憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

トランプ米政権船出 建国の精神を忘れるな<留学生100万人、移民100万人受け入れている国だよ!>

 1月22日付東京新聞社説に、「トランプ米政権の船出」の事が載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「建国の精神を置き去りにし、世界のリーダーの座も降りるーーー。
 トランプ大統領の主任演説の含意だ。
 米国にも国際社会にとっても大転換の時が訪れた。
 演説は大統領選で訴えたことを基本的に踏襲した内容だ。言葉に発したことよりも、むしろ語られなかったことの意味が重い。
 トランプ氏は「文明国をまとめ上げ、イスラム過激派のテロを根絶する。」と語った。戦後の国際社会を指導してきた米国の指導者らしさがでたのはこれだけだ。」と切り出した。
 つづけて社説は、「逆に、「我々の富や強さ、自信が地平線の彼方に消えていく間に、他国を豊かにしてきた。」と述べたように、世界のために米国が犠牲になってきたと繰り返し主張した。
 その上で、貿易、外交など一切を「米国第一」に進めていくと表明した。これは「パックス・アメリカーナ(米国の平和)」の幕引き宣言に等しい。
 米国が巨大なのは、群を抜いた経済力、他者を引き付けるソフトパワーを持っているからだ。
 世界中の同盟国・友好国と価値を共有する民主主義、人権、法の支配という国家原理のほかに、移民を拒まぬ開放性や自分と違う他者の価値を認める寛容さ、率直さ・・・。
 米国は1776年の建国以来、そうした価値をはぐくんできた。源流は自由と平等をうたった独立宣言だ。建国の精神、理念が巨大な移民国家を束ねてきた。
 米国の国際教育研究所によると、2015~16学年度に米国の大学・大学院に留学した外国人は百万人の大台に乗った。
 米国は世界最大の留学生受け入れ国だ。
 海外からの移民も毎年、百万人以上を受け入れている。留学生と移民だけで岐阜県の人口を超える人々が米国に渡ってくる計算だ。
 米国を目指す理由は人それぞれだが、米国に高い訴求力があるのは確かだ。」と指摘した。
 さらに社説は、「歴代の大統領は就任演説で、この建国の精神に触れながら自分が求める理想をうたい上げた。
 ところが、トランプ演説には言及が全くなかった。これまでも米国の価値を軽んじる言動を繰り返してきたトランプ氏だが、異例のことだ。
 建国の精神が衰えた米国は、求心力を低下させる。
 トランプ氏は「われわれの流儀を誰にも押し付けたりしない。むしろ模範として見習うように、われわれを光り輝かせよう」と語ったが、米国は逆に輝きをうしなうであろう。
それだけではない、理念が力を失えば、国の結束は弱まり、国民も国も自己の利益だけを追うようになるだろう。
 実際、トランプ氏は目先の利益を追い求める「取引外交」を展開し様としている。
 損得勘定に理念は不要なのだろう。
 だが、大国には自律が求められる。
 利己的な行動は摩擦をいたずらに起こし、国際秩序は揺らぐ。
 米国第一主義のありようを変容させるばかりでなく、世界に紛争の種をまく危うさをはらんでいる。
 トランプ路線は「米国を再び偉大にする」という自身の目的にもはずれる。再考を勧める。
 トランプ氏は大統領選で、移民排斥や障害者、女性を蔑視する発言をした。選挙後の米社会は、黒人、ヒスパニック(中南米)系などへの憎悪犯罪(ヘイトクライム)、人種対立が目立っている。
 就任演説で、米国の繁栄と成功で生まれる「新しい国家威信」によって「分断は癒される」と語ったが、そんな簡単なものではあるまい。
 社会の底辺に眠っていた差別意識と偏見をを解き放ったトランプ氏には、それを鎮める責任がある。
 まずは大統領という立場をわきまえ、言動をつつしむことだ。
 女優メリル・ストリーブさんの批判にむきになって反論し、先の記者会見で一部メディアを罵倒した姿を見ると、衝動的で自己制御ができない性格なのかと疑われてもしかたがない。
 そんな人物が核のボタンを預かって大丈夫なのか、と懸念する人はおおいだろう。」と指摘した。
 最後に社説は、「明治維新で近代化の道を歩み出した日本は、「脱亜入欧」をスローガンに国を挙げて欧米文明の導入に精進した。
 戦後は米国主体の連合国軍司令部(GHQ)の下で民主化が図られ、1950年代に黄金期を迎えた米国の豊かな生活に多くの日本国民があこがれた。
 米国を手本にして、その背中を追いかけてきた日本。
 トランプ路線が定着すれば、そんな時代は終わりを迎える。
 モデル不在のまま将来の日本の自画像を描く、という作業が私たちを待っているかもしれない。」として締めくくった。
  読んで勉強になった。
 「米国の国際教育研究所によると、2015~16学年度に米国の大学・大学院に留学した外国人は百万人の大台に乗った。米国は世界最大の留学生受け入れ国だ。」とのこと、
 「海外からの移民も毎年、百万人以上を受け入れている。」とのこと、等々を知ることができた。
 また、「米国を手本にして、その背中を追いかけてきた日本。トランプ路線が定着すれば、そんな時代は終わりを迎える」との指摘、
 「モデル不在のまま将来の日本の自画像を描く、という作業が私たちを待っているのかもしれない」との指摘、ふたつとも当たっていると思った。
 70年余の間戦争なし、内乱なし、の歴史に、われわれ日本人と日本政府は誇りを持つべきではないか。
 世界から戦争をなくし、軍備費をすべて国民の福利教育に使えるような世界めざし、平和憲法を世界へ未来へ繋げたい。日本から世界へ!
 
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by sasakitosio | 2017-01-27 06:25 | 東京新聞を読んで | Trackback