出口」で利上げが必要になっても、利払いの増加を恐れる政府からブレーキをかけられる恐れが指摘される」とのこと、

 「日銀の資産規模はすでに実績でFRBを超え、対GDP比ではFRBの4倍近い。出口では米国以上の難題に直面する。」との指摘、等々はよく理解できた。

 確かに、国債暴落の際の日銀の損失にどう対処するのか?

 利上げが必要になった時、利払いの増加を恐れる政府からブレーキを掛けられた時に、利上げをしても、利上げをしなくても、経済に想定外のショックが生じると思うが、どうするか?

 株や投資信託や外貨に投資している人々の、資金は想定外のショックの時に、バブル時のように弾けないのだろうか? 

 疑問は尽きない!


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by sasakitosio | 2017-10-13 17:10 | 朝日新聞を読んで | Trackback

10月2日付朝日新聞朝刊4面に、「政治断簡」という欄がある。 筆者は、世論調査部長・前田直人氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「今年は酉年。大乱の年かも知れないことを年頭の記者会見で指摘したのは、他ならぬ安倍晋三首相である。

 「12年前、劇的な郵政解散があった。そのさらに12年前には、自民党が戦後初めて野党になり、55年体制が崩壊した歴史的な年だった。

 酉年は、しばしば政治の大きな転換点となってきた」

 そしてついに、決戦の時が来た。

 前原誠司代表率いる民進の混乱をしり目に、「いまなら負けない」と踏んだのだろう。首相は臨時国会冒頭の衆院解散に踏み切った。

 だがいま、眼前に広がるのは「まさか」の風景である。

 突如現れた東京都の小池知事が代表の「希望の党」。

 前原氏は「名を捨てて実を取る」とそこへ民進を合流させるという荒業にでた。首相の存在感はかすんでいる。

 「酉年選挙」はまさに、大乱の雲行きである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「再編劇は「破壊と創造」の過程でしぶきを上げる。

 首相の衆院解散表明を受けて朝日新聞が9月26,27日に行った世論調査は、目を見張るものだった。

 衆院選の比例区でどの政党に投票したいかを尋ねると自民32%、希望の党は13%、民進8%。27日に結党の記者会見をしたばかりの希望の党が、野党第一党に躍り出た。無党派層ではトップを走っていた。

 こうした設問では、第一党である自民党が高く出る傾向がある。民進を飲み込んだ希望の党が連合に支援も得れば「さらに勢いは増すはずだ」と与党関係者は、おののく。

 さながら「小池マジック」だが、小池氏はかねて改憲派でタカ派色が強い。

 リベラル派には「小池氏に思想で選別され、排除される」との警戒心が渦巻き、リベラル再結集の動きが急速に広がる。

 またぞろ、思想対立である。アンチリベラルの性格が色濃い安倍政権支配が生んだトラウマは深い。特定秘密保護法、集団的自衛権、9条改憲などを巡る闘争は左右対立を先鋭化させ、真ん中の緩衝地帯を空洞化させた。

 「日本をリセットする」

 小池氏のこの言葉が、今回のストーリーの軸だろう。「安倍一強」をリセットし、保守層に切り込む。だが、その先は闇に覆われている。」と指摘した。

 最後に筆者は、「小池氏は、カメレオンのように眩惑的だ。「反自民」と「自民の補完勢力」との見方が交錯し、疑心が広がる。

 希望の党綱領には、民進党綱領と共通する「立憲主義」という言葉や、「深刻化する社会の分断を包摂する、寛容な改革保守をめざす」との表現もある。

 聞こえはよいが、リベラル勢力を排除するなら、分断は終わらない。

 「しがらみ政治からの脱却」というスローガンも、あまりに空疎だ。政治の任務は利害調整であり、しがらみ否定 は独裁にもつながる。

 まして小池氏が衆院選に出るなら、政権選択のムードがいっそう高まるだろう。

 自民の対抗勢力の出現は民意に沿ったものだとしても、生まれた政党が怪物なら、あしきポピュリズムでしかない。

 「包摂」と「寛容」は本当か。その実態は、厳しく吟味されなければならない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「今年は酉年。大乱の年かもしれないことを念頭に記者会見で指摘したのは、ほかならぬ安倍晋三首相である」との指摘、

 「いま眼前に広がるのは「まさか」の風景である。突如現れた東京都の小池百合子知事が代表の「希望の党」。前原氏は「名を捨てて実を取る」と、そこへ民進を合流させるという荒業に出た。首相の存在感がかすんでいる」との指摘、

 「アンチリベラルの性格が色濃い安倍政権支配が生んだトラウマは深い。 特定秘密保護法、集団的自衛権、9条改憲などをめぐる闘争は左右対立を先鋭化させ、真ん中の緩衝地帯を空洞化させた」との指摘、

