憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

10年前 躓きは疑念からはじまった<支持率だけで政治の正しさは証明できない!世論は冷静な現実主義者である!一つの政権を見限るのは、次の政権への期待があってこそのこと!確かに!>

3月19日付朝日新聞朝刊3面に、「日曜に想う」と言う欄がある。筆者は、編集委員・曽我 豪氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「支持率だけで政治の正しさは証明できない。ただ、世論調査は国民の信のありかをを示す一個の指標である。政権や政党にとって、己を見つめ直すことで転ばぬ先の杖にする糧にできるだろう。

 ちょうど10年前の冬から春にかけての1回目の安倍政権がそうだった。

 2006年9月の政権の船出は順風満帆に見えた。

 朝日新聞の世論調査で支持63%、不支持18%だった。

 暗転したのは3か月後の12月、郵政民営化で造反した議員を自民党に復党させた一件からだった。

 小泉純一郎前政権が郵政解散で得た圧倒的多数の衆院議席を継いでおきながら、いかにも不明朗な形で処分を撤回したのである。

 改革姿勢は後退した、古い自民党が復活した。

 世論にそんな疑念が生じたのも無理はない。

 直後の調査で復党を「評価しない」は67%にのぼり、支持は50%を切って47%、不支持は32%に膨らんだ。

 いやまだ47%あると言えたか。

 首相は半年後、翌07年7月の参院選で惨敗し退陣に追い込まれて行く。

 その道行を振り返れば、47%の数字は明らかに最初の躓きの石を意味していた。」と指摘した。

 続けて筆者は、「10年後のこの3月、安倍内閣の支持は49%、不支持28%である。

 前月に比べそれぞれ3%の微増だから、学校法人「森友学園」の国有地売却問題はさほど政権を直撃していないかに見える。

 本当にそうだろうか。

 売却が適正に処理されたとする内閣の説明に「納得できない」は71%ある。土地売却の不可解な減額の経緯や補助金の不正な取得の疑惑について、籠池泰典氏や財務省当局から納得のいく説明はまだない。

 至極真っ当な世論の反応である。

 少なくともこのままでは許認可行政に対する信頼は保てない。メデイアもまた、その線までは共通の論陣を張ってきた。

 籠池氏が首相から100万円の寄付を証言するに至り、与党は理事長の証人喚問を決めた。だがこれで幕引きだなどと高をくくれば、世論から納得でなく不振のしっぺ返しを受けるだろう。

 加えて、自民党の鴻池祥肇参院議員の証言があった。籠池氏に財務省への仲介を要請され、突っ返しはしたが包みを渡されそうになったという。

 まだそんな古い政治がまかり通っているのか。

 実力者に働きかければ不公平な結果を引き出せるのか。国民の疑念は消えていない。

 安倍首相は、疑惑の挙証責任は野党にあると答弁してきた。個別具体の疑惑の証明方法としては、それも一つの理屈かもしれない。だが政治には政治の筋がある。信なくば立たず、という。

 不明朗な政治や古い体質の自民党に戻るのではないかとの国民の疑念を晴らす。その政治的な挙証責任は首相と政権党にあると思う。

 解散はいつかはさておき、憲法改正に必要な3分の2の多数派を維持したいと首相が願うならなおさら、躓きの石をのぞかなければなるまい。」と指摘した。

 最後に筆者は、「10年前の顛末。

 春からの通常国会終盤で、安倍政権を追い詰めたのは「消えた年金」問題だった。長妻昭衆院議員ら当時の民主党が社会保険庁の杜撰な行政の実態を次々と暴いた。前後して事務所費問題や失言などで閣僚の辞任も相次いだ。

 国会閉会直後の調査で、安倍内閣は支持率28%、不支持48%に落ち込んだ。ただ、思い出すべきは,間近に迫った参院選の比例投票先の回答だ。すでに民主25%で、19%の自民を引き離していた。

 世論は冷静な現実主義者である。一つの政権を見限るのは、次の政権への期待があってこそのことだろう。

 激動の3月である。朝鮮半島ひとつとっても、北朝鮮はミサイルと暗殺疑惑で国際社会に衝撃をあたえ、韓国は政権移行の動乱の真っただ中にある。政治の不安定化より安定の方を日本の世論が志向してもしてもおかしくない。

 だがそれであればなおさら、民進党は低迷する支持率を糧にしなければなるまい。

 疑惑の追及力はもちろん、政権を担うに足る組織力を示し必要がある。

 その2点で、民進党にも国民に対する政治的な挙証責任があると思う。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「2006年9月政権(一回目の安倍政権)の船出は順風満帆に見えた。朝日新聞の世論調査で支持率63%、不支持18%だった。」とのこと、

 郵政民営化で造反した議員を自民党に復党させた直後の世論調査で「「復党を評価しない」は67%にのぼり、支持率は50%を切って47%、不支持32%に膨らんだ。いやまだ47%あると言えたか。首相は半年後、翌7年7月の参院選で惨敗し退陣へと追い込まれてゆく。」とのこと、等々を改めて知ることができた。

 「10年後のこの3月、安倍内閣の支持は49%、不支持28%である」とのこと、

 「売却が適切に処理されたとする内閣の説明に「納得できない」は71%ある」とのこと、等も知ることができた。ただ、現政権の手詰まりは見えているのに、この先、期待される「次の政権」の姿が全く見えてこないのが、10年前との違いだ。

 

 

 


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by sasakitosio | 2017-03-28 06:38 | 朝日新聞を読んで | Trackback