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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

日本の平和主義 9条の精神を壊すな< 今の自衛隊は安保法によって違憲濃厚な集団的自衛権を付与されている!展開次第では9条が歪められ、日本の平和主義は変質する!!>

5月15日付東京新聞社説に、憲法9条のことが載った。

 今日はこの社説を学習することにした。 

 まず社説は、「憲法記念日に、安倍首相が自民党総裁としてとことわりつつも、九条改正を唱えたのを聞き、皆さんはどう思われただろう。

 自衛隊の存在を書き込むだけなら認めていいと思われたか、それとも不安を覚えられたか。

 私たち論説室は今年の元日前後に「日本の平和主義」と題した連載型の社説を掲げた。

 安保法が成立し次にはどんな形であれ、改憲の動きが出てくる。そうなれば焦点は9条、日本の平和主義が危うくなると考えたからだ。」と切り出した。

 続けて社説は、「連載の初回(12月30日)は、ずばり「憲法改正が来年の大テーマとなるでしょう」と書き出して、憲法の理想と現実の間には隔たりはあるが、現実を理想へと近づけることこそが正義の姿であると述べた。

 だから9条の平和主義を高く掲げよ、と。

 私たちのその姿勢は今ももちろん変わらない。

 連載は被爆国日本の役割、不戦国の誇り、自衛隊らしい「人助け」、「非戦」は国家戦略であるとつづけた。

 訴えたかったのは、戦後70年余の長きにわたり戦争せず今日に至ることができたのは、それが国民多数の願いであり、願いの象徴的文言が9条であるということだ。

 政治に知恵を絞らせもした。

 自衛隊はたしかに憲法の字句外にある。

 戦力不保持という憲法下で発足し、国連PKO(平和維持活動)の名の下に今は外国へも行く。しかしそれでも9条を侵しはしない。

 守るべきは専守防衛、他国の侵害はしない。

 首相は9条の一、二項、すなわち戦争放棄と戦力不保持を維持したうえで、自衛隊を認める明文を加えたいという。巧みな言い方である。」と指摘した。

 最後に筆者は、「しかし、そもそも歴代の政府も多くの国民もその存在を認めてきた自衛隊を、急いで書き込む理由はなにか。

 しかも今の自衛隊は安保法により違憲濃厚な集団的自衛権を付与されている。

 展開次第では9条が歪められ、日本の平和主義が変質してしまうかもしれない。

 父や母、祖父や祖母、戦争体験者たちが命がけで守ってきた戦後日本の思いが霧消してしまう。

 キナ臭い現実をまだ見えぬ理想の現実に近づけよう。

 現実の追認は未来への否認である。

 人類の正義は理想へ向かう行動である。

 9条の精神を壊してはなるまい、」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「連載は被爆国日本の役割、不戦の国の誇り、自衛隊らしい「人助け」、「非戦」は国家戦略である」と指摘した、

 「キナ臭い現実をまだ見えぬ理想に近づけよう。現実の追認は未来への否認である。人類の正義は理想へ向かう行動にある。9条の精神を壊してはなるまい」と指摘した、等々を読んでその通りだと思った。

 今の憲法を生かした「日本社会のデザイン」、その先に「人類社会の平和と繁栄のデザイン」が書けないものか、と思っている。

 


by sasakitosio | 2017-05-26 05:57 | 東京新聞を読んで | Trackback