憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

教育勅語の理念尊重 稲田防衛相の危うさ <若くて、女性で、弁護士の稲田氏が、教育勅語の「核の部分を取り戻すべきだ」!?「核の部分」って、「危機の際には天皇のために死ぬこと」では!?>

3月10日付東京新聞朝刊26面に、「ニュースの追跡」という欄がある。

 今日は、この記事に学ぶことにした。

 まず記事は、「稲田朋美防衛相が8日の参院予算委員会で、戦前の教育理念を示した「教育勅語」について問われ、「核の部分は取り戻すべきだ」との持論を披露した。教育勅語は国民主権や基本的人権などの憲法理念に反するという理由から敗戦後、国会でも否定された経緯がある。稲田氏の大臣としての資質が問われそうだ。(木村留美)

 「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、そして高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」

 大阪市の学校法人「森友学園」が運営する幼稚園で園児が教育勅語を暗唱させられていたことに関連し、8日の予算員会で社民党の福島瑞穂議員から問われた稲田氏はこう答えた。

 さらに福島氏から「戦前に戦争への道あるいは国民の道徳の規範となって問題を起こしたという認識はあるのか」ととわれると、「そうゆう一面的な考え方をしていない」と否定した。」と切り出した。

 続けて記事は、「教育勅語の書き出しは「朕惟フニ」で始まる。

 「私(天皇)が思うには」という意味だ。

 文中では「爾臣民」と「天皇に支配される民」という表現もある。

 こども教育宝仙大学の佐野道夫教授(教育学)は「天皇が国民に道徳規範を与えたという形式をとっていること自体そもそも問題だ」としたうえで「父母への孝行なども書かれてはいるが、重要なのは危機の際に天皇の為に死ぬことを強調している部分」と解説する。

 「現行の憲法下では天皇の存在も変化した。教育勅語は戦後の憲法原理である国民主権などと照らしても相いれない」

 近代史研究者の辻田真佐憲氏は、稲田氏が教育勅語について「世界中から尊敬される道義国家を目指すこと」と解釈することに違和感を拭えないと話す。

 「教育勅語が作られた1890年当時日本は、植民地一歩手前の小国だった。世界から尊敬など考える余裕はなく、妥当な教育方針が模索された。教育勅語をしっかり読んだことがあるのだろうか」」と指摘した。

 さらに記事は、「ただ、稲田氏の持論は過去の発言とも整合する。2006年9月4日の産経新聞によると同年8月に開催されたシンポジウムでエリートの条件について大学教授の主張を引用する形で言及。

 いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることを挙げ、「そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」と発言している。

 こうした稲田氏の考えが森友学園の教育方針となさなるのは、人脈的にもうなずける。その核にあるのは保守系団体「日本会議」だ。

 同団体は教育勅語を尊重しており、森友学園理事長の籠池泰典氏は同会議の運営委員。

 市民団体「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文氏によると、稲田氏は同会議の友好団体である「日本会議国会議員懇談会」のメンバーで、同懇談会メンバーに安倍晋三首相も名を連ねている。

 ちなみに同首相夫人の昭恵さんが森友学園の運営する幼稚園を訪れ、「毎朝。君が代を歌い、教育勅語、論語などを暗唱」などと教育内容を称賛していたことは周知の事実だ。」と指摘した。

 最後に記事は、「辻田氏は「教育勅語を歴史の一部として扱うことは理解できるが、暗唱させたり、教育の根本に取り入れることは危うい。一部の政治家らが道徳の支えと称賛しているが、教育勅語のあった戦前も凶悪犯罪は少なくなかった」と話す。

 「彼女はこうした思いを抑えられない。そうした人物が内外の注目を浴びがちな安全保障の要職についていることは危うく、資質を問われかねない」として締めくくった。

 読んで驚いた。

 8日の予算委員会で社民党の福島瑞穂議員から問われた稲田氏が、「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、そして高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」と答弁したとのこと。若くて、女性で、弁護士の稲田氏が、こういう思いを抑えられない人だということ、その人物が内外の注目を浴びがちな安全保障の要職についていること、これには驚きと不安を感じた。日本の指導的地位にある人々が、いまだに教育勅語をありがたがっていることに、がっかりした。過去は、学習し、乗り越える対象に過ぎない、と思うのだが。

 日本におけるトランプ現象を目の当たりにしたような気分だ!?


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by sasakitosio | 2017-03-11 07:29 | 東京新聞を読んで | Trackback