 「小池氏は、カメレオンのように眩惑的だ。「反自民」と「自民の補完勢力」との見方が交錯し、疑心が広がる。」との指摘、

 「リベラル勢力を排除するなら、分断は終わらない」との指摘、

 「政治の任務は利害調整であり、しがらみ否定は独裁にもつながる」との指摘、等々指摘はよく理解し、納得できた。

 希望の党の綱領には民進党綱領と共通する「立憲主義」という言葉や、「深刻化する社会の分断を包摂する。寛容な改革保守を目指す」との表現があるとのことであるが、そこは愚直に真摯に貫き通してほしい、と切に願う。

 綱領をつくる時は本心だったと思うが、選挙が終わっても忘れないでほしい、と思った。

 

 


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by sasakitosio | 2017-10-12 17:46 | 朝日新聞を読んで | Trackback

9月13日付朝日新聞社説に、森友学園問題が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「学校法人・森友学園の前理事長、籠池泰典と妻諄子の両被告が、大阪府、大阪市の補助金を詐取した詐欺罪などで、大阪地検特捜部に起訴された。

 国の補助金を含めた詐取総額は1億7千万円にのぼる。補助金不正の捜査はこれで終結した。

 だが、特捜部は、学園に国有地を大幅値引きして売った財務省職員の背任容疑については、捜査を続けるという。

 繰り返すが、問題の核心は、国有地がなぜ8億円余りの値引きされたかだ。この点が解明されなければ、国民の納得は得られまい。捜査を見守りたい。」と切り出した。

 続けて社説は、「この問題で新たな音声データの存在も明らかになった。

 財務省近畿財務局の職員が、学園側の希望する金額に近づけるやめ「努力している」と伝えていたことを示す内容だ。

 朝日新聞の取材によると、昨年5月、財務局の職員2人が学園の幼稚園を訪問し、「来月には金額を提示する」と説明。前理事長夫妻は、すでに国に伝えていた新たなごみに加え、「ダイオキシンが出た」と述べ、「0円に近い形で払い下げを」などと迫っている。

 財務局職員は汚染土の除去費の立て替え分としてすでに国が学園に約1憶3200万円を払っており、「それを下回る金額ではない」と理解を求め、10年の分割払いも提案し、「ご負担も減る」と説明した。

 翌月、土地は1億3400万円で、分割払いでの売却が決まった。国有財産の処分が、相手の要望に沿って決まったとすれば驚くほかない。

 国有地は一括売却が原則だ。

 「新たなごみ」だ出たというなら地中を掘削して調べ直せばいい。国の立て替え分は売り値とは別の話だ。

 このやりとりの前にも、財務局が「いくらなら買えるのか」と学園側にたずね、学園側が「1億6千万円まで」と答えたという関係者証言もある。

 音声データは特捜部も入手している。価格決定までの国の内部のやりとりについて、捜査を尽くしてほしい。」と指摘した。

 最後に社説は、「焦点は、学園の小学校の名誉校長に安倍首相の妻の昭恵氏が就任していたこととの関係だ。

 国会も事実関係の確認に乗り出すべきだ。

 財務省理財局長だった佐川宜壽・国税庁長官は3月、国会で「(価格を)提示したこともないし、先方からいくらで買いたいという希望があったこともない」と述べた。分割払いも学園の「要望」と答弁している。

 明らかに矛盾する交渉経緯が浮上している以上、臨時国会で真相を明らかにする必要がある。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「特捜部は学園に国有地を大幅に値引きして売った財務省職員らの背任容疑については、捜査を続けるという」とのこと、

 「朝日新聞の取材によると、昨年5月、財務局の職員2人が学園の幼稚園を訪問し、「来月に金額を提示する」と説明。前理事長夫妻は、すでに国に伝えていた新たなごみに加え、「ダイオキシンが出た」と述べ、「0円位近い形で払い下げを」などと迫っている。」とのこと、

 「財務省の職員は汚染土の除去費の立て替え分としてすでに国が学園に約1億3200万円を払っており、「それを下回る金額はない」と理解を求め、10年の分割払いも提案し、「ご負担も減る」と説明した」とのこと、

 「翌月、土地は1億3400万円で、分割払いでの売却が決まった」とのこと、

 「このやりとりの前にも、財務局が「いくらなら買えるのか」と学園側にたずね、学園側が「1億6千万円まで」と答えたという関係者の証言もある。音声データは特捜部も入手している。」とのこと、等等のことを教えてくれる。

 また、「財務省理財局長だった佐川宣寿・国税庁長官は3月、国会で「(価格を提示したこともないし、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない)と述べた。分割払いも、学園の「要望」と答弁している」とのこと。この社説で、佐川宣寿・国税庁長官は辞職してもいいのではないか、と思った。

 国会が解散してしまったが、この問題は「高級官僚の国民への信頼」がかかっている。

 だから、国会が解散され議員が変わろうと、安倍総理が退陣しようと、うやむしていい問題ではない。

 社説が出た時期は、解散前であったが、解散後の新しい国会で、いの一番に真相を究明にあたってほしい、と思った。

  


