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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

アメリカ的 日本的 <最高権力者に対しても憲法・独立宣言に照らして批判し、行動!アメリカいいね!>

 2月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「トランプ大統領が排外主義、差別主義の政策を次々と打ち出すのをみると、暗たんたる気分になる、
 しかし、司法長官代理から一般市民にいたるまで、さまざまな人々が大統領の暴挙に対して異を唱えていることに、希望を感じる」と切り出した。
 つづけて筆者は、「アメリカという国では、マッカーシズムによる赤狩りや9.11直後の愛国主義の高まりなど、画一主義が猛威を振るうことがあった。
 そうした時代には、アメリカ的でないものを排除する声が高まった。
 真にアメリカ的なるものとは、何か。
 愛国主義に名を借りて自由や多様性を抑圧することではない。
 最高権力者に対しても、憲法や独立宣言に照らして非があるなら、臆せず批判し、それを行動に表すことこそアメリカ的なのだと市民の動きは教えている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「翻って日本はどうだろうか。
 現政権は日本的なるものがことのほか好きなようであり、教育や文化の世界でもこれを称揚しようとしている。
 権力者の非違を批判すれば、半日とレッテルを張りたがる連中もいる。
 その種の人々がありがたがる伝統なるものは、たかだか明治維新の後に政府が国民を統合するためにこしらえた「伝統」に過ぎない。
 日本的という名のもとに世の中をますます息苦しいものにしようとする動きと戦う時である。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「司法長官代理から一般市民に至るまでさまざまな人々が大統領の暴挙に対し異を唱えていることに希望をかんじる」とのこと、
 「最高権力者に対しても、憲法や独立宣言に照らして非があるなら、臆せず批判し、それを行動に表すことこそアメリカ的なのだと市民の動きは教えている」とのこと、等々の受け止め方は共鳴した。
 連日のトランプ大統領のニュースから目が離せない。
by sasakitosio | 2017-02-06 06:41 | 東京新聞を読んで | Trackback