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by sasakitosio

親子の関係 < 今月17日は母の吉武輝子の命日!それは選びようのない関係!今は「お互いお疲れ様」と言える!いいね!>

4月24日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「今月17日は母・吉武輝子の命日。亡くなって5年がたつ。

 仏壇は実家にあり、母の良き伴侶だった男性と、近所の仲良し家族が、お線香をあげている。

 私は私で、自宅の仕事部屋に両親の遺影とおりんを置いた小さな棚を作り、ちょくちょく手を合わせている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「母とはウマが合う親子だったが、最後の数年はお互いによく声を荒げていた。

 膠原病、大腸がん、慢性骨髄性白血病と大病が重なった母はたびたび入院を余儀なくされた。

 しかし、元気に活躍したい母にとって入院はなにより避けたい大惨事。

 入院を勧める私に対して怒りをぶつけ、最後はいつも怒鳴り合っていた。

 ありがたいことに、過去は過去。今は遺影に向かって政治状況を嘆いたり、ぼやいて腹の虫を治めたり。亡き母との関係はきわめて良好だ。

 親子の関係は選びようがない関係だから、どんなに気が合っても、逃げられない息苦しさがあった。

 リベラルな親でも変わらない。親子の宿命みたいなものだろう。」という。

 最後に筆者は、「母と一緒に生きた約50年。時にはぶつかりながら、かわしながらも、だいたいは、正直に渡り合ってきたと思う。

 だからこそ、今は「お互いお疲れさま」と言える。

 この命日には、姿を消していた長寿の野良猫がいつもの場所に戻ってきた。

 猫好きの母の贈り物だろうか。ありがとうと、また手を合わせた。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「今月17日は母の命日。亡くなって5年がたつ。」とのこと、

 「膠原病、大腸がん、慢性骨髄性白血病と大病が重なった母は度々入院を余儀なくされた」とのこと、

 「元気に活躍したい母にとって入院は何より避けたい大惨事」とのこと、

 「入院を勧める私に対して怒りをぶつけ、最後はいつも怒鳴り合っていた」とのこと、

 「母と一緒に生きた約50年。ときにぶつかりながら、かわしながらも、だいたいは、正直に渡り合ってきたと思う。」とのこと、等々を知ることができた。

 吉武輝子さんには、生前誰かの集会でお会いしたことがある。小柄で痩せていたが、声には張りがあって、周りを元気づけていたと思う。

 筆者は、自宅の仕事部屋に両親の遺影とおりんを置いた棚を作り、ちょくちょく手を合わせている、とのこと。その姿が、いい親子関係だった、ことを物語っているような気がした。

 


by sasakitosio | 2017-04-25 06:47 | 東京新聞を読んで | Trackback