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by sasakitosio | 2017-10-09 21:18 | 朝日新聞を読んで | Trackback

10月6付朝日新聞15面に、「異論のすすめ」という欄がある。 筆者は、京都大学名誉教授・佐伯啓思氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「安倍首相が衆議院を解散したその日に、民進党議員の「希望の党」への合流が決定した。民進党の無残な崩壊である。唖然とするほかないのだが、こうなると、民進党もいささか哀れを誘う。

 他方で、この間、メデイアをほとんど意のままに動かして話題を独占してきた小池百合子氏の、いってみれば無責任な興行師のような荒業には驚くべきものがあろう。

 本紙を中心としたいくつかのメデイアは、安倍首相の解散に対して、政権の生き残りだとか大義がないとかと批判していたが、反安倍連合の行方は、もはや大儀どころではない。議員の生き残りと権力闘争をむきだしにした感がある。

 小池氏は、繰り返し「改革」を唱える。

 「改革する保守」ともいう。

 「保守」には漸進的な改革も含まれるが、「リセット」となると「革命」に近くなる。しかも、「改革」といっても、一体、何を改革するのかはよくわからない。

 少し振り返ってみよう。

 「改革」は、1993年に小沢一郎氏が自民党を飛び出して、新生党をつくった時から始まる。

 敵は自民党と官僚であった。

 自民の一極支配、官僚中心型政治の終焉を訴え、政治改革、行政改革、を唱えた。

 日本に民主主義を根付かせる、というのである。

 そのために、二大政党による政策選択、小選挙区制、官僚指導から政治主導へ、といった構想が打ち出された。

 続いて2001年に誕生した小泉純一郎首相は、徹底した「構造改革」を唱えた。彼は自民党に在りながら、自民党をぶっ壊すといい、「抵抗勢力」対抗し、メデイアを動員し国民の支持を調達するという「劇場型政治」を行った。

 その後、反自民勢力は、民主党へと結集し、民主党政権が誕生する。

 民主党が訴えたマニュフェスト選挙は、二大政党政治や政策選択選挙などの「改革」の中心であり、「民主主義の実現を目指すものであった。

 続いて出現したのが、橋下徹氏の率いる大阪維新の会とその後の日本維新の会である。

 ここでもまた、橋下氏は、大阪市議会や市役所の既得権を敵と名指し、ひたすら「改革」を唱えた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「25年、つまり四半世紀にもわたって、日本の政治はひたすら「改革」によって動いてきたのである。 しかも、メデイアがそれを後押しした。

 で、それは何をもたらしたのだろうか。

 二大政党による政策選択も小選挙区制もほぼ失敗であった。

 マニュフェストも失敗した。

 官僚指導政治はずいぶんと批判されたが、実際には官僚機構が機能しなければ政治は機能しない、という当然の帰結に至っただけである。

 小泉氏の郵政民営化もうまくいっていない。

 経済構造改革は、景気回復どころか、むしろデフレ経済をもたらした。

さらに言えば、「国民の意思」を実現するという民主主義は、もっぱら「劇場型政治」と「ポピュラーリズム(人気主義)」へと帰着した。

 「改革」はほとんど失敗してきたというほかない。
 日本社会の将来へ向けた「希望」をもたらしたとはとても思えない。

 しかも、「改革」を唱えた人の多くは、もともと自民党の有力政治家であった。小泉氏を除いて、彼ら自民党を飛び出して、反自民を掲げたのである。これが改革の実態である。

 言い換えれば、自民党や官僚に対する権力闘争こそがその関心の中心だったようにも思われる。

 なぜなら、反自民の側は、決して自らの国家像や日本社会の将来像などという大きなビジョンなどに関心を持たなかったからである。

 しかも、「構造改革」を始め、自民党の側も「改革」を断行したのである。

 そして、いま、また小池氏の登場である。

 「改革」という演目の「劇場」が開かれた。

 そしてなつかしい面々もちらっとゲスト出演している。小沢氏から小泉元首相まで顔を並べている。一時は小池氏が都知事をやめた場合の後任に橋下氏の可能性まで報じられた。

 もともと自民党に所属していた小池氏は、憲法や安全保障についての考えは自民党や安倍政権と大差はない。これでは、本当の意味で政権選択の二大政党など生まれるはずはない。「国民の支持」なるものを人質にした権力闘争のように見えてしまうのだ。

 端的に言えば、安倍首相を引きづり降ろし、やがては、自らが政権を取るという野望をここに見てしまうのはうがちすぎだろうか。」と指摘した。

 最後に筆者は、「今回の選挙は、実は、大きな政策上の選択のはずであった。いや、日本の方向を左右する大きな論点があったはずだ。
 安倍政権は、ともかくも一つの方向を打ち出していた。

 国際社会のなかで日本のプレゼンスと高める。そのためにグローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にし、日本経済の国際競争力を強化する。

