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by sasakitosio

「高浜」高裁決定 あと戻りしてないか <「国民の命を守る司法からのメッセージ」=大津地裁決定!「画期的司法判断をすっかり覆した」=大阪高裁決定??地裁と高裁とどっちが上なの??>

3月29日付東京新聞社説に、「高浜」高裁決定のことが載った。今日はこの社説を学習することにした

 まず社説は、「「画期的な司法判断」は、またもすっかり覆された。関西電力高浜原発3.4号機を止めておく法律の鎖は解き放たれた。

 3.11以前へのあと戻りを危惧する多くの

住民の不安と不信を募らせた。

 「国民の命を守る司法からの重いメッセージ」

 昨年3月、稼働中の原発を初めて差し止めた大津地裁の決定を、私たちはそう評価した。

 基準値振動(耐震設計の目安となる最大に揺れ)の策定方法に問題があり、起こりうる地震の評価が過小、津波対策や避難計画についても疑問が残る。 

 従って住民の人格権が侵害される恐れが強いーー。

3.11後の新たな原発新規制基準の在り方に疑問を呈し、原発の再稼働に関して同意権を持たない立地県以外の住民感情にも、配慮のある判断だった。

 そんな住民の”ひと安心“は、1年で覆された。

 高裁の壁はいまだ高かった。」と切り出した。

 続けて社説は、「大阪高裁は「規制により、炉心の損傷等を防止する確実性は高度なものとなっている」と、新規制基準を評価。

 「これら(既存の計算式など)の手法に基づいて策定した基準値振動が過小であるとはいえない」「避難計画等の具体的内容は適切なもの」とした。

 そして「新規制基準が福島第一原子力発電事故の原因究明や教訓を踏まえていない不合理なものとはいえない」と断じた。

 地裁判断はおおかた覆された。

 だが現実はどうだろう。

 原子力規制委員会内部には現在、地震動の専門家はおらず、十分な評価ができる立場にない。

 新規制基準における揺れの強さの評価手法に関しては、昨年4月の熊本地震、つまり“最新の知見”を踏まえたうえで、専門家から疑問の声が上がっている。

 30キロ圏内の自治体は避難計画の策定を義務付けられたが、道路の渋滞や避難の”足“の確保が不安視されたままである。」と指摘した。

 最後に社説は、「関電は大津地裁の決定を「科学的、専門的知見を踏まえた客観的な判断がなされていない」と批判した。

 大阪高裁の判断は、十分に科学的専門的だと言えるのか。

 3.11の教訓や住民の不安に配慮したものと言えるのか。

 福島第一原発の事故処理は難航を極め、事故から6年を経て、原発再稼働に反対する人は増えているという世論調査の結果もある。

 今、時計を逆回りさせてもいいものか。

 電力会社と政府にも、よく考えてもらいたい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。そして、がっかりした。上級審ほど権力に近く、権力への忖度が強く反映されるものであるが。最高裁ではもっと権力にすりよることになると思うと、司法よお前もか、と言いたくなった。

 脱原発は、石炭から石油にエネルギー革命があったように、化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギー革命だ。ところが、原子力ムラの組織とカネが政治経済社会の隅々まで行き渡り、三権がそっくり乗っ取られた様子を呈している。

 これでは、福島第一原発事故を奇禍として、原子力発電産業を解体し、新たな産業を起こし日本経済の復興につなげたいところだが、政治的革命まで進まないと、日本の脱原発のエネルギー革命は実現できないのだろうか?

 困ったもんだなあ~!?

 


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by sasakitosio | 2017-04-01 19:40 | 東京新聞を読んで | Trackback