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by sasakitosio

理解できる?壁の建設<ササビの街はずれに「壁」がある、長さ約1.6キロ!写真撮影用だって!へえー!>

2月5日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「その町は、米国アリゾナ州の第二の都市トゥ-ソンの南西約100キロのところに在る。
 ササビという町田だが、サボテンが群生する砂漠地帯に19世帯55人の住居が点在している西部劇の駅馬車の宿場のようなところだ」と切り出した。
 つづけて筆者は、「このササビを訪れたのは昨年10月末だった。トランプ候補(当時)の主張する壁の建設の是非について考えるには一番良い場所だと米国の友人に教えられたからだ。
 町外れにあるメキシコ国境には、高さ3メートル、鉄柱の間隔約20センチほどの柵が近寄る者を威圧するように続いていたが案内してもらった国境監視団体の役員ティム・フォーレイさんはこういった。
 「これは写真撮影用で、一マイル(約1.6キロ)先でなくなっているよ」
 なんでも、オバマ政権が国境警備に力をいれていることを有力者やマスコミに示すために、ある種見世物として建設したものなのだとか。
 「それに,こんな柵は誰でも越えられるよ」
 そういうと、中年のフオ―レイさんはアッという間に策を上ってしまった。事実鉄柱にはそうして登った足跡が無数に残っていた」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「その時だった。柵のメキシコ側で「ダン,ダン、ダン」と銃声が響いた。
 「カルテルの連中だよ。撃っているのは動物か人間かな」
 「フォーレイさんによれば、このあたりはメキシコのマフィア「カルテル」の縄張りで、麻薬類の密輸や密入国を一手に取り仕切っているのだとか。その後フォーレイさんは事務所で自動カメラが捉えた密入国者の映像を見せてくれた。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「それには兵士のような迷彩服姿の屈強な男性の集団役20人が、砂漠の中を大きな荷物を背負って黙々と歩く姿が映っていた。
 「一人訳20キロの大麻とか覚せい剤を背負っている。荷物を背負っていないのはお金を払って密入国させてもらっている連中だ」
 彼らは、柵が無くなっている先から白昼堂々と入り、指定の場所に麻薬や密入国者を届けると、米国の国境警備隊に自首してバスでメキシコ側へ送り返してもらうのだとか。
 「これ5~6回やるとメキシコに御殿のような家が建てられるらしいよ」
 またフォーレイさんは、密入国者が持っていた地図を見せてくれた。それには砂漠地帯にいくつもの印が書き込まれていた。
 「米国の人権団体が、密入国者のために砂漠に水や食料を用意している場所なんだけれど、背後でカルテルが金を出して場所を指定しているんだよ」
 つまり、メキシコからの不法移民は「自由を求めて逃れてくる不幸な人たち」ばかりとは限らないわけで、その意味ではトランプ大統領の壁の建設は理解できないこともないと思った。」として締めくくった。
 読んで勉強になったし、筆者の行動力にも驚きもした。
 「その町は、米国アリゾナ州の第二の都市トォーソンの南西役100キロとところに、ササビという町がある」と、
 「町外れに在るメキシコとの国境には、高さ3メートル,鉄柱間隔約20センチほどの柵が近寄る者を威圧するように続いたが、案内をしてもらった故郷監視団体の役員ティルム・フォーレイさんはこういった。
「これは写真撮影用で、1マイル(約1.6キロ)先でなくなっているよ」」と、等教えてくれる。
 しかし、「これは写真撮影用だって?なんでも、オバマ政権が国境警備に力を入れていることを有力者やマスコミに示すために、ある種の見世物として作ったものだ」とか、
 また「この辺りはメキシコのマフィア「カルテル」の縄張りで、麻薬類の密輸や密入国を一手に仕切っているのだ」とか、
「彼らは柵が無くなってる先から白昼堂々と入り、シテの場所に麻薬や密入国者を届けると、米国の国境警備隊に自首してバスでメキシコ側へ送り返してもらうのだ」とか、等々を聞くと、確かにトランプ大統領のメキシコ国境の壁建設も理解できないこともない、との筆者の考えも、なるほどと思った。
 それにしても、アメリカという国の大きさは、小さな島国で暮らす「日本人」の私には驚きの連続だな!
 
 
by sasakitosio | 2017-02-07 06:07 | 東京新聞を読んで | Trackback