官房副長官の弁明< 文書が実在したとしても、その紙が正しいかどうかは次の話だ?文科省の「担当者」による「伝聞」?不確かな情報を混在させて作った個人的メモ?ならば、国会で証人喚問すれば!!>
2017年 06月 22日
6月21日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「萩生田光一官房副長官がご立腹である。加計学園をめぐる新文書がお気に障ったらしい。
「文科省の一担当者」による「伝聞」、
「不確実な情報を混在させて作った個人メモ」、
「直属の上司である高等教育局長のチェックを受けていない」などと氏は文書の正当性を否定。
こうなると、かねて「文書が実在したとしても、その紙が正しいかどうかは次の話だ」と語っていたのも予防線に思えてくる。」と切り出した。
続けて筆者は、「文書をスクープしたのは19日夜のNHK「クローズアップ現代+」だった。
報道を受けて調べたら確認できたというのだから、文書は元々あったのだ。義家弘介文部科学副大臣は先週、文書のリークは「国家公務員法違反になる可能性がある」と脅かしたが、脅しに屈しなかった人がいたのだね。
では、萩生田氏がいうように彼が「具体的な調整を行うとか、指示を出すことはありえない」のだろうか。
獣医学部の新設に否定的だった文科省が加計学園に便宜を図るメリットはどう考えても薄い。
一方、落選中に加計学園系大学の客員教授だった萩生田氏には十分メリット、ではなくても恩義があるはずだ。」と指摘した。
最後に筆者は、「文科省が萩生田氏に謝罪したっていうのも変な話。
松野博一文科相は「萩生田氏の発言でない内容も含まれている」と述べたが、じゃあ萩生田発言も含まれているわけよね。」として締めくくった。
読んで勉強になったし、腹が立った。
政府の高官・国会議員がヤクザまがいの居直り発言、居直り強盗的態度、普通の国民が発言者の人間性にあきれているのではなかろうか?
また、「文書をスクープしたのは19日夜のNHK「クローズアップ現代+」だった」とのこと、
「獣医学部の新設に否定的だった文科省が加計学園に便宜を図るメリットはどう考えても薄い」とのこと、
「一方、落選中に加計学園系大学の客員教授だった萩生田氏には十分なメリット、ではなくとも恩義があるはずだ」とのこと、等々を知ることができた。
筆者の指摘で考える限り、状況証拠は完璧ではないか、萩生田氏よじたばたするな!!と言いたくなる。