憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

低成長論争 いま問われていることは<大事なのは成長率ではなく豊かさが増すことだ!たしかにたしかに!>

1月31日付朝日新聞朝刊7面に、「波聞風問」という欄がある。筆者は、編集委員・原真人氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「朝日新聞の新年連載「我々はどこから来て、どこへ向かうのか」で私が書いた「「経済成長」永遠なのか」という記事に大きな反響があった。
 賛同の声を沢山いただく一方、批判も各方面から数多く寄せられた。
 もとより問題提起が狙いなので、賛否両論で大いに盛り上がるのは願ったりかなったりである。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「批判者の一人、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆は掲載翌日の同社の賀詞交歓会でこの記事を取り上げ、こう述べた。
 「関単に言うと低成長を容認しろということです。アベノミクスのGDP600兆円という目標を否定する立場をだしている」
 「僕が朝日新聞の低成長の容認論に反論するのは、成長をあきらめていたら日本は国際競争力を失うんじゃないか」(1月18日「新聞情報」)
 ここは説明しておきたいのだが、私は積極的に低成長を奨励しているわけでも、産業革命や国際競争力の向上を諦めろと言いたいわけではない。
 批判論者の中にはこの記事を「成長否定論」と決めつける向きもあるが誤りだ。
 経済成長の効用は私も知っている。
 税収が増え、社会保障の未来が描きやすくなる。
 企業収益が増えて給料が上がるかもしれない。
 成長はあらゆるものを癒す。
 ただ、心地良い高成長を望んだとしても、現実にはなかなか難しくなってきた。
 そこで「とにかく成長を」と無理な政策に走れば、かえって経済にゆがみが生じかねない。
 そう言いたかったのだ。」と指摘した。
 さらに筆者は、「「週刊東洋経済」1月21日号のコラムでこの記事を批判した小島隆夫法政大教授を訪ねて協議した。
 ――食料もエネルギーも無限ではありません。そろそろそれを念頭においた成長論が必要では?」
 「そういう制約がいよいよ問題になれば、市場に警報が出てくる。まだ成長を諦めるのははやすぎます」
 ――とにかくGDPを膨らませよ、という政策に問題はありませんか。
 「私も名目600兆円目標には意味がないと考えている。豊かさを広げる努力をしていく結果、広い意味でGDPが大きくなればいい」
 GDP統計をどうとらえるかという考えに違いはあっても、大事なのは成長率ではなく豊かさが増すことだという点では、私と小峰さんの考えにそれほど違いはないと感じた。」と指摘した。
 最後に筆者は、「20年以上に及ぶ日本の低成長、世界に広がり始めた成長鈍化の波、政府や日本銀行のよる異例の政策の連打と失敗・・・・。
 これだけの現実を見せられたら、「とにかく経済成長だ」という掛け声に違和感を感じるのは当然だろう。
 低成長社会を構想することは敗北主義ではない。むしろ今の政権の方が成長率引き上げにこだわり続けることで、低成長時代に必要な社会制度の再設計から目をそむけているのではないか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「GDP統計をどうとらえるかという考え方に違いがあっても、大事なのは成長率でなく豊かさがますことだという点で、私と小峰さんの考え方にそれほど違いはないと感じた」とのこと、
 「20年以上に及ぶ日本の低成長、世界に広がり始めた成長鈍化の波、政府や日本銀行による異例の政策連打と失敗・・・。これだけの現実をみせられたら、「とにかく成長だ」との掛け声に違和感を感じる」とのこと、
 「低成長社会を構想するのは敗北主義ではない」との指摘、等々はよく理解出来た。
 現状打開には、低成長社会の現実が見えず、過去の成長体験から離れられない、為政者のが目を覚ますか、為政者そのものが交代するしかないような、気がした。
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by sasakitosio | 2017-02-05 09:57 | 朝日新聞を読んで | Trackback(1)