 また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正に向けて準備する。

 これが安倍政権の基本方針である。

 それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。

 そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、という極めて重要な問題がある。

 野党はそれから逃げている。

 それを避けて、「改革」の出し物で「劇場」をつくって国民を動員すればよい、などと言うのでは、政治は茶番になるだけである。」として締めくくった。

 読んで大変勉強になった。

 改革の歴史は「1993年に小沢一郎氏が自民党を飛び出して、新生党をつくって」から始まる、

つづいて、「2001年に誕生した小泉純一郎所掌は、徹底した「構造改革」を唱えた」、

その後、「民主党が訴えたマニフェスト選挙は、二大政党政治や政策背隠宅選挙などの「改革」の中心であり、「民主主義の実現」を目指すものであった」、

 続いて出現したのが「橋下徹の率いる大阪維新の会とその後継の日本維新の会である。ここでもまた、橋下氏は、大阪市議会や市役所の既得権を敵として名指し、ひたすら「改革」を唱えた」、等々と、筆者は教えてくれる。

 しかも、メデイアがそれを後押しした。それがもたらしたものは「二大政党による政策選択も小選挙区制もほぼ失敗であった。マニュフェストも失敗した。官僚指導政治はずいぶんと批判されたが、実際には官僚機構が機能しなければ政治は機能しない、という当然の帰結に至っただけである。小泉氏の郵政民営化もうまくいっていない。経済構造改革は、景気回復どころか、むしろデフレ経済をもたらした。

さらに言えば、「国民の意思」を実現するという民主主義は、もっぱら「劇場型政治」と「ポピュラーリズム(人気主義)」へと帰着した。「改革」はほとんど失敗してきたというほかない」と、筆者は厳しく指摘した。

 この指摘は、確かに当たっているような気がした。

 そのうえで、失敗の原因は、どこにあるのか、誰にあるのか、改革を後押ししたメデイアには、メデイアの責任も含めて、徹底的に追及し、報道してほしい、と思った。 

 また筆者は、「安倍政権はともかくもひとつの方向を打ち出していた。①国際社会の中で日本のプレゼンスを高める。そのために、グローバル経済や新分野のイノベーションを推進し、経済成長を可能にして、日本経済の競争力を強化する。②また日米関係の強化によって北朝鮮に対抗し、安全保障を万全にすべく憲法改正へ向けて準備する。これが安倍政権の基本方針である」との指摘、

 「それに対抗する政策を打ち出すのが野党の役割であろう。そのためには、少子高齢化へ向かう日本社会の将来像や、混乱する国際関係の見取り図や、戦後日本の国家体制(憲法と安全保障)などをどうするか、という極めて重要な問題がある。野党はそれから逃げている」との指摘、

 これらの指摘は野党にとっては極めて貴重な叱咤激励であった、と思った。

 そして、野党は逃げているのではなくて、知恵が枯渇したのか、それともそもそも知恵がなかったのかもしれない、と思った。


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by sasakitosio | 2017-10-09 20:33 | 朝日新聞を読んで | Trackback

9月9日付朝日新聞朝刊15面に、「私に視点」と言い欄がある。筆者は、弁護士・河合弘之氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「昨年15回、今年になって13回、北朝鮮は弾道ミサイルを発射している。

 8月にはグアム島周辺への大陸間弾道弾ミサイル(ICBM)発射計画を発表し、島根、広島、高知の上空の通過を明言。

 北海道上空を通過するミサイルを発射し、太平洋に着弾させた。これらに対し、トランプ大統領は「北朝鮮は今まで見た事のない炎と怒りに直面するだろう」と威嚇し、安倍晋三首相は「これまでにない深刻かつ重大な脅威」と非難した。

 日本政府は、弾道ミサイルなどによるわが国領域での人命や財産への被害の防止が必要として、ミサイルに対する「破壊措置命令」を常時発令状態としている。避難訓練が行われ、発射時には全国瞬時警報システム(Jアラート)で警戒が呼びかけられ、地下鉄や新幹線が止まった。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そのような危険な緊張状態にあるのなら、なぜ原子力発電所をとめないのか。

 政府はミサイルの危機を強調しながら、それによる原発事故の危険性に言及していない。

 原発が攻撃を受ければ重大事故につながる。

 原発一機が1年稼働すれば、広島型原爆1千個分の放射性物質がたまるとされる。

 攻撃で破壊されたら、国の存亡にかかわる大惨事になる恐れがある「原発が「他国のための核弾頭」と言われる理由だ。

 自衛隊のイージス艦とPAC3の二段構えの迎撃態勢をとっているが、撃ち漏らしの危険がるのことは防衛省幹部も認めている。

 北朝鮮のミサイルが長足の進化をしており、音速の約20倍で発射後わずか10分以内に日本領土に着弾するのも対応の難しさの理由だ。発射判明後、原子炉を緊急停止しても、原発の周辺機器が被弾すれば、その後の残留熱除去作業が困難を極め、結局メルトダウンに至ることは東京電力福島第一原発事故の経験から明らかなことだ。まして、直撃を受けたら即大惨事だ。

