憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

歴史への思い入れ 記録への軽蔑< まず、ないと!あったとなれば出所不明の怪文書と!怪文書でないとなっても、まともに調べない!あるいは廃棄された!それでも出てきたら内容が不正確で違う!という??>

625日付朝日新聞朝刊3面に、「日曜に想う」という欄がある。

 筆者は、編集委員・大野博人氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「総理のご意向」なんてなかった、どんな文書で示そうと、そんなものはまったくない。そういうことらしい。

 であれば話が早い。

 まず文部科学省は「総理のご意向」があると誤解して出してしまった決定を取り消す。

 加計学園の獣医学部新設への手続きを、改めて原則に立ちかえっってやり直す。

なにせ「忖度すべきものはない」と「官邸の最高レベル」が繰り返しておるのだ。

 今度はのびのびと仕事ができる。

 文科省に限らない、官僚たちは今後、公文書に残せないような「総理のご意向」などがどこからか伝わってきても、ざれ言として一切無視すればいいーーー。

 記録文書や証言に対する安倍政権の軽蔑的な姿勢は、天に唾するほどに常軌を逸している。

 まず、ないという。

 あったとすれば出所不明の怪文書という。

 怪文書でないとなってもまともに調べない。

 あるいは廃棄されたという。

 それでも出てきたら内容が不正確で違う、という。」と切り出した。

 続けて筆者は、「この政権は、歴史への思い入れを暗示してきた。戦後70年では首相談話を出すことにかなり力を入れてきた。

 最近も、稲田朋美防衛相は雑誌への寄稿で「東京裁判史観の克服」に言及し、「「客観的事実は何か」を追求する姿勢を持つことが大切」と記している。

 しかし、防衛相は、南スーダン国連平和維持活動に携わった陸上自衛隊の日報が廃棄されたと言われたときには「法令に基づいていた」などとその正当性を主張していた。

 一方歴史へのこだわりらしきもの、への深い軽蔑。

 その間に整合性はない。

 森友学園への国有地売却問題では、財務省本省と近畿財務局が持つ交渉記録が消されてしまいそうだ。

 その電子データの保全を裁判で争っているNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は、最近は行政文書が廃棄されて公開不能となる事例が増えていると指摘する。

 「政治家のやりとりの記録などは、出さないものも変に目立つし、出したら出したで面倒くさいかもしれない。だから、公開請求対象にならないようにしてしまうこともありうると思います」

 たとえば、保存期間が1年未満と早く廃棄できる文書に分類しておけば、情報公開要求をかわしやすい。情報を出すも出さないも、残っていなければ、どうしようもない。

 文書を残すのは情報公開のためだけではない。

 「政府としての説明責任を果たすうえで必要では」と理事長は言う。

 南スーダンの日報も「ありません、となればそれができなくなるでしょう。」

 「日報」は、存在が確認されたとも疑惑は残ったまま。一時隠蔽したのはなぜか、一部削除されたのではないか。

 森友問題や加計問題でも、政府に文書や記録を保全し検証する動きはない。

 自分たちが多数派だという自信からか、情報公開も説明責任もないがしろにする。

 そして歴史から「客観的事実」を消していく。と指摘した。

 最後に筆者は、「国際NGO「国境なき医師団」創設者の一人でもある仏作家ジャンクリストフ・リュファンの作品に「グローバリア」という近未来の全体主義国家を描いた反ユートピア長編小説がある。

 独裁者が全てをコントロールするその国では、年号は0年から60年で一巡する。

 60年の後はまた0年にもどり、それを繰り返す。「歴史」はなくなる。

 当局は、人々が歴史を意識するのは危険と考える。「過去とは有害な考えが詰まった巨大な貯蔵庫だ。専制、征服、植民地支配、奴隷制・・・」。

 だから「記憶は特別な部署の管理下に」封印する。

 グローバリアは民主主義国を標榜している。

 作者があとがきで、民主主義が多数派の専制に行き着いた社会を描いてみたと述べている。

 「あったものをなかったことにする」。

 歴史と記録へのそんな姿勢で、今の日本の政権と反ユートピア国家の政治体制が重なってみえる。」として締めくくった。

 読んで面白かった。

 「「総理のご意向」なんてなかった。どんな文書で示そうと、そんなものはまったくない。そういうことらしい。

 であれば話が早い。

 まず文部科学省は「総理のご意向」あると誤解して出してしまった決定を取り消す、加計学園の獣医学部新設への手続きを、あらためて原則に立ち返ってやり直す」と筆者は指摘した。

 面白い発想だ。だが、筆者の提案のような策がどこからも聞こえてこない。ということは、関係者一同にとっては「総理のご意向」はあったということが周知の事実ということか?

また「仏作家ジャンクリストフ・リュファンの作品に「グローバリア」という近未来の全体主義国家を描いた反ユートピア長編小説がある」とのこと、

 小説の中で、「当局は、人々が歴史を意識するのは危険と考える。「過去とは有害な考え方が詰まった巨大な冷蔵庫だ。専制、征服、植民地支配、奴隷制・・・」。だから「記憶は特別の部署の管理下に」封印する。」とのこと、等を知ることができた。機会があったら、この小説を読んでみたい。

 また、「あったものをなかったことにする」歴史と記録へのそんな姿勢で、今の日本の政権と反ユートピア国家の政治体制が重なって見える」との筆者の指摘は、当たっているようで怖い。

 しかし、私たちは基本的人権を保障した「日本国憲法」の下で、70年も生きてきた。その誇りと自信で、日本における平和・非戦と自由・民主主義を進化発展していきたい。


[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/24938210
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2017-07-17 12:22 | 朝日新聞を読んで | Trackback