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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

感情移入< 元・米国防長官マクナマラ氏の教訓「敵に感情移入せよ」!?真意は、「敵の動きが歴史や文化や組織にどう依存しているかを見極めよ」とのこと!!相手を深く深く理解する、ということか!>

9月7日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。 筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「辺境の独裁者と超大国の新手のファシスト。今回の朝鮮半島危機の主役だ。

 軍事的解決は極東では広島をはるかに上回る悲惨な事態を招くが、55年前のキューバ危機から分かるように想定外の連鎖で核戦争に至る確率も無視でいない。」と切り出した。

 続けて筆者は、「元・米国防長官マクナマラはキューバ危機の当事者で、ベトナム戦争も主導して反戦運動の標的になった人物だが、晩年の反省から教訓を引き出している。

 「敵に感情移入せよ」

 同情せよというのではない。

 交錯する思惑から好手をひねり出すといった戦略適合理性でもない。

 敵の動きが歴史や文化や組織にどう依存しているかを見極めよというのが真意だ。

 金正恩を尊属殺人まで犯す残忍な三代目としたり、米大統領を自己愛だけで動く、知性も倫理観もない俗物としたりするだけでは足りない。

 北朝鮮の核武装は米国の圧倒的な力への恐怖を基にしている。

 昨年の大統領選は米国社会の大転換を反映する。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「核兵器、世界中の基地、要人暗殺などの秘密作戦からなる軍事力や経済力や科学技術などで支えられてきた米国の覇権が崩壊しつつあるのだ。

 トランプ政権は帝国衰亡の兆し、米国の自己破壊の衝動そのものだ。

 日本人は原発と核兵器の二つの核を直視し、不安の中で正気を保つ術を見出さなければならない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 筆者の言う「辺境の独裁者と超大国の新手のファシスト」に、どう対処すればいいのか?

 「金正恩を尊属殺人まで犯す残忍な三代目としたり、米大統領を自己愛だけで動く、知性も倫理観もない俗物としたりするだけでは足りない」との指摘、

 「北朝鮮の核武装は米国の圧倒的な力への恐怖を基にいる。」との指摘、

 「核兵器、世界中の基地、要人暗殺などの秘密作戦からなる軍事力や経済力や科学技術などで支えられてきた米国の覇権が崩壊しつつあるのだ」との指摘、等々の指摘は当たっているような気がした。

 そして筆者は、「日本人は原発と核兵器の二つの核を直視し、不安の中で正気を保つ術を見出さなければならない」と指摘した。

 日本の為政者も国民も、「不安の中で正気を保つ」ことができるのだろうか?

 不安解消には、為政者を先頭にオールジャパンで、在日朝鮮人の協力も得て、北朝鮮との平和共存への道をつけるしかないのかもしれない、と思った。

 


by sasakitosio | 2017-09-08 07:10 | 東京新聞を読んで | Trackback