加計学園問題 「記憶にない」は通じない<記憶喪失の高級官僚は、即刻退職し後進に座を譲るべし!でないと、育つべき優秀な芽が摘まれ、それこそ国家的大損失だ!!>
2017年 08月 16日
8月11日付朝日新聞社説に、加計学園問題が載った。
今日は、この社説に学ぶことにした。
まず社説は、「新たな事実が、また明らかになった。
加計学園の獣医学部新設問題で、学園の事務局長が愛媛県今治市の課長らとともに15年4月に首相官邸を訪れ、国家戦略特区を担当する柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)に面会していた。
朝日新聞の取材に関係者が認めた。県と市が特区に手を挙げる2か月も前のことだ。
秘書官は各省庁から選ばれた官僚で、一番近いところで首相を支える。その人物が、構想が正式に提案される以前に、市の職員らにわざわざ時間を割く。この特別扱いは何ゆえか。
柳瀬氏は先月の参院予算委員会で、面会について「記憶にない」を繰り返した。納得する人がどれだけいるだろう。
合わせて浮上するのは、安倍首相の答弁に対する疑念だ。
首相は加計学園が戦略特区に関わっているのを知ったのは、事業主体に決まった17年1月だという。柳瀬氏が面会した時点で「今治と加計は一体」と認識したとみるのが自然だが、それから1年9か月もの間、情報は首相と共有されなかったのか。改めて説明を求める。」と切り出した。
続けて社説は、「新事実はこれだけではない。
今治市が名乗りをあげた15年6月、別の学園幹部が特区ワーキンググループ(WG)による同市へのヒアリングに出席し、発言していたことがわかった。
しかし、公表された議事要旨にはその記録はない。より詳しい議事録が後日公表されると言われていたが、両者はほぼ同じものだという。
「議論はすべてオープン」で「一点の曇りもない」――。首相とWGがしてきた説明に、いくつもの疑問符が付いた。
信じられないのは、15年4月の官邸の入館記録も、6月のWGの議事録要旨の基になった速記録も、いずれも「廃棄した」と政府が説明し、、平然としていることだ。
真相を解明するカギになりそうな物証は、官邸にも内閣府にも一切残ってない。何ともおかしな話である。」と指摘した。
最後に社説は、「他にも、競合相手を押しのけ「今治―加計」に決着するまでの関係大臣の協議内容なども判然とせず、行政の意思決定の道筋をたどることは、きわめて難しくなっている。
透明さを欠き、国民の知る権利を踏みにじる行為と言わなければならない。支持率が急落し、東京都議選で大敗して以降、首相はしきりに「反省」を口にし、辞を低くする。だが、加計学園が選ばれるまでに実際に何があったのかを、包み隠さず明らかにならなければ、国民の信頼を取り戻すことなど望むべくもない。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「加計学園の獣医学部新設問題で、学園の事務局長が愛媛県今治市の課長らとともに15年4月に首相官邸を訪れ、国家戦略特区を担当する柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)に面会していた。朝日新聞の取材に関係者が認めた」とのこと、
「柳瀬氏は先月の参院予算員会で、面会について「記憶にない」を繰り返した。」とのことの疑問、
「首相は、加計学園が戦略特区にかかわっているいるのを知ったのは、事業主体に決まった17年1月だという。柳瀬氏は面会した時点で「今治と加計は一体」と認識したとみるのが自然だが、それから1年9か月もの間、情報は首相と共有されなかったのか。」との疑問、
「今治市が名乗りを上げた15年8月、別の學園幹部が特区ワーキンググループ(WG)による市へのヒアリングに出席し、発言していたことが分かった」とのこと、
「信じられないのは、15年4月の官邸の入館記録も、6月のWGの議事要旨の元になった速記録も、いずれも「廃棄した」と政府が説明し、平然としていることだ」との疑惑、
等々を知ることができた。
社説を読む限り、答弁は透明さを欠き、国民の知る権利を踏みにじる行為が、そのまま放置されていて、それを政権与党が隠蔽を擁護している様相だ。日本の民主主義は終わったの感がしてならない。政治家は与野党を問わず、安倍内閣打倒を叫び、行動すべきではないか、と思った。