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by sasakitosio

良心教育 < 同志社大の創設者の新島襄は、良心を建学の基本に据えた!自らの良心に、日々自らの所業を問いながら生活したいものだが?>

421日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。

 まず筆者は、「米国によるシリア攻撃、米朝関係の緊張など、国際社会ではいつ本格的な戦争が勃発してもおかしくない状況にある。しかし、危機的な状況に対する本質的な洞察を欠いた現象面での議論ばかりがマスメデイアで踊っている。

 戦争を極力避け、平和を作り出すことが人間の責務であると筆者は信じている。

 作家だから書くことでこの目的を実現しなくてはならないのだが、自分の中にあるインテリジェンス分析家としての冷たい目と、キリスト教徒としての信仰的良心との間で、なかなか調整がつかない。」と切り出した。

 続けて筆者は、「最近、強く意識しているのは、教育を通じて、筆者の問題意識を若い世代に伝えることだ。

 今年も5月末から母校の同志社大神学部で特別講義を行う。現在、そのためのノートを準備しているが、例年よりも準備に力を入れている。

 同志社大神学部は総合大学一学部であるとともに日本基督教団(日本におけるプロテスタントの最大教派)の認可神学校だ。従って、牧師やキリスト教主義の中学高校で宗教を教える教師を養成することも重要な任務だ。」と教えてくれる。

 現在、神学部で学ぶ学生の9割は非キリスト教徒だ。同志社大の創設者の新島襄は、良心を建学の基本に据えた。将来さまざまな分野で活躍するであろう学生とともに講義を通じて良心について深く考えてみたい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「戦争を極力避け、平和を作り出すことが人間の責務であると筆者は信じている」とのこと、

 「同志社大神学部は総合大学一学部であるとともに日本基督教団(日本におけるプロテスタントの最大教派)認可学校だ」とのこと、

 「現在、神学部で学ぶ学生の9割は非キリスト教徒だ」とのこと、

 「同志社大の創設者の新島譲は、良心を建学の基本にすえた」とのこと、等々を知ることができた。

 学生の頃、近くの「救世軍神田小隊」の教会を、なにをしているのか興味があって、集会に参加したことがある。そこで、キリストが生まれ変わったとの話を聞いて、これはついていけないと思って、それ以来その教会には自分は行なかった。
 しかし、エルサレムを歩き回って、聖墳墓教会で手を合わせ、神殿の丘で手を合わせ、嘆きの壁で手を合わせて、祈ってきた。

 その時感じたのは、どこにも真摯な祈りが満ち満ちていたことだ。

 また、ブッタガヤを歩き回り、大菩提寺で手を合わせてきた。そこにも真摯な祈りが満ちていた。教団の違いはあっても、真摯な祈りだけは共通だと思った。

 筆者の「戦争を極力避け、平和を作り出すことが人間の責務であると筆者は信じている」とのことは、凄いと思った。その信念は、キリスト教徒としての信仰的良心からきているのだろうか?

 


by sasakitosio | 2017-04-22 07:33 | 東京新聞を読んで | Trackback