謎だらけの国交断絶 <なぜ今なのか?事態が急変したのはトランプ大統領を迎え開催された米・湾岸諸国首脳会議の後だ!!断行は何かもっとすごい展開に向けた布石?ひょっとして、米大使館のエルサレム移転か!?>
2017年 06月 11日
6月10日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、アナウンサー・師岡カリーマ氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)が隣国カタールと国交を断絶、エジプトなども続いた。
なぜ今なのか、現地の専門家も困惑気味だ。
ここ数年、緊張関係は続いていた。
でも、いやだからこそ、国交断絶はアラブ人の目にも唐突だ。
表向きの理由は「カタールの対イラン融和政策とテロ支援」だが、ムスリム同胞団などの不安要因に対するカタールの支援は今に始まったことではない。
報道されていることは氷山の一角。
水面下で何が?」と切り出した。
続けて筆者は、「事態が急変したのは、トランプ大統領を迎えサウジで開催された米・湾岸諸国首脳会談の後だ。
そこで何が?
パレスチナとイスラエルをめぐる「世紀の合意」のうわさと関係があるのか。
周辺国の不満は、特にカタールの若いタミム首長に集中する傾向がある。
サウジなどを「怒らせた」タミムの大胆な談話が本当にハッカーによる偽物なら、犯人は誰?
その後、今度は駐米UAE大使のメールがハッキングされ、反カタール外交を展開していたことを示す文書が漏えいした。
これは誰が?
タミムに首長の座を譲り引退したはずの父親が、4月末にサウジを訪問しサルマン国王と会談、数日後に首長本人も予定外の訪問をしたのはなぜか。
謎が謎を呼び、断交はなにかもとすごい展開に向けた布石にすぎないのでは、という憶測が飛び交っている。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「パレスチナとイスラエルをめぐる「世紀の合意」のうわさ」があるとのこと、
「サウジを「怒らせた」タミムの大胆な談話」があるとのこと、
「駐米UAE大使のメールがハッキングされ、反カタール外交を展開していたことを示す文書が漏えいした」とのこと、
「タミムに首長の座を譲り引退したはずの父親が、4月末にサウジを訪問しサルマン国王と会談、数日後に主張本人も予定外の訪問をした」とのこと、
等々中東のニュースを知ることができた。
筆者の「断交は何かもっとすごい展開に向けた布石にすぎないのでは、と言う憶測が飛び交遭っている」との指摘は不気味だ。
ISの存在も不可解で不気味だが、その上に「パレスチナとイスラエルをめぐる「世紀の合意」のうわさ」と「断交後のもっとすごい展開」、中東は一体どうなるのだろうか?
今日、世襲の首長の存在自体不思議な気がしている。それを直接間接に支持している民がいることも不思議な気がしている。
キリスト圏や仏教・ヒンズー圏の民主化された民、共産圏やイスラム圏の独裁下の民、が地理的に・情報的に「地球」が狭くなって交流が不可避な昨今だ。
イスラム圏内で断交している場合でないような気がするが?
それにしても、アメリカ大使館のエルサレム移転のニュースが全く聞かれなくなったが、たしかに5月に大統領令が期限切れのはずだが?