 ミサイル危機は原発差し止め訴訟でも主張されており、裁判長が電力会社側に「止めなくてよい理由は何ですか」と説明をもとめても、電力側は即答できなかった。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「北朝鮮は、原発が日本の防衛上のアキレス腱だと知っている。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は2013年4月、「日本を撃破できる報復能力を有している。日本には多くの原子力関連施設がある。日本が1940年代負った核惨禍とは比較にならないほど、ひどい災難を負うことは避けられない」と脅している。

 楽観論もあるが、超緊迫状態下では、何かの弾みで武力行使が起きないとは断言できない。

 その恐れが1%でもあるなら、対策として原発を停止しておくべきだ。

 国の安全保障というものはそういうものだ。

 隣国の独裁者の恣意に祖国の命運を委ねることはできない。」として締めくくった。

読んで勉強になった。

 「昨年15回、今年になって13回、北朝鮮は弾道ミサイルを発射している」とのこと、

 「日本政府は、弾道ミサイルなどによるわが国領域での人命や財産への被害防止が必要として、ミサイルに対する「破壊措置命令」を常時発令状態としている」とのこと、

 「そのような緊張状態にあるなら、なぜ原子力発電所を止めないのか。政府はミサイル危機をを強調しながら、それによる原発事故の危険性に言及していない」とのこと、

 「ミサイル危機は原発差し止め訴訟でも主張されており、裁判長が電力会社側に「止めなくてよい理由は何ですか」と説明を求めても、電力側は即答できなかった」とのこと、

 「朝鮮労働党機関氏「労働新聞は2013年4月、「日本を撃破できる報復能力を有している。日本には多くの原子力関連施設がある。日本が1940年代に負った核惨禍とは比較にならないほど、ひどい災難を避けられない」と脅している」とのこと、等々を知ることが出来た。

 だから、「楽観論もあるが、超緊迫状態下では、何かのはずみで武力行使が起きないとは断言でない。その恐れが1%でもあるなら、対策として原発を停止しておくべきだ」との筆者の指摘をその通りだと思った。

 北朝鮮の今の現状は、1930~40年代の日本に似ているという識者もいる。

 くわばらくわばら!!

 

 


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by sasakitosio | 2017-10-02 06:46 | 朝日新聞を読んで | Trackback

9月29日付朝日新聞朝刊15面に、「オピニオン&フォーラム 」というページがある。見出しは「岐路に立つ平和  2017衆院選」とある。

 編集委員・駒野剛さんが作家・半藤一利さんに聞く。今日はこの記事に学ぶことにした。

 まず記事は、「衆院が解散された。安倍晋三首相自ら「国難」という表現した情勢下、国民は政権選択を迫られる。与党が3分の2以上を占めたり、同調する勢力が増えたりすれば、9条を含めた憲法の改正は現実味を増す。

 今回の選挙が日本の歴史で持つ意味は何か。

 国民は投票で何が問われるのか。

 昭和史を見つめてきた半藤一利さんに聞く」と切り出した。

 続けて記事は、「ーー半藤さんは昭和を中心に日本の近代史を深く見てきました。そうした歴史的視点から見て、今回の解散、総選挙の意味をどう考えますかーーとの問いに。

 半藤一利さんは「これからの日本の針路が戦争と平和のどちらを主軸に進むのかを左右する、きわめて重要な選挙だと思います。

 岐路に立つ日本で冷静な議論が求められるときに、安倍さんが今回、「国難突破解散」とおっしゃって危機感ばかりをあおっていることに強い違和感を覚えます。

 国難と言って現在、最大の問題は北朝鮮でしょうが、これはご自分で作っていませんか、自作自演の危機ではないか、と申し上げたい。

 安倍さんは国連総会で、今は対話の時ではなく圧力をかけるべきときだと述べてきましたが、それでは危機をあおるばかりです。」

 「昭和史で似たようなケースがありました。

 日中戦争が始まった後、ドイツが間に入って和平工作を手がけました。

 まとまりかけたのですが、現地軍がこれを無視して進撃を続けて当時の首都南京を陥落させてしまう。

 和平の条件をつり上げて中国国民党を率いた蒋介石を怒らせてしまう。

 この時、近衛文麿首相が「蒋介石政権相手にせず」と言い放ち、解決は遠のきました。

 結局、戦争は泥沼化していきます。

 このような和平の結実は実に微妙なものです。

 それを勇ましい言葉で台無しにした歴史の戒めを思い起こします。」と教えてくれる。

 さらに続けて記事は「――現在の北朝鮮情勢の中で日本ができることがありますかーーとの問いに。

 半藤一利さんは「不幸な経験ですが、日本には対立が不毛な結果しか招かなかったという痛みの過去がある。

 また唯一の被爆国として、核戦争の悲惨さを米国、北朝鮮両国に言って聞かせる資格もある。

 それらを発揮せずに、ただトランプ大統領に寄り添っている。

 第二次世界戦争を始めたヒトラーのドイツと組んで三国同盟を結び、破局へ導いた時代が脳裏に浮かびます」と答えた。

 ――野党やマスコミは「大義なき選挙」と批判していますーーとの問いに。

 半藤一利さんは「そうとばかりは言えないでしょう。大げさに言えば、日本の選挙ではありますが、トランプさんがやっている力の誇示と威迫の手法を信頼するか、しないかを問う選挙にもなるのです。

