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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

安倍流改憲にノー <穴のあくほど安倍首相の顔をテレビで見ている、と、改憲反対のマスメデイア・政党・団体が騒ぐのが面白くてはしゃいでいる、そんな気がするが??>

5月7日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大学教授・山口二郎氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「憲法記念日に、安倍首相が2020年に新しい憲法を施行したいと発言した。

 東京オリンピックにかこつけて共謀罪の制定に改憲の実施とは、論理も理念もない。

 安倍流改憲の誤りについては言うべきことは多いが、安倍首相が改憲のテーマに掲げた教育無償化について触れたい。

 憲法議論は自由なので、論敵に議論の資格がないという批判をしてはならないことは重々承知している。

 それにしても、安倍首相に対してはどの面を下げて教育無償化のための改憲を主張するのかと正したい。

 民主党政権が行った高校授業料無償化でさえ、自民党はバラマキといって反対したではないか。

 この5年間で宗旨替えをしたのなら、かって無償化に反対した不明を恥じ、わびなければならない。」と指摘した。

 続けて筆者は、「教育の質を上げ、機会均等を実現するためには、憲法改正に時間とカネを無駄遣いするのではなく、教員の長時間労働を是正し、無償の奨学金を拡充することが急務である。

 安倍流改憲は、目の前で火事が広がっているのに、防火の理念をうたう宣言を作ろうと提案するようなものである。

 教育無償化をだしに改憲を唱えたことだけで、安倍改憲のいかがわしさがわかる。」と指摘した。

 最後に社説は、「民進党の細野豪志氏も安倍政権に呼応して議論をしたいといっているが、野党政治家が空虚な憲法論議に加担して何になるのだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「民主党政権が行った高校授業料無償化でさえ、自民党はバラマキと言って反対した」との筆者の指摘で、そのことを改めて思い出した。

 「教育の質を上げ、機会均等を実現するためには、憲法改正に時間と金を無駄遣いするのではなく、教員の長時間労働を是正し、無償の奨学金を拡充することが急務である」との筆者の指摘は、その通りだ、と思った。

 それにしても、憲法を変えてまで実現したい「社会変革のテーマ」と「必然性」が全く見えないままの「改憲騒ぎ」、本気で改憲をしたいという熱意が全く見えないのは、喜んでいいのか悲しまなければならないのか?


by sasakitosio | 2017-05-08 06:26 | 東京新聞を読んで | Trackback