斉藤秀一に学ぶ会 仏教界で各地で講演会<師は、日中戦争が泥沼化した80年前、国際共通語エスペラントを通じて非戦と世界平和を訴え、特高による弾圧で31歳の短い生涯を閉じた!!>
2017年 08月 07日
8月6日付東京新聞朝刊28面に、「特高弾圧「良心」は奪われず」との大見出しで、齋藤秀一師のことが載った。
今日はこの中の囲み記事「仏教界で「学ぶ会」、各地で講演会」という記事に学ぶことにした。
まず記事は、「学者であると同時に曹洞宗の僧侶だった齋藤秀一について、戦争に協力した仏教界からも再評価の機運が盛り上がってきた。
仏教界で業績に着目した曹洞宗の龍潭寺(名古屋市)の住職別府良孝氏(69)は2年前、「齋藤秀一師に学ぶ会」を結成。各地で講演会を開催し、9月17日には東京大学で開く日本宗教学会学術大会で「齋藤秀一師の卒論と日記の復刻と非戦伝記の出版について」と題して発表する。「弾圧に屈せず、非戦と国際平和を貫いた先見性に学ぶべき点は多い」と指摘する」と教えてくれる。
さらに記事は、「曹洞宗宗務庁は、機関紙曹洞宗報8月号に初めて評伝を掲載。「日中両国民の対立や敵愾心を煽る世論に抗して、平和共存を求める「大国民的態度」を提唱しています」と評価した。
秀一の地元、山形県の元住職佐藤玄祐氏(85)は、仏教タイムス7月27日号「共謀罪を憂う 治安維持法と闘った齋藤秀一」と題して寄稿。
「凶暴な「共謀罪」が国会で強行採決され「治安維持法」の再現となり、暗い戦前への逆コース」と訴えた」と教えてくれる。
読んで、凄い人がいた、曹洞宗から出たということにも驚きだ。若い頃、箱根のお寺で大逆罪事件で死刑になった一人「内山愚童」の追悼があるというので、行ってみた。本を買って、よんで偉い人がいたものだと感心した。その人も曹洞宗の僧侶であった。そして、ひょんな縁で「座禅会」「般若信教の心を聴く」の連続講演会で、お話をしていただいたのが、山形から柏の龍光寺に来られた佐藤俊明師も曹洞宗の僧侶だった。