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by sasakitosio

公害の政治学 <「公害隠蔽と被害者抑圧の政治学?大企業の成長や知と権力の癒着がどう構造的暴力を弱者に振るったか」を宇井純氏が暴き出した!高度成長と公害隠しは表裏一体だった!?>

5月25日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「公害反対運動を率いた宇井純氏がなくなって10年以上がたつ。

 氏の初作品「公害の政治学」(1968年)は、水俣や阿賀野川流域での聞き込みや産官学による公害隠蔽と被害者抑圧の政治力学の体験などから得た知見を新書に圧縮したもので、30歳代半ばの作品としては異例の完成度と衝撃力で今なお読者に迫る。」と切り出した。

 続けて筆者は、「大企業主導の成長や知と権力の癒着がどう構造的暴力を弱者に振る舞ったか、宇井氏は次々に暴き出す。

 原発事故で露呈したのはこの基本構造が何一つ変わらなかったという陰鬱な現実だ。

 通産省(経産省の前身)の有名な逸話の一つ。

 1959年末、通産省の池田勇人が厚生相を閣議で怒鳴りつけて、水俣病の原因をチッソ工場廃液の有機水銀とした研究会を解散させたという。

 翌年に池田は首相として所得倍増計画計画を閣議決定する。高度経済成長と公害隠しは表裏一体だった。」と指摘した。

 最後に筆者は、「比較するのは残酷だが、経産省の若手による「不安な個人、立ちすくむ国家」なる文書がある。

 子どもの貧困やシルバー民主主義等の常套句を国家の問題として掲げ。

 個人の決断や自己責任といった陳腐な処方箋を並べる。老人の死に方にまで指南する。

 エリートしか与えられない選択の自由を官僚が説教するという滑稽さ。

 原発事故の国家責任を素通りする残忍さ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「公害の政治学」(1968年)」があること。

 「原発事故で露呈したのはこの基本構造が何一つ変わらなかったという陰鬱な現実だ」とのこと、
「1959年末、通産相の池田勇人が厚生相を閣議で怒鳴りつけて、水俣病の原因をチッソ工場廃液の有機水銀とした研究会を解散させた」とのこと、

「翌年に池田は首相として所得倍増計画を閣議決定する。」とのこと、

 「高度成長と公害隠しは表裏一体だったのだ」とのこと、等々を知ることができた。

 池田勇人と所得倍増計画は、サラリーマンをしていた若いころにまともに体験している。

その当時の経験は、今でも記憶にある。3年間にわたって毎年30%以上のベースアップがあったのだから。その陰で、公害隠しが行われていたとは、分からなかった。
 原発事故でも、まさに「知と権力の癒着」が構造的暴力を弱者に振るっていることを、改めて知ることができた。


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by sasakitosio | 2017-05-26 06:31 | 東京新聞を読んで | Trackback