旧姓で暮らすこと <自分宛ての書留を受け取るのに、戸籍抄本を持参しなければならない理不尽!!筆者の怒りはもっともだ!!パスポートとマイナンバーカードへの旧姓併記で、すこし楽になりますが!??>
2017年 07月 25日
7月24日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「民進党代表蓮舫氏の「二重国籍」問題が騒がれる中で、改めて戸籍制度について考えている。
多くの人は、日常生活の中で、戸籍を意識せずに暮らしている。戸籍を意識するのは、結婚や離婚、出生や逝去など、個人や家族のあり方が大きく変わる時であろう。」と切り出した。
続けて筆者は、「しかし、私のように結婚前の旧姓で生活していると、戸籍とのかかわりは意外に身近。
戸籍抄本を取らされる機会が、意外にあるのだ。
例えば、宛名が旧姓の書留を本局で受け取る時。
受け取りに際しては、本人確認書類を求められる。通常なら、運転免許証でも健康保険証があれば事足れる。ところがこれらはすべて戸籍名。旧姓の書留を受け取る証明にはならない。
結局戸籍抄本を取って出直すことにした。
自分宛ての書留を受け取るのに、戸籍抄本を持参しなければならない理不尽。
まるで罰ゲームのように思えた。
「自分が選んだ生き方だから」と思ってみるが、なだめきれない気持ちが残る。」と指摘した。
最後に筆者は、「政府は「旧姓使用が広がっているから、選択的夫婦別姓は不要」というが、現状はこんなものである。
最近具体化したマスポートへの旧姓併記自由化や、マイナンバーカードへの旧姓記載も、シビアに見れば、選択的別姓を認めないための姑息な手段。戸籍制度を今のまま守りたい人は,一体何を守りたいのだろうか。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「旧姓の書留を受け取るのに、戸籍抄本が必要」とのことを知って、旧姓を使用している人のご苦労が分かった。
また、「最近具体化したパスポートへの旧姓併記自由化やマイナンバーカードへの旧姓記載」を知って、旧姓使用者のご苦労を少しは軽減できるのではないか、と思った。
この記事を読んで、選択的夫婦別姓についての理解が少したかまった。