 安倍さんが国難突破と位置づけたことで、そのトランプさんと合わせて、平和を維持するために動くのか、逆に制裁をさらに強めることを支持するのか、期せずしてそうした大問題を問い直す選挙になったと思います」と答えた。

 ――かって日本で、危機を全面に出して戦われる選挙などあったでしょうかーーとの問い。

 半藤一利さんは「選挙ではありません。が権力闘争に使われたことがある。

 ドイツがフランスへ攻め入りパリを陥落させた際、日本国内では三国同盟に反対してきた米内光政内閣を「バスに乗り遅れるな」のかけ声の下、引きずり下ろす材料にしました。

 畑俊六陸軍大臣を辞任させ、陸軍が後任を出さず内閣総辞職に追い込んだ。

 ドイツと組むため都合のいい内閣として第2次近衛内閣が組閣され、三国同盟が締結される。太平洋戦争への道を一瀉千里に進み、揚げ句、亡国寸前まで至ります」と答えた。

 ――安倍首相は、「日本を取り戻す」と言い、言論の自由を侵しかねない特定秘密保護法を施行させ、内心の自由を損ねると批判がある共謀罪の内容を含む組織的犯罪処罰法を改正しました。憲法9条に抵触する疑いのある安全保障関連法なども手がけてきましたーーとの問いに。

 半藤一利さんは「かねて安倍さんが言っていた「戦後レジームからの脱却」というのはこうしたことだったのでしょう。

 私たちは戦後、国民主権、基本的人権の尊重、平和国家を三本柱とする新日本を建国したと思っていました。

 安倍さんが「脱却」と言っても、「そんなことが出来るか」と高をくくっていた。

しかし、3年ほどであなたが指摘した法律を次々と実現させた。改憲したわけではないが、緊急事態法制以外は、ほぼ目的を達成させてしまいました」

 「以前、麻生太郎副総理がナチスドイツの手法を引き合いに「ある日、気が付いたらワイマール憲法が、ナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と言って問題化しました。

 しかし集団的自衛権の行使容認について、憲法を変えずに、閣議決定で可能にした。まさにナチスの手法を学んだようです」と答えた。

さらに続けて記事は、「――衆院選の自民公約に憲法9条への自衛隊明記を盛り込むと安倍首相は明言しましたーーとの問いに。

 半藤一利さんは、「今度の選挙で与党で3分の2、あるいは安倍さんの改憲案を支持する勢力がそれに匹敵する勢力をもてば可能でしょう。

 しかし、その前提としての諸法律はすでみ整備済みで、いわば9条改憲は集大成に過ぎません。」

 「戦前の軍機保護法にかわる機能を特定秘密保護法がになうでしょうし。政府に反対するものたちを次々に抑えることも共謀罪を駆使すれば可能です。メデイアの統制も、政権に不都合な取材を共謀行為と認定すれば訳ないことです。

 記者が3~4人もひっくくられれば、新聞社も一気に委縮するでしょう。

 改憲前にそうした道具を着々と整えてきたんです。」

「平和や自由という戦後の日本人が得た価値を守るのは、若い世代の人たちの役割です。

 しかし、それらが当たり前のものとして育った世代には、本当の大切さ、失った時の怖さ骨身にしみていないのでしょう。

 Jアラートが鳴って、頑丈な建物に避難する、机の下に潜り込む、それらが全く無駄とは言いませんが、本質はミサイルが飛ばないよう、政府に外交展開させ、平和を確実にさせることです。」

 「私が子供の時は戦争中でした。爆弾なんかこわくないとか、焼夷弾もすぐ消せる、なんて歌を教えられました。信じた人が昭和20(1945)年3月10日の東京大空襲の際、自ら消そうとして火災の渦に包みこまれました。そんな愚を繰り返してはなりません」と答えた。

 ――小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党は憲法改正に肯定的です。民進党も党の方針がぐらついて見えます。半藤さんがおっしゃる政策や外交の受け皿になる政党が見当たりませんーーとの問いに。

 半藤一利さんは「野党の離合集散が始まったようですから、先行きは読めません。ただ、都民ファーストの会の都議に、毎日新聞が憲法改正の賛否をきいたら、ほとんどが無回答でした。自民党予備軍なのかどうか、見極めが必要でしょう」と、答えた。

