憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

同じ「一」でも「一」違い <我が国・アズ・ナンバーワン」のコーナーに誰がいるか。恐らく、中国とロシアだろう!?>

2月19日付け東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、同志社大教授・浜矩子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「同じ穴の貉の同床異夢。安倍・トランプ会談に関する感想である。この二人は、とてもよく似ている。幼児的だ。間違いなく、他者のために涙を流すことはできないだろう。もらい泣きは大人の感性だ。

 人の足を踏んづけていても、気づきそうにない。痛いと言われれば、そこにあんたの足があるのが悪い、と逆襲しそうだ。どうみても、二人は同類だ。と切り出した。

 続けて筆者は、「どこが同床異夢なのか。

 二人が異なるのは、「一」の一文字を巡ってのことだ。

 トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」という。これに対し、安倍首相は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」であるようだ。「アメリカ第一」と「日本が一番」。

 同じ「一」を前面に出していても、この両者はかなり違う。

 トランプ大統領は、アメリカさえ良ければいい。世界のことなど、どうでもいい。アメリカはアメリカのためにある。アメリカは世界のために頑張らない。要は引きこもり型の貉さんだ。

 他方、安倍首相は世界が好きだ。本年1月、国会開幕時の施政方針演説は、「世界の真ん中で輝く国創り」を語るところから始まった。何かにつけて、「世界一になりたい」という情念が前に出て来る。

 「地球儀を俯瞰する外交」という安倍氏お気に入りのフレーズの背後にも、ナンバーワン狙いの感性が見えている。

 今回の施政方針演説には、次の通りのすごいくだりもある。

 「ASEAN 豪州 インドといった諸国と手を携え、アジア 環太平洋地域から、インド洋に及ぶ、この地域の平和と繁栄を確固たるものとしてまいります」。

 平和を確固たるものにするのは結構だ。

 だが、この鼻息の荒さは何だろう。

 ちなみに「インド洋」への言及が安倍首相の施政方針演説に登場するのは今回が初めてだ。どんどん、世界制覇の野望が広がっているようだ。

 こっちの貉さんは拡張主義だ。」と教えてくれる。

 さらに筆者は、「「アメリカ第一」と「日本が一番」の違いに気づいたところで、もう一つのことにも気が付いた。

 英国のテリーザ・メイ首相は脱EU交渉に臨む基本スタンスとして「グローバル・ブリテン」を打ち出した。英国は、EUという殻から飛び出してグローバル経済の中で生きて行く。そう宣言したのである。

 「アメリカ・ファースト」の引きこもり思考とは対照的だ。

 「グローバル・ブリテン」と「アメリカ・ファースト」が両極だ。世界の国々は、いずれも、この両極のどこかに位置づけることができる。今までのこのように考えていた。だが、これは違うということが分かった。

 「アメリカ・ファースト」のさらに向こう側に、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」がある。実はそういうことなのだと思う。

「 わが国が世界を制覇する」という意識こそ、「わが国は世界とともに生きてゆく」というのと最も遠いところにある認識だ。「わが国第一」よりも、こっちの方が明らかにタチが悪い。

 「わが国・アズ・ナンバーワン」のコーナーには、他に誰がいるか。おそらく、中国とロシアだろう。

 だから、両国と今の日本との間がどうもぎくしゃくする。

 それに引き換え、引きこもってくれる貉さんは、とても都合がいい。

 これで、日米首脳会談で安倍首相があんなにうれしそうだった理由が分かった。」として締めくくった。

読んで勉強になった。

 トランプ大統領が「引きこもり型の貉」で、安倍総理が「拡張主義の貉」との比喩は、当たっているようで面白い。

 「「わが国が世界を制覇する」という認識こそ、「我が国は」世界とともに生きて行く」というのと最も遠いところにある認識だ。「我が国第一」よりもこっちの方がタチが悪い」と指摘、

 「「我が国・アズ・ナンバーワン」のコーナーには、他に誰がいるか。恐らく、中国とロシアだろう。」との指摘、よく理解でき、納得した。

 

 


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by sasakitosio | 2017-02-22 06:23 | 東京新聞を読んで | Trackback