憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「他者と和解できる」価値観<他者に学ぶ好奇心があれば!あらゆることを自分を勘定に入れない悟りがあれば!俺が俺がの「我」を捨てれば!それがなかなか難しい!?>

2月12日付東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「群馬県上野村にある私の家の天井裏に、ムササビがすみついたときがあった。

 ドタバタとうるさいだけでなく、たまっていた塵を集めて、天井板の隙間から私めがけて落としたりするから、結構たちの悪いいたずらをする。

 杉の葉などを集めてきて大きな巣をつくり、子供を育てていたときもあった。これでは追い出すわけにもいかない。山の中の家は、いろいろな生き物たちが忍び込んでくる場所でもあるのだから、それはそれでよいのである。

 村の暮らしで大事なことは何かと聞かれたら、私は「和解すること」と答えるだろう。

 自然とも、人々とも和解しながら暮らす。

 それが村の流儀だ。

 我慢して和解するのではなく、和解できる世界で生きていることを楽しむのである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そんな村で暮らしていると、いま私たちはいろいろなものと和解しなければならないときに、さしかかっていると思えてくる。

 自然を征服しようとした時代から、自然と和解する時代へ。

 人間同士も、対立ではなく和解が必要になっている。

 いろいろな考え方をもっている人たちが対立するのではなく、和解しながら世界を作っていくことが本当は必要だ。

 だが現在の世界は、対立を深める方向に向かっている。トランプ政権の成立は、その象徴だった。

 ヨーロッパでも国家主義政党が力を増し、アジアでも国々の対立が高まっている。

 なぜそういうことが起こってしまったのだろうか。

 その一番の理由は、現代世界が自分たちの利益に基づいて展開していることにある。

 経済活動は自分たちの利益を追求し、国家は自国の利益を拡大しようとする。

 経済活動も国家も、求めているのは自分たちの利益の最大化であり、他者との和解も、和解することによって自分たちに利益がもたらされるかぎりでしか成立しない。

 企業は自分たちの利益を最大化しようとして非正規雇用を増やし,ときには市場の拡大を狙って貿易戦争を仕掛けたりする。そして国もまた、つねに自国の利益の拡大をはかっている。

 現代世界は、そういう構造の下で展開している。

 だからトランプ大統領のいう米国ファースト、米国第一主義は、現代の世界のあり方を正直に表明したものにほかならない。

 ただし、それをむき出しのかたちで言わなければならないほどに、米国の凋落がすすんでいることの証明でもあるのだが。」と指摘した。

最後に筆者は、「私たちはこれから,さまざまものと和解できる暮らし方、和解できる経済活動のかたち、和解できる国の在り方を探っていかなければならない。

 その出発点には、自然との和解やコミュニティーや地域との和解がある。

 そして経済活動は自分たちの利益のためにではなく、よりよき社会をつくるための道具であるということを再認識するとこらから、他者と和解できる経済のかたちを見るけ出していかなければならないだろう。

 もっともそれはソーシャルビズネスとして、すでに芽生え始めているものでもある。

 他者と和解できる国のかたちを含めて、そういうものを見つけ出していかないと、私たちはますます対立の中に投げ込まれてしまうだろう。

 現代の世界の動きは、不気味さをましている。

 作り出さなければいけないのは、他者と和解できる社会のかたちである。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「現在の世界は、対立を深める方向に向かっている。

 トランプ政権の成立は、その象徴だった。

 ヨーロッパでも国家主義政党が力を増し、アジアでも国々の対立が高まっている。」との指摘、

 「その一番の理由は、現代世界が自分たちの利益に基づいて展開していることにある」との指摘、

 「だからトランプ大統領のいう米国ファースト、米国第一主義は、現代の世界の在り方を正直に表明したものにほかならない。ただし、それをむき出しのかたちで言わなければならないほどに、米国の凋落が進んでいることの証明であるのだが」との指摘、等々はよく理解できた。

 深まりつつある対立を、あらゆる地域で、あらゆるタイミングで、あらゆる事柄に、あらゆる人々と、解消するにはどうしたらいいのだろうか。「あらゆることを自分を勘定に入れずに、よく見聞きし、決して忘れない」と宮澤賢治の詩にあるが、どうやったらあらゆる人にこの詩の精神を伝えることができるか? 

 俺が俺がの「我」を捨てて、どうもどうもの「も」で生きよ、と6代目宝井馬琴が言っていた。どうやったらあらゆる人に、この心境を広めることができるか? 
 筆者指摘の「他者との和解できる社会のかたち」をどうやって作るか?人間の向上心、自己保存本能、等の社会発展の源泉を保持したままで!


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by sasakitosio | 2017-02-14 06:15 | 東京新聞を読んで | Trackback