 最期に記事は、「――日本の将来をどう築くかといった本質的な問題より、目先の利害調整、例えば消費税の使い道や、どこの政党がくっつくか、安倍さんと小池さんがどうやりあったか、といったおもしろさ、すなわち政治の劇場化の様相が濃くなってきましたーーとの問いに。

 半藤一利さんは、「満州事変の際、国際連盟の派遣したリットン調査団の報告に基づく満州撤退の対日勧告を不服として、日本代表の松岡洋右が連盟の議場から退場した時、日本の世論と新聞は喝采しました。

 当時は犬養毅首相が海軍の青年将校に殺される5.15事件の発生もあり、政党政治が液状化していました。国民が発岡のパフォーマンスに反応したのは、そんな閉塞状況に思考停止に陥っていたからでした」

 「森友・加計両学園を抱える安倍政権が、高い支持率を得ています。それが信頼からだ、とは思われません。低成長や高齢化などによる閉塞感が背景にあって、「日本を取り戻す」というかけ声にいちるの望みをかけているとしたら、不健全で危険な兆候です」と答えた。

 ――結局どういう未来を選択するかは私たち有権者です。今度の選挙で、国民は何を問われ、突き付けられていると考えますかーーとの問いに。

 半藤一利さんは、「冒頭、きわめて重要な選挙になるといいました。

 問われるのは有権者の世界観です。

 日本だけでなく、米国も欧州も内向きになっている。

 世界全体で取り組まなければならない、環境や平和、貧困や格差是正も自国ファーストで解決しようとする。

 しかし、全体で譲り合い、調整しなければ大きな問題は解決できません。北朝鮮の問題についても、自国の安全だけを大事に考えていては、本当の解は得られないでしょう。この地域で利害を共有する日中韓3か国が北朝鮮を説得して話し合いのテーブルに戻すしかないでしょう」

 「1930~40年代の日本は、まさに今の北朝鮮の似姿です。あのとき、日本をなだめたりすかしたりできる国はなかった。

 しかし、今は日本がそうした役割を発揮できるはずです。

 進路を決めるということは、そうした大戦略を持つ政党があるかどうかを見極めること、なければ有権者自らが声を出して政党を叱咤激励することです。

 そこまでの積極的な関与が求められる複雑でやっかいな時代に入ってしまったのです。」」と答えた。

 読んで大変勉強になった。

 「これからの日本の針路が戦争と平和のどちらを主軸に進むか左右する極めて重要な選挙だと思います」とのこと、

 「国難といって現在、最大の問題は北朝鮮情勢でしょう。これはご自分がつくっていませんか、と申し上げたい」とのこと、

 「昭和史で似たようなケースがありました。日中戦争が始まった後、ドイツが間に入って和平工作を手がけました。まとまりかけたのですが、現地軍がこれを無視して進撃を続けて当時の首都南京を陥落させてしまう。和平の条件をつり上げて中国国民党を率いていた蒋介石を怒らせてしまう。

 この時、近衛文麿首相が「蒋介石政権を相手にせず」と言い放ち、解決は遠のきました」とのこと、

 「不幸な経験ですが、日本には対立が不毛な結果しか招かなかったという痛みの過去がある。また唯一の被爆国として、核戦争の惨めさを米国、北朝鮮両国に言って聞かせられる資格もある」とのこと、

 「大げさに言えば、日本の選挙ではありますが、トランプさんがやっている力の誇示と威迫の手法を信任するか、しないかを問う選挙にもなるのです」とのこと、

 「ドイツがフランスへ攻め入りパリを陥落させた際、日本国内では三国同盟に反対してきた米内原光政内閣を「バスに乗り遅れるな」の掛け声の下、引きずり下ろす材料にしました」とのこと、

 「畑俊六陸軍大臣を辞任させ、陸軍が後任を出さず内閣総辞職に追い込んだ。ドイツと組むため都合のいい第2次近衛内閣が組閣され、三国同盟が締結される」とのこと、

 「今度の選挙で与党が3分の2、あるいは安倍さんの改憲案を支持する勢力がそれに匹敵する勢力をもてば可能でしょうし、その前提としての諸法は整備済みで、いわば9条改憲は集大成に過ぎません」とのこと、

 「Jアラートが鳴って頑丈な建物に避難する、机の下に潜り込む。それらが全く無駄とは言いませんが、本質はミサイルが飛ばないよう、政府に外交を展開させ、平和を確実にさせることです」とのこと、

 「満州事変の際、国際連盟の派遣したリットン調査団の報告に基づく満州撤退の対日勧告を不服として、日本代表の松岡洋右が連盟の議場から退場した時、日本の世論と新聞は喝采しました」とのこと、

 「問われるのは、有権者の世界観です」とのこと、

 「日本だけではなく、米国も欧州も内向きになっている。世界全体で取り組まなければならない、環境や平和、貧困や格差是正も自国ファーストで解決しようとする。しかし、全体で譲り合い、調整しなければ大きな問題は解決できません」とのこと、

