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by sasakitosio

マイホーム幻想 < マイホーム獲得しただけでは 幸せは生まれない!確かに!が、マイホーム(家賃を払わなくていい住まい)は老後の暮らしを楽にするみたいよ!!?>

3月8日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週最終回が放映された「お母さん、娘やめていいですか?」(NHK)と、今週最終回を迎える「就活家族」(テレビ朝日系)はよく似た設定のドラマだった。

 夫婦は50代。

 子どもは成人しているが親と同居。

 家族はみな問題を抱えており、特に夫はリストラの瀬戸際にある。にもかかわらず、二つの家族は新居を建設(購入)するのである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「近代文学と住まいの関係を読み解いた秀逸な文学論、西川裕子「借家と持家の文学史」(1998年)の中にドキッとする指摘がある。

 日本の近現代文学には「家を建てたら幸せになると思っていたのに不幸ばかり起こりました」という物語がすごく多いそうだ。

 一例が小島信夫「抱擁家族」(65年)で、ここでは妻の不貞で崩れかけた家族を立て直そうと夫が新居の建設に没入するが、家は結局ムダになる。ドラマと同じ!」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「戦後の住宅政策は「持家こそが幸せの証し」というマイホーム幻想を育て、高度経済成長はその夢を実現させた。

 21世紀の現代でも、新居幻想は生きているのだろうか。

 子どもを家に引きとめたい?

 子どもに家を引き渡したい?

 あるいは、もうこんな形でしかホームドラマは成立しないのかも。

 老後を控えた50代での新居建設(購入)はリスキーに思えますけどね。

 どうせ近い将来、空き家になるのに。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 60代で、子供や孫と同居を考えないで、妻と二人だけの平屋の「居宅」を立てて住んでいる。仕事場と同じ敷地で。職住近接で、通勤にとられる人生の時間が、約3時間節約できている。寿命がその分伸びたような気分だ。

 そして、筆者の指摘する「子供を家に引きとめたい」、「子供に家を引き渡したい」との希望はのっけからなかったが、長く「住宅公団の団地」に住んでいたので、待ったなしの家賃を払わなくていい暮らしが、こんなに「気が楽」だとは思いもよらなかった。

 とくに仕事を辞めての年金暮らしを想像すると、「家賃の支払いがない」老後は楽でいいなあと、思っている。

 確かに、少子高齢化に向かって、若いころの夢であった分譲住宅地に空き家が目立ってきている。その意味では、「どうせ近い将来、空き家になるのに」との指摘は、当たっているかもしれない。

 だから、子供に、マイナスの財産を残さないようにだけは、しなければと思っている。


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by sasakitosio | 2017-03-09 06:16 | 東京新聞を読んで | Trackback