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by sasakitosio

中国とビットコイン 国家管理からすり抜ける民 <相場は急落!中国人民銀行が「ビットコインは通貨ではない」と否定的コメントを出し、当局からの指導を受けた銀行が手を引いたため?そうなんだ?>

3月23日付朝日新聞朝刊23面に、「ザ・コラム」と言う欄がある。筆者は、編集委員・吉岡桂子氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「仮想通貨ビットコインの市場が大揺れに揺れている。震源地は、中国である。

 「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が理論を考案してから10年足らず、お札や硬貨のような実物はなく、インターネット上でより取りする。取引所(サイト)で各国の通貨、本物のお金と交換できる。

 安いコストで、国をまたいでも送金できる。

 現金よりも匿名性が高いから、北朝鮮からの脱出支援にビットコインを用いて寄付する動きもある。

 顔が見えない通貨なのだ。

 中国政府は、個人のお金の動きを厳しく管理する。

 だからこそ、ビットコインは資産の運用、投機から国外への持ち出しまで、秘密めく便利な手段として好まれる。

 昨年は取引高の9割以上を中国が占めた。

 とはいえ、国家権力たけだけしい中国、野放しにするわけがない。景気が減速し、人民元が国外へ流出する動きが増すなか、引き出しなどについて取り締まりを強化した。年明け早々、取引サイトの幹部を呼び出して事情をきた。

 相場は暴落。激しい値動きが続く。

 ボビーはどうしているだろう。

 大手取引サイト・BTTCC(比特弊中国)の最高経営責任者(CEO)、ボビー・リーこと、李啓元さんの硬貨のような丸い顔を思い出した。」と切り出した。

 続けて筆者は、「西アフリカ・コートジボワールで1970年代後半に生まれた。上海出身の両親は自由にビジネスをしようと海を渡ったそうだ。ボビーは長じて米スタンフォード大学でコンピューターサイエンスを学び、シリコンバレーで技術者として管理職に就いた。その後上海に移り住み、2013年にビットコイン業界に転じた。

 オフィスは、繁華街にあるぴかぴかの壁が施されたビルの6階にあった。

 最初に尋ねた14年夏は向い風だった。

 中国人民銀行(中央銀行が「ビットコインは通貨ではない」する否定的なコメントを出し、当局の指導を受けた銀行が決済から手を引いたからだ。

 相場は急落した。だが、楽観的だった。

 「社会にとって有用なら市場への参加者は増える。ネットだって最初はうさんくさかったものさ」

 「通貨じゃないから外国とのやりとりは規制はできないよね」

 2度目に訪ねた16年夏は追い風だった。

 中国で株式や不動産市場が低迷するなか、うまい投資先を探す人たちが増えていたからだ。さらに、人民元の値下がりを嫌う当局がお金の海外への持ち出しに目を光らせ始め、規制が及びにくいビットコインに人気が集まった。

 ボビーによれば、賭け事を好む中国の人々は、少々怪しげでリスクを伴う投資先に関心を示す。政治を始めとする多様なリスクを勘案し、手持ちの資産を分散して管理することは常識でもある。

 リスクがあるからこそ、リスクをとる。

ボビーの両親がお金を片手に上下海岸の見知らぬ国に向かったように。

 「ビットコインの価値は国家と関係ないんだ。グローバルだ。国籍や文化や言葉を超える。天空だって火星だって使えるんだ。ネットさえあればね」」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「このところの情勢が心配で、電話してみた。「資金洗浄に対する規制は当然のこと。当局には強力しているよ」。

 そして、荒い動きには「エキサィテング!」。

 発展の余地に賭ける。

 ネット上を自由に行き交うビットコインは、中央銀行が集中管理する現代の通貨システムの対極にある。新しい技術とスマホの普及で、民間がさまざまな通貨を作り出せるようになった。通貨に民主化とも呼ばれる現象は本来、中国の一党独裁の政治体制とは相いれないものだ。

 当局にしてみれば、毒を持って毒を制す、だろうか。日本銀行の関係者によれば、中国こそ中央銀行自身によるビットコインなどデジタル通貨の発行に向けた研究に非常に熱心な国の一つだという。

 未来の通貨の司令塔を、民に渡すまいと動く。

 中国の人々の強い自由への志向と厳しい管理は、まさにコインの裏表。

 ビットコインもまた、そんな民と国家がせめぎ合う空間を転がっている。」として締めくくった。 

 読んで勉強になった。

 「中国政府は、個人のお金の動きを厳しく管理する」とのこと、 

 「昨年の取引高の9割以上を中国が占めた」とのこと、

 「中国人民(中央銀行)が「ピッとコイン通貨ではない」とする否定的なコメントを出し、当局の指導を受けた銀行が決済から手を引いたからだ。相場は急落した」とのこと、

 「ネット上を自由に行き交うビットコインは、中央銀行が集中管理する現代の通貨システムの対極にある」とのこと、

 「通貨の民主化とも呼ばれる現象は本来、中国の一党独裁の政治体制とは相いれないものだ」とのこと、

 「日本銀行の関係者によれば、中国こそ中央銀行自身によるビットコインなどデジタル通貨の発行に向けた研究に非常に熱心な国の一つだ」とのこと、等々を知ることができた。

 ビットコインの利用者数といい、中央銀行自身の研究熱心さといい、不確実性の広がり、深まりぬ進む中、共産党一党独裁下での資本主義の大実験といい、中国と言う国はとてもない大国なんだなあと、つくづく思った。


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by sasakitosio | 2017-04-01 15:05 | 朝日新聞を読んで | Trackback