 「1930~40年代の日本は、まさに今の北朝鮮の似姿です。」とのこと、

 「あのとき、日本をなだめたり説得したりできる国はなかった。しかし、今は日本がそうした役回りを発揮できるはずです。」との指摘、

 「針路を決めるということは、そうした大戦略を持つ政党があるかどうかを見極めること。なければ有権者自らが声を出して政党を叱咤激励することです」と指摘、とうとうの事実や指摘はよくわかった。

 また、「そこまでの積極的な関与が求められる複雑で厄介な時代に入ってしまったのです」との半藤一利さんの指摘は、当たっていると、思った。

 そして、今感じる「このもやもや」は、官僚も、学者も、政治家も、日本の指導者の誰も「針路を決めるという大戦略」をたてる「能力・見識」が持ち合わせていないことが、有権者の最大に不幸だ、と思った。

 そして今の時代が、「閉塞状態による思考停止」状態にあることが、最大の危機「国難・人類難・、地球難」なのかもしれない、と思った。

 

  


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by sasakitosio | 2017-10-01 07:17 | 朝日新聞を読んで | Trackback

9月4日付朝日新聞の社説に、豊洲市場問題が載った。今日、この社説を学習することにした。

 まず社説は、「途中でさじを投げださず、この問題の複雑さにきちんと関わり続ける覚悟はあるのだろうか。

 東京・豊洲市場の移転をめぐる小池百合子都知事の最近の言動は、そう疑わざるをえない。

 誠実さを欠き、関係者の不信と不安は深まるばかりだ。

 都議会ではいま、移転のための追加工事の予算案が審議されている。

 都議会直前の6月に小池知事が突然打ち出した「築地を守る、豊洲を生かす」の意味するところを、都民の代表である議会に直接説明する最初の場となるはずだった。

 だが知事はあいまいな答弁に終始し、将来像は一向に見えない」と切り出した。

 続けて社説は「たとえば豊洲移転後の築地のあり方について、知事は「民間の知恵を生かす」と先送りするばかりだ。都議選前に熱く語った「仲卸の目利きを生かした市場内取引の確保」などには、あまり言及しなくなった。

 仲卸の多くは零細企業だ。都が主体となり早期に構想を描いてこそ、今後進む道を決めることができる。

なのに、最近の知事の態度は「移転後もまだ築地に戻りたい業者かいるなら方策を考える」と言わんばかりだ。

 いったい築地の何を、どう守るのか。

 明確なビジョンを示す責務が知事にはある。

 それとも「守る」は選挙前のリップサービスだったのか。

 一方の「豊洲を生かす」も心もとない。

 昨夏、移転延期を表明した際、知事は「都民の安心を優先させる」と述べた。だが、そのカギを握る地下水管理システムは、本格稼働から1年足らずで目詰まりし、水位は思ったように下がらない。

 今回の追加工事で課題は解消するのか。

 補修にまた巨費を投じることにならないか。

 広まってしまった不安を、開場までにどうやってぬぐうのか」と指摘した。

 最期に社説は。「丁寧に説明し、軌道修正をするなら、理由とともに理解を求める。それが行政の長として当然行うべきことだ。

 驚いたのは、豊洲・築地併存の決定過程を記録した文書がないことについて、知事は「人工知能、つまり私が決めた」「回想録に残すことはできる」と会見で述べたことだ。

 説明責任に背を向け、都民を愚弄した発言で許されるものではない。

 支持勢力が都議会で圧倒的多数を占め、怖いものなしの状態になっているのだろう。

 しかし、議会は乗り切れても、市場関係者、そして都民の納得がなければ、市場運営はどこかで行き詰まる。状況によっては五輪の準備にも支障がでるだろう。

 すみやかに姿勢を改めるよう、小池知事に求める。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「豊洲移転後の築地のあり方について、知事は「民間の知恵をいかす」と先送りするばかりだ」との指摘

 「いったい築地の何を、どうまもるというのか。明確なビジョンを示す責務が知事にはある。それとも「守る」は選挙前のリップサービスだったのか」との指摘。

 「昨夏、移転延期を表明した際、知事は「都民の安心を優先させる」と述べた。だが、そのカギを握る地下水管理システムは、本格稼働から1年足らずで目詰まりし、水位は思ったように下がっていない」との指摘、

 「驚いたのは、豊洲・築地併存の決定過程を記録した文書がないことについて、知事が「人工知能、つまり私が決めた」「回想録に残すことができる」と会見でのべたことだ。説明責任に背を向け、都民を愚弄した発言で許されるものではない」との指摘、等々多くの指摘をみて、なるほどと理解し納得した。

 そして、社説の「議会は乗り切れても、市場関係者、そして都民の納得がなければ、市場運営はどこかで行き詰まる」との指摘も至極当然だ。

 はてさてこれからの小池劇場、喜劇か、喜劇か、修羅場か、メロドラマか、終幕が待ち遠しい。


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by sasakitosio | 2017-09-24 20:29 | 朝日新聞を読んで | Trackback