憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

近代の理念風化した政治 <より自由で平等な社会をつくるため!もっと良い民主主義実現するために!戦争無き世界、軍事力に依存しない世界をつくるために!努力する、そういう決意こそが近代国家の理念だ!!>

8月6日付東京新聞社説横に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「近代国家には共有された理念がある。自由、平等、友愛、そして民主主義である。

 いうまでもなく自由、平等、友愛は1789年のフランス革命のときのスローガンであり、議会制民主主義は13世紀以降の英国で、王制との長い闘争の末に確立されたものだった。

 さらに日本では戦後に平和主義という理念も提起された。

 といっても、それら理念が十分に実現してきたかと言えばそうではなかった。不自由や不平等な社会、形骸化した民主主義、戦争の繰り返される世界が、私たちの暮らしている世界でもある。

 だからこの近代の理念は、実現された理念ではなく、その実現に向かって努力し続けることが価値であった。

 より自由で平等な社会をつくるために努力する。

 もっとよい民主主義を実現するために努力する。

 さらに戦後日本では、戦争無き世界、軍事力に依存しない世界をつくるために努力する。

 そういう決意をこそが、近代国家の理念なのである。

 残念なことは、今の日本の政治には理念が感じられないことだ。

 あるのは首相やその周辺の人たちの思いだけである。自分の手で憲法を改正したいとか、強い国家をつくりたいとか。

 より自由で平等な社会をつくるためにどうしたらよいのか。

 よりよい民主主義や平和主義の実現を目指して何をするか。

 そういう近代国家の理念が風化してしまっている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「さらに述べれば、国家の政治は現実主義でなければならない。現実がどうなっているのかをよく見て、なにを改革すれば自由、平等、民主主義、平和主義などを前進させられるかを考えていかなければならないのである。

 働いている人の4割近くが非正規雇用で、格差社会が生まれているという現実をどうするか。

 それは多くの人々に不自由で不平等な現実を強いているということだ。

 子どもの貧困も大きな問題を作り出している。

 現実を直視しながら、自由や平等、民主主義などを前進させようとする。それが近代国家の政治だったはずである。

 外交でも同じことだろう。

 米国ではトランプ大統領が誕生し、中国は世界の中心に座りたいという野望を隠そうとしない。 北朝鮮は核兵器と長距離弾道ミサイルを保有している。それらのことはいろいろな不安を私たちに与えるが、政治はこの現実から出発するほかない。その上で日本がやるべきことは、近代の理念を前進させる方向で外交政策を考えることだろう。

 どういう外交政策を勧めれば、自由、平等、民主主義、平和主義を前進させることができるのか、である。

 独裁国家はいずれ崩壊することを見据えながら、核兵器やミサイルを使用できない環境をどう作りだしていくかが考えられなければならない。」と指摘した。

 最後に筆者は、「民主主義を前進させるためには、人々の暮らしの近くにある地方や地域の力を高めていくことも必要だろう。

 民主主義は小さなスケールであればあるほど可能性が高まる制度であり、国家のような大きなスケールのもとでは、形骸化する性質を持っている。とすれば地方分権や地域主権を高めていくことが、民主主義を前進させるために重要であるはずだ。

 近代社会とは、人々がはじめて共有された理念をもった時代だった。そのことの意味を、私たちの社会はもう一度振り返る必要があるのだろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「近代国家に共有された理念がある。自由、平等、友愛、そして民主主義である。」との指摘、

 「友愛は1789のフランス革命のときのスローガンであり、議会制民主主義は13世紀以降の英国で、王制との長い闘争の末に確立されたものだった」と指摘、

 「さらに日本では戦後に平和主義という理念も提起された」との指摘、

 「不自由や不平等な社会、形骸化した民主主義、戦争の繰り返される世界が、私たちの暮らしている世界である」との指摘、

 「国家の政治は現実主義でなければならない。」との指摘、

 「働いている人の4割近くが非正規雇用で、格差社会が生まれているという現実をどうするか。子どもの貧困も大きな問題を作り出している」との指摘、

 「米国ではトランプ大統領が誕生し、中国は世界の中心に座りたいという野望を隠そうとしない。北朝鮮は核兵器と長距離弾道弾ミサイルを保有している」との指摘、等々を改めて知ることができ、理解できた。

 また、筆者の「独裁国家はいずれ崩壊することを見据えながら、核兵器やミサイルを使用できない環境をどう作り出していくか」とのこと、

 「地方分権や地域主権を高めていくことが、民主主義を前進させるためには重要」とのこと、

 等々はその通りだと思った。

 非戦の憲法を持つ日本国・日本国民が率先して、戦争の不経済、無駄、非人道を国連を通して訴え、戦争を地球からなくする、運動の先頭に立たなければならないような気がしている。

 また非正規労働や子どもの貧困は、憲法の平等の理念に反するものとして、国内法の改正と財政措置を講じることは、やる気があれば、多くの国民がその気になれば、簡単にできることではないか、と思った。

 

 

 

 


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by sasakitosio | 2017-08-09 06:20 | 東京新聞を読